肉球

愛犬の肉球の役割は?肉球の構造やトラブル、ケア方法についてご紹介

プニュプニュとした触り心地が何とも愛らしい、犬の肉球。柔らかいい肉球に癒される…と、つい触りたくなる飼い主さんも多いことでしょう。

この肉球、人間に例えると足の裏であると同時に、靴の役割もしています。また、それ以外にもさまざまな働きがある重要なパーツです。

今回は、「肉球」に付いて解説していきます。

犬の肉球の構造とは?

犬の肉球の豆知識

「肉球」は表皮・真皮・皮下組織の3層から構成される皮膚からできています。

最も表面にある「表皮」は硬くて分厚い皮膚で、スパイクのような細かな突起があります。また、表皮の下にある「真皮」と「皮下組織」は、弾性を生み出す脂肪やエラスチン、コラーゲンから構成されており、クッションのような独特の感触を作り出しています。

また、一般的には肉球と呼ばれていますが、正式な名前は蹠球(しょきゅう)といい、場所ごとに名前がつけられています。

肉球は大人になると黒色になることが多いのですが、幼い頃は、ピンク色をしています。肉球が黒くなるのはメラニン色素によるもので、遺伝的にメラニン色素が少ない場合は、成犬になっても肉球がピンクのままのこともあります。

また、赤ちゃんの頃は柔らかく、大人になりにつれて角質化が進み、硬く分厚くなっていきます。しかし、室内飼いで散歩の機会が少ない場合は、屋外の地面からの刺激を受けないため、肉球は柔らかいまま保たれる傾向があります。

肉球は皮膚だけで作られているように見えますが、実は骨があります。この骨に沿って血管や神経が走り、腱、靭帯が作られ、これらを結合する組織によって構成されています。

犬の肉球の役割について

肉球の役割は、主に次の6つだと考えられています。

1.足への衝撃を和らげる役割

クッションのように弾力があり、衝撃を分散させるハニカム構造によって衝撃をしっかりと吸収することによって、足を守っているのです。

飛んだり跳ねたり走ったりと、活発に運動する犬は足に衝撃を受けやすいのですが、足の裏はもとより、関節や骨にかかる負担からも、肉球のクッションがしっかりと守っているのです。

2.体温を調節する役割

皮膚にはエクリン汗腺と、アポクリン汗腺の2種類の汗腺があります。このうち、汗をかいて体温調節をするのが、エクリン汗腺です。人間は皮膚全体にエクリン汗腺が分布しているので、汗による体温調節が可能です。しかし犬の皮膚に分布しているのは、アポクリン汗腺の方です。

発汗機能があるエクリン汗腺は、肉球と鼻にしかありません。犬は汗をかくことでの体温調節ができないので、パンティング(呼吸)という行動で、体の熱を外へと放出して体温を下げています。しかし、パンディングだけでは十分に体温を下げられない場合、肉球から汗をかいて体温を下げる役割を担っているのです。

3.足音を消すこと役割

本来犬は、狩りをする生き物です。獲物に気づかれないように足音を消して、そっと忍び寄る。そんなときに、柔らかな肉球はとても役立つのです。

4.冷たい地面から足を守る役割

犬の肉球は、角質化した分厚い皮で覆われています。このため、地面の冷気でも平気なのです。犬の祖先はハイイロオオカミですが、彼らは寒冷地に暮らしていました。

雪が積もったり、凍ったりした地面でも支障なく走るために、地面の冷気を遮断する必要があったのです。分厚い肉球が、その役割を果たすようになったと考えられています。

5.滑り止めの役割

肉球の表面には、錐のような細かな突起で覆われており、スパイクのようになっています。これがブレーキの役割をしているのです。もともとは寒い地域で暮らしていたので、凍った地面でも滑らないように、このような機能が必要だったと考えられます。

6.センサーの役割

足の裏には神経が走っており、地面からさまざまな情報を感じ取っています。。肉球には人の指先と同じように、神経や血管が分布されています。温度を感じる、触覚・痛覚を感じ取ることができ、肉球を通して地面の状態を感知しています。

犬が肉球をなめる原因

犬のアトピー性皮膚炎の治療

ときどき、犬が「肉球」を舐めている姿をみることがあります。何か理由があるのでしょうか。

1.グルーミング

退屈なときや食後でお腹がいっぱいのとき、眠たくなってきたときなどに、肉球を舐める習慣があるワンちゃんも多いのです。頻繁に舐め続けるようなら別ですが、それほど長時間でなく、元気に過ごしているようなら、あまり心配する必要はないでしょう。

2.ストレス

肉球を舐めることで、ストレスをまぎらわそうとすることがあります。散歩に連れて行ってもらえない、いつも一人でお留守番している、最近あまり構ってもらえないなど、何らかのストレスを感じているのかもしれません。思いあたることがあれば、できる限りストレスの原因を取り除く配慮をし、寛いで過ごせるように環境を整えましょう。

3.病気やケガ

肉球に違和感があり、それが気になって舐めていることがあります。肉球にケガややけどをして痛い、棘が刺さって痛い、腫瘍ができていて気になるなど…。

4.体温が高いとき

犬の体には人間と違って汗をかくための汗腺が肉球にしかありません。そのため体温調節が苦手です。汗腺のある肉球を舐めることで冷却させている場合もあります。

精神的なストレス、ケガや病気による痛みや違和感で、長時間肉球を舐め続けると、炎症の原因になります。放っておくと症状が悪化することもあるので、病院に相談しましょう。

犬の肉球のトラブルとは?

肉球の主なトラブルには、次のようなものがあります。

1.怪我によるトラブル

夢中で遊んでいるときに、急ブレーキや急カーブで肉球が地面と強くこすれて、擦りむくことがあります。

また、散歩中に硝子の破片や尖った物などを踏みつけてケガをすることも。散歩や激しい運動をした後は、ケガをしていなか確認してあげましょう。肉球にケガをすると、その部分から細菌が入って膿むこともあるので要注意です。

2.ヤケドによるトラブル

夏場のカンカン照りの日に、熱いアスファルトや砂浜を歩いたり、人工芝の上で遊んだりしたときに、地面の高温と足の摩擦熱によってヤケドをすることがあります。重症になると、肉球の色が変わる、腫れる、水ぶくれができるなどの症状がでます。

足の裏は地面と接する部分です。ヤケドすると歩くのもつらく、生活の質が著しく下がります。このような症状があれば、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

3.指間炎によるトラブル

指と指の間が炎症を起こす病気ですが、痛みやかゆみを伴います。このため、痛む箇所を舐めたり、かゆい部分を噛んだりすることがあるのです。

4.乾燥やひび割れによるトラブル

皮膚が乾燥すると、ひび割れを起こすことがあります。ひび割れは人間でも痛くてつらい症状ですが、犬も同様です。ひび割れた部分から雑菌が入り込んで炎症や可能などのトラブルに発展することもあります。

乾燥には十分に注意してあげてください。また、甲状腺の病気が原因でも、肉球がひび割れることがあります。

5.犬ジステンパーウイルス感染症によるトラブル

犬ジステンパーでは発熱や嘔吐、下痢、くしゃみなどさまざまな症状があらわれますが、肉球や鼻の皮膚も硬くなります。死亡率の高い感染病なので、ワクチンを接種して予防しましょう。

犬の肉球のケアについて

足を守るなど大切な役割をしている肉球。トラブルから守るためには、正しいケアが必要です。次のような点に気をつけて、肉球のお手入れをしましょう。

1.散歩の後

濡らしたタオルなどで優しく拭いてあげてください。足を拭きながら肉球の様子もチェック。ケガなどのトラブルがないかを確認しましょう。

汚れがひどい場合は、水洗いしてあげてください。この後は水気が残らないようにタオルで水分を拭き取り、指の間もしっかりと乾かしてあげましょう。散歩の後の足の汚れが取れるペット用品も販売されているので、市販の肉球のお掃除グッズを利用するのもおすすめです。

2犬用の保湿クリーム

保湿クリームに違和感があったり、グルーミングをしたりするときに、肉球を舐めることも多いですから、アルコールや化学物質が含まれていると、危険なこともあります。舐めても安全な犬専用のものを使いましょう。肉球をやさしくマッサージしながら塗ってあげると、リラックス効果も高まり、楽しいスキンシップの時間となることでしょう。ただし、クリームを塗りすぎるのは禁物です。塗りすぎてベタベタした皮膚は、雑菌が好む環境の原因となることがあります。

3.肉球の周囲の毛を定期的にカット

毛が伸びすぎて肉球を覆うと、滑りやすくなります。すべると骨折や脱臼などケガの原因になり危険です。また、毛が伸びた部分は汚れが溜まりやすく、雑菌が好む環境です。皮膚炎を起こしやすくなります。

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皮脂の役割でもちもちに保湿

皮脂の役割でもちもちに保湿
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脂質にもっとも近い油と言われており、「セラミド」を補います。

肉球クリームの使い方

①肉球クリームを塗る前にタオルなどで軽く拭き取り汚れを落とします。

②バームを指で適量溶かします。

③肉球に塗布して肉球を優しくマッサージするようにしてなじませます。

④肉球がしっとりすれば完成です♪

肉球クリーム

シアわせのみつろうバーム

まとめ

飼い主にとって、癒やしのプニュプニュである肉球。ただ単にかわいいいだけではなく、さまざまな役割を担う重要な部位です。

大切なワンちゃんが、快適に元気に暮らすために、肉球のケアも十分に行ってあげましょう。また、日々のケアを行っていると、ケガなどのトラブルがあったときにも、素早く気づいてあげられます。

ストレスがたまっているサインの場合もありますから、精神面のケアにも気を配ってあげましょう。

そして、少しでも心配なことがあれば、早めにお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

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