肉球

犬の肉球から出血!?原因・怪我の種類・治療法について解説

愛犬の肉球のトラブルに備えて、正しい知識を身につけましょう。
肉球を怪我してしまった場合の適切な対処法や、予防するための方法を把握しておくことで、愛犬の健康を守ることができます。
本記事では、犬の肉球の役割や構造、トラブルの主な症状や原因、治療方法について詳しく解説します。

肉球の基礎構成

犬の肉球は、前脚と後脚で構成が違います。

前脚

<前脚>
・掌球(しょうきゅう):中心にある大きな肉球
・手根球(しゅこんきゅう):狼爪の少し下にある1つの肉球
・指球(しきゅう):爪が生えている場所にある5つの肉球

犬の前脚には、掌球手根球指球の3つの肉球があります。

掌球は肉球の中心にある大きな肉球で、手根球は犬の手首近くにある肉球です。

一方、指球は爪が生えている場所にある5つの肉球を指します。

これらの肉球を正しく理解し、適切なケアを行うことで、愛犬の健康を守りましょう。

後脚

<後脚>
・足底球(そくていきゅう):中心にある大きな肉球
・趾球(しきゅう):爪が生えているところの4つの肉球

後脚には、足底球と趾球の2つの肉球があります。

足底球は中心にある大きな肉球で、趾球は爪が生えているところにある4つの肉球を指します。

肉球の色

犬の肉球の色は、遺伝的要素が強く影響するとされています。一般的に、幼い頃の肉球はピンク色で、成犬になるにつれて段々と黒くなる犬もいれば、子犬の頃から黒いままの犬もいます。逆に、大人になってもピンク色の肉球を持つ犬も存在します。

この肉球の色の違いは、メラニン色素の量によって決まると考えられています。メラニン色素の量が多い犬ほど、肉球が黒くなる傾向にあるとされています。

肉球の硬さ

犬の肉球は、年齢や生活環境によって硬さが異なることがあります。生まれたばかりの子犬の肉球は柔らかく、成犬になるにつれて硬くなる傾向があります。

また、室内飼いの犬は外の地面に触れる機会が少ないため、肉球の柔らかさに変化がないまま成長することがあります。

一方、よく散歩をする犬は、でこぼことした地面を歩くことが多く、自分の足を守るために肉球が硬くなることがあります。

肉球の骨

肉球には、他の身体の部位と同様に骨が存在します。この骨に沿って腱や靭帯が形成されます。

肉球に関する知識を深めることは、不必要な心配事を減らす可能性があります。

特に、他に犬を飼っている人が身近にいたり、家で2匹以上の犬を飼っていたりする場合、「他の犬と比べてこの子は異なっているけれど、大丈夫かな」といった心配を抱くことがあるかもしれません。

犬にも人と同じように個性があるため、その範囲内であれば、過剰に心配する必要はありません。

犬の肉球の役割とは?

体温調整

犬の肉球は、体温調節の重要な役割を担っています。体温調整は、生きていく上で不可欠な機能の1つです。

人間は、汗をかくことによって体温調節をしていますが、犬はハァハァと舌を出して呼吸することで熱を外に出し、体温を調節しています。

この行動は「パンティング」と呼ばれ、犬にとって重要な役割を果たしています。しかしながら、パンティングだけでは体温を十分に調節できない場合には、肉球から汗を出して調節を行うこともあります。

クッション機能

犬の肉球は、人間が靴を履くのと同じように、クッションのような役割を担っています。

足先を体重からの負担から守り、衝撃を吸収する重要な役割を果たしています。

例えば、犬が大きく飛び跳ねると、足の関節や骨に衝撃がかかりますが、肉球は緩和剤のような役割を担い、その衝撃を和らげることができます。

犬の肉球が正常に機能しなくなると、犬が痛みを感じ、歩行が困難になることがあります。

地面の暑さや冷たさから守る機能

肉球があることで、地面からの熱を感じにくくなり、温度が高い地面でも火傷をしないようになります。

さらに、肉球の裏にある静脈が冷えてしまっても、近くの動脈によって血液を再度温めることができるため、犬は寒い場所でも歩けます。

肉球は犬にとって非常に重要な器官であり、様々な役割を果たしています。

そのため、何か問題があれば、犬の健康に影響を及ぼす可能性があります。しっかりとケアをして、犬の健康を守るようにしましょう。

肉球のよくあるトラブルの原因について

肉球のトラブルには、以下のような原因があります。

火傷

肉球は地面からの熱を感じにくく、ある程度温度の高いところを歩いても火傷をしません。しかし、近年の夏のアスファルトや砂浜は相当な熱を持っており、犬の肉球でも火傷をしてしまうリスクが大いにあります。

軽度の火傷については、氷や保冷剤をタオルに包んで冷やすことができます。ただし、直接肉球に当てることは刺激が強いため、避けた方が良いです。

また、犬が足を引きずる、肉球の色が異常な色に変わる、肉球が腫れている、あるいは肉球に水膨れができているなどの症状がある場合は、火傷が悪化している可能性があります。このような場合は、できるだけ早く獣医師に診てもらうことをおすすめします。

指間炎

指間炎」とは、肉球に起こるのではなく、指の間に起こるトラブルのことです。犬が頻繁に指の間や肉球を舐めることで、この病気を引き起こす可能性があります。

指の間に傷がついていたり、濡れたままにしていたりすると、犬がその部分を舐め、汚れや菌がつき、炎症を引き起こします。

この病気は、犬の足の裏をいつも清潔に保ち、濡れたままにしないことで予防できます。

腫瘍

犬の肉球や指の間にも腫瘍ができることがあります。

肉球を頻繁に舐めたり、化膿している肉球や足を触られることを嫌がったり、腫れるなどの兆候が見られる場合があります。

腫瘍が悪化すると、足を切除することになる場合もあるため、早期発見と迅速な対応が必要です。

無症状の場合もあるため、日常的にマッサージなどをして、異常がないかを確認することが大切です。

犬ジステンバー

犬ジステンバーとは、犬ジステンバーウイルスに感染することによって起こる病気です。このウイルスに感染してしまうと、肉球や鼻の皮膚が硬化し、発熱やくしゃみ、咳、嘔吐や下痢など、さまざまな症状が見られます。

感染して発症してしまうと、根本的に治すという治療法はなく、それぞれの症状を投薬などで緩和する治療を行うことになります。このウイルスは接触感染や飛沫による空気感染をすることもあるため、十分注意が必要です。

これらのトラブルを発見するためのポイントとしては、犬が頻繁に肉球や指を舐めていないかどうかを確認することが分かりやすいのでおすすめです。

犬が肉球を舐めるのはいたって自然なことですが、あまりしつこく舐めたり噛んだりしている場合は、何かトラブルが起きていると考えましょう。

肉球が出血している場合の対処法

犬の肉球に出血が見られる場合は、何かを踏んだことや怪我などが原因である可能性があります。まずは患部を流水で洗い、清潔なコットンでしっかりと押さえましょう。

出血が多い場合は、コットンで圧迫して止血します。深い傷でなければ、出血は数分で収まります。刺さっているものがある場合は、刺激を避けて病院に連れて行きましょう。

犬は肉球からの出血を気にして、舐めたり噛んだりすることがあります。そのため、犬の首周りに合ったエリザベスカラーを家に備えておくことをおすすめします。

怪我や火傷を防ぐためには、散歩の際に犬に靴下を履かせることが効果的です。特に肉球の火傷は、飼い主が注意することで予防できるトラブルのひとつです。

散歩中に何らかのトラブルに気づいた場合は、無理に歩かせたり様子を見るのではなく、抱っこしてすぐに状態を確認してあげてください。

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肉球クリームの使い方

①肉球クリームを塗る前にタオルなどで軽く拭き取り汚れを落とします。

②バームを指で適量溶かします。

③肉球に塗布して肉球を優しくマッサージするようにしてなじませます。

④肉球がしっとりすれば完成です♪

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まとめ

犬にとって、肉球は重要な器官の1つです。

肉球のトラブルを防ぐためには、犬をよく観察して怪我や病気のサインを見逃さないようにすること、可能であれば毎日肉球のケアを行うこと、原因ごとに適切な対処をすること、必要に応じてすぐに病院に連れて行くことが大切です。

愛犬は家族の一員であり、病気や怪我が見つかると心配になるものです。

しかし、飼い主が冷静に対処することで、愛犬の被害を最小限に抑えることができます。

焦りは事態を悪化させる原因になりますので、しっかりと観察し、適切な対処を心がけましょう。

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