【保存版】犬の療法食は手作りできる!獣医もすすめるごはん術とは?犬のための手作り療法食がすごい理由
愛犬にとって、毎日の食事は元気の源であり、大きな楽しみのひとつです。特に年を重ね、散歩や遊びの機会が減ってきた老犬にとっては、食事が心の支えになることもあります。そんな愛犬のために、手作りごはんに挑戦することは、愛犬の心と体の健康にもつながる素晴らしい方法です。この記事では、手作り療法食の魅力や、獣医師がすすめる理由を、分かりやすく解説していきます。
そもそも療法食ってなに?

療法食とは、特定の病気や健康状態にある犬のために、獣医師の専門的な指導のもとで栄養バランスを特別に調整したフードのことです。一般的なドッグフードとは異なり、病気の進行を抑えたり健康維持をサポートするために、特定の栄養成分が増減されたり、消化吸収しやすく工夫されています。販売は、主に動物病院や獣医師と提携しているペットショップで購入可能ですが、必ず獣医師による診断と指示が必要です。自己判断での使用は、かえって愛犬の健康を損なう恐れがあるため、避けましょう。
療法食が必要になる主なケース
療法食は、主に特定の病気や健康上の問題を抱える犬に対して処方されます。例えば、腎臓病の犬には腎臓への負担を減らすためにリンやタンパク質の含有量が調整された療法食が使われます。食物アレルギーがある場合には、原因となるアレルゲンを完全に排除した療法食が選ばれます。消化器系の疾患を抱える犬には、消化吸収を助けるよう工夫された食事が適しています。ほかにも、体重管理、心臓病、皮膚疾患など、病気や症状に合わせた療法食がありますが、健康な犬に与える必要はないため、必ず獣医師と相談して選ぶようにしましょう。。
犬の手作りごはんのメリットと注意点

愛犬に手作りの食事をあげることには、たくさんのメリットがありますが、注意すべき点もあります。飼い主さんが食材を選び、調理することで、愛犬が何を食べているかをしっかり把握できるのは大きなメリットがあります。しかし、犬に必要な栄養バランスを保つには専門的な知識も必要で、日々の準備には時間と手間がかかることも理解しておく必要があります。
手作りごはんの良い点
手作りごはんの一番の魅力は、愛犬の健康状態や好みに合わせて柔軟に調整できることです。新鮮な食材を選び、人工的な添加物を避けて調理できるため、愛犬に安心して与えられるのも大きなポイントです。また、ドライフードに比べて水分を多く含ませられるため、自然に水分補給ができるのも嬉しいところ。特に食物アレルギーのある犬には、原因となる食材を完全に除去した食事を用意できることは、手作りごはんの優れた部分だと言えるでしょう。ここからは、そんな手作りごはんならではの具体的なメリットを詳しくご紹介します。
栄養管理がしやすい
手作りごはんは、愛犬の体調や、年齢、運動量に合わせて、食事の内容や栄養バランスを細かくカスタマイズできるという大きなメリットがあります。例えば、胃腸の調子が優れない時には消化に優しい食材を中心にしたり、運動量が多い日にはエネルギー源となる炭水化物を増やしたりと、きめ細やかな対応が可能です。市販のフードでは難しい、オーダーメイドの栄養管理ができるのが魅力です。ただし、適切な栄養バランスを維持するために、犬の栄養に関する知識を身につけることが必要です。
安全な食材が使える
飼い主さん自身が食材を選べるため、品質を徹底的に管理できます。無添加で、人間も食べられる品質(ヒューマングレード)の食材を選ぶことで、愛犬に安心して与えることができます。また、旬の食材を取り入れることで、季節感のある新鮮なごはんを楽しむこともできますよ。
水分を多く摂取できる
手作りごはんは、ドライフードと比較して多くの水分を含ませられるため、食事を通して効率よく水分補給ができます。普段あまり水を飲まない犬や、暑い時期、腎臓病などで水分補給が必要な犬にとってもメリット大。。スープ状にしたり、水分量の多い食材を加えたりすることで、無理なく自然に水分補給ができるようになります。
アレルギー対応がしやすい
食物アレルギーがある犬でも、手作りごはんなら原因となる食材を完全に除くことができます。市販のフードでは、アレルゲンが含まれていないかを確認する手間がありますが、手作りであればそのような手間は必要ありません。。そのため、アレルギーのリスクを大幅に減らし、愛犬が安全に食事を楽しむことができます。新しい食材を試すときも、少量ずつ与えて様子を見ることができるためアレルギー対策がしやすい点も、手作りの大きなメリットです。
体臭・口臭・便臭が少なくなる
手作りの食事に切り替えた多くの飼い主さんが、愛犬の体臭、口臭、そして便の臭いが軽減されたと感じています。これは、手作りごはんが愛犬の腸内環境を健康的に整えることにつながると考えられるためです。手作りごはんに水分量が多く、消化しやすい食材を使うことで胃腸への負担を軽減し、腸内環境が整いやすくなり、体から発生する不快な臭いが少なくなる可能性が高まりますよ。
体内環境の改善や老化防止にいい
手作りごはんは適切な食材を選び、バランスの取れた食事を与えることで、腸内環境が健やかに保たれやすくなります。腸内環境が整うと、免疫力も安定し、病気にかかりにくい体づくりや、アレルギーなどのトラブル予防にもつながります。さらに、質の良い栄養をしっかり摂れる手作り食は、体の細胞の健康を守り、老化のスピードをゆるやかにする効果も期待されています。
病気の改善が期待できる
病気を完全に治すことはできなくても、手作りごはんは、特定の病気の治療や症状の緩和を助けることがあります。例えば、尿路結石や膀胱炎の場合、水分量を多く含んだり、体質に合った食材を選ぶことで排泄を促し、結石の排出や炎症の軽減につながることがあります。腎臓病の犬にはリンやタンパク質の制限が必要ですが、手作りであればこれらの栄養素を細かく調整した食事を与えることができます。もちろん、手作りごはんだけで病気が治るわけではありませんが、獣医師の指導を受けながら取り入れることで、治療の効果を高めたり、病気の進行をゆるやかにすることが期待できます。
手作りごはんの難しい点
手作りのごはんにはたくさんのメリットがありますが、続けていくにはいくつかの課題もあります。特に重要なのは、愛犬に必要な栄養素を毎日バランス良く含んだ食事を用意することの難しさです。これには犬の栄養に関する知識が欠かせません。さらに、食材の準備から調理、片付けまでの時間や手間も必要で、日々の生活の中で継続するには計画性と工夫が求められます。作ったごはんは保存方法にも注意が必要で、鮮度を保つための管理が必要です。また、旅行や出張などで愛犬を預ける際に、手作りごはんの対応が難しい場合もあります。ここからは手作りごはんを続けるうえで特に注意したいポイントを具体的に見ていきましょう。
栄養バランスを保つのが難しい
犬が必要とする栄養バランスは人間とは大きく異なります。手作りで、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった必要な栄養素を過不足なく、かつ適切な割合で与えるのは、簡単ではありません。特定の栄養素が足りなかったり、逆に多すぎたりすると、健康を損なう可能性もあります。特にカルシウムやリン、特定のビタミン・ミネラルのバランスは重要で、犬の栄養学を学ぶか、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
調理に時間と手間がかかる
手作りごはんは、食材の買い出し、下準備、調理、片付けまで一連の作業に時間と労力がかかります。忙しい日々の中でこれを継続するのは負担と感じる飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。負担を減らすためには、まとめて作り置きして冷凍保存するなどの工夫が有効ですが、それでも市販のフードに比べれば時間と手間は必要です。手作りごはんを始める際は、ご自身のライフスタイルに合った無理のなく続けられる方法を検討することが大切です。
保存に工夫が必要
手作りごはんは保存料を使用しないため、傷みやすいという特性があります。そのため、安全に保存するための細やかな工夫が欠かせません。数日分を作り置きする場合は、冷蔵または冷凍保存が基本で、密閉容器を使ったり、小分けにして保存したりして鮮度を保つことが大切です。冷凍しても長期保存は難しいため、作った分は計画的に消費するようにしましょう。適切な保存方法を実践しないと、食中毒のリスクも伴うので注意が必要です。
預けるときが困る
旅行や出張などで愛犬をペットホテルや知人に預ける際、手作り食に対応していないケースもありますよね。預け先によっては、衛生や食事管理の観点から、市販のフードの持ち込みを求められたり、手作りごはんを断られたりすることもあります。そのため、事前に預け先の食事に関する方針を確認し、必要に応じて代替のフードを準備するなどの対応が必要になります。
犬に必要な栄養と量

愛犬の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。犬に必要な主要な栄養素は、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、そして水分です。これらの栄養素を適切な量とバランスで摂取することが大切で、不足や過剰は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。犬の年齢、体重、活動量、現在の健康状態によって、必要な栄養素の種類や量は変わります。ここからはそれぞれの栄養素の役割や1日に与える量の目安について詳しく見ていきましょう。
一日に与える量
一日に与える食事の量は、犬によって大きく変わります。目安として考えるべき要素としては、年齢、体重、活動レベル、代謝の速さ、避妊・去勢手術の有無などです。最も大切なのは理想的なボディコンディションを維持できるかどうかです。痩せすぎず太りすぎず、軽く肋骨に触れられる状態が理想とされています。手作りごはんの場合、使用する食材によってカロリーが異なるため、定期的に愛犬の体重や体型を確認し、必要に応じて量を調整することが大切です。
タンパク質について
タンパク質は、筋肉、皮膚、被毛、内臓など犬の体をつくる重要な栄養素です。酵素やホルモンの生成にも関わり、健康維持に欠かせません。犬は肉食寄りの雑食動物で、人間より多くの動物性タンパク質を必要とします。鶏肉、牛肉、魚などは高品質なタンパク源としておすすめ。。手作りごはんでは、これらをバランス良く組み合わせることが大切です。ただし、腎臓病などの特定の疾患がある場合は、獣医師の指導のもとでタンパク質の量や種類を慎重に調整する必要があります。
野菜や果物について
野菜や果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、犬の健康維持や腸内環境の改善に役立ちます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を整える効果が期待できますが、犬にとっては消化しにくいものや、中毒症状を引き起こす可能性がある食材もあるため、与える種類には注意が必要です。例えば、玉ねぎ、ネギ類、ぶどう、アボカドなどは犬にとって有害とされているので絶対に与えてはいけません。食べられる野菜や果物を与える際は、細かく刻んだり加熱したりして消化吸収を助けましょう。適量を守り、与えすぎによる消化不良にも注意が必要です。
炭水化物について
炭水化物は、犬にとって主要なエネルギー源のひとつです。お米や麦などの穀類、じゃがいもやさつまいもなどの芋類が代表的な炭水化物源となります。手作りごはんでは、適切な量の炭水化物を取り入れることで、愛犬に必要なエネルギーを供給し、元気で活発な生活をサポートできます。ただし、与えすぎは肥満につながる可能性があるため、注意が必要です。また、犬によっては穀類アレルギーを持つ場合もあるため、愛犬に合った食材を選びましょう。炭水化物は加熱すると消化しやすくなります。
手作り犬ごはんの食材や調理について

手作り犬ごはんを作る際は、食材選びと調理方法がとても重要です。犬にとって安全で、必要な栄養がしっかり摂れる食材を選ぶことはもちろん、消化しやすい調理を行うことが大切です。味付けは基本的に不要で、人間の食事とは異なる点を意識しましょう。
犬が食べてはいけない食材
人間にとっては問題なくても、犬にとっては中毒や健康を害したりする食材があります。代表的なものとしては、玉ねぎ、ネギ、ニンニクなどのネギ類、チョコレート、ぶどう、レーズン、アボカド、キシリトールなどです。。これらはたとえ少量でも危険なので、間違って与えないように徹底する必要があります。ほかにも、加熱すると鋭く割れて消化器を傷つける恐れのある鶏の骨や、消化しにくいイカやタコなども避けるべき食材です。
与える際に注意が必要な食材
与える量や調理方法に注意が必要な食材もあります。例えばマグロにはヒスチジンという成分が含まれており、犬によってはアレルギー反応を起こすことがあります。加熱することでリスクを減らせますが、魚を与える際は骨を完全に除去することが大切です。乳製品も、乳糖不耐症の犬に与えると下痢を引き起こすことがあるため、ごく少量から様子を見るか、犬用の製品を使うと安心です。また、生の肉や魚には寄生虫や細菌による食中毒のリスクがあるため、加熱して与えることをおすすめします。
食材の切り方や味付けは?
犬のごはんに味付けは基本的に必要ありません。犬は人間ほど味覚が敏感ではなく、素材そのものの香りや旨み、甘みで十分に満足できます。塩分や糖分の過剰な摂取は、犬の体に負担をかける可能性があります。食材は、愛犬が安全に食べやすい大きさに切り、小型犬や早食いの傾向がある犬には、喉詰まりを防ぐため少し大きめに切るか、すりおろすと安心です。また、消化を助けるために、柔らかく煮込むなどの調理法も有効です。
おすすめの食材
手作りごはんには、消化が良く栄養価の高い食材がおすすめです。良質なタンパク質源なら、鶏むね肉やささみ、馬肉、白身魚などが適しています。野菜では、かぼちゃ、さつまいも、にんじん、ブロッコリー、葉物野菜などが使いやすく、加熱して柔らかくすることで、より消化しやすくなります。炭水化物源には、白ごはんやうどんを少量加えると良いでしょう。これらをバランス良く組み合わせることで、愛犬の健康をサポートする手作りごはんを作ることができます。
手作り療法食は可能?市販との違いとメリット・デメリット

愛犬のために手作りの療法食を用意することは可能ですが、市販の療法食とは特徴や作り方が異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。市販の療法食は特定の病気に対応するため綿密に栄養バランスが調整されていますが、手作りの場合はその調整を飼い主さん自身が行わなければいけません。違いを理解した上で、愛犬にとってどちらが最適かを判断することが大切です。
市販の療法食のメリット・デメリット
市販の療法食の最大のメリットは、特定の病気や健康状態に対し、獣医師や専門家によって必要な栄養素が計算され、最適なバランスで配合されている点です。これにより、飼い主さんは栄養計算や食材準備の手間がなく、手軽に療法食を与えることができます。また、製品は品質管理も徹底されているため、衛生面でも安心です。一方で、種類によっては価格が高いことや、犬によっては食いつきが悪い場合があること、さらに特定の疾患に特化しているため健康な犬には向かないといったデメリットもあります。
手作り療法食のメリット
手作り療法食の大きなメリットは、愛犬の好みや体調に合わせて食材や栄養バランスを細かく、柔軟に調整できることです。食物アレルギーがある犬にはアレルゲンを確実に排除した食事を用意でき、食欲が落ちている犬には、香りを良くしたり、好みの食材を取り入れたりすることで、食いつきを改善できることも。新鮮な食材を使用できる点や、水分量を調整しやすい点も手作り療法食ならではの強みといえます。。
手作りの注意点とデメリット
手作り療法食の最も難しい点は、適切な栄養バランスを保つことです。病気によって制限すべき栄養素や必要な栄養素は異なるため、犬の栄養学や疾患に関する専門知識が不可欠となります。誤った栄養バランスの食事を続けると、病状悪化につながる可能性も考えられます。また、食材の準備や調理に手間がかかり、衛生管理にも細心の注意が必要です。自己判断で手作り療法食に切り替えるのではなく、必ず獣医師の指導のもとで行いましょう。
食材の切り方
手作り療法食においても、食材の切り方は愛犬の安全性と消化のしやすさを左右します。消化を助けるためには、小さく切る、細かく刻む、すりおろすといった工夫が有効です。特に咀嚼力が低下した高齢犬や、消化器系の疾患を抱える犬には、より細かく、やわらかく調理したものを与えるのが良いでしょう。食材によっては、繊維質の多い部分を細かくするなど、消化性を考慮した切り方を心がけましょう。
獣医もすすめる!手作り療法食がすごい理由

手作り療法食は、正しく実践すれば多くの獣医師からもおすすめされることがあります。その最大の理由は、愛犬の病状、体質、好みに合わせて、きめ細やかな食事管理ができる点にあります。市販の療法食が合わない場合や、より積極的に食事を通じて病気をサポートしたいと考える飼い主さんにとって、手作り療法食は有効な選択肢となります。
治療と予防を兼ねた「攻めと守り」の食事管理
手作り療法食は、病気の進行をゆるやかにするだけでなく、病気の回復を積極的に後押しし、将来的な再発を防ぐための「攻め」と「守り」を兼ね備えた、食事管理です。愛犬の病気の種類や症状に合わせて、必要な栄養素を積極的に取り入れたり、発症リスクのある食材を制限したりすることで、治療効果を最大限に高めることができます。さらに、体内の酸化を防ぐ抗酸化作用のある食材や、免疫力を保つ食材を組み合わせれば病気の再発予防や長期的な健康維持にも役に立ち、愛犬の体質改善にもつながります。
信頼できる監修・レシピを使えば初心者でも安心
手作り療法食は、栄養バランスの管理が難しそうに感じられますが、獣医師やペット栄養管理士などの専門家が監修したレシピや指導を活用すれば、初心者でも安心して始めることができます。信頼できる情報源のレシピには、犬に必要な栄養素や病状に合わせた食材の選び方・調理方法が具体的に示されており、栄養バランスの偏りを避けつつ、安全で効果的な手作り療法食を愛犬に与えることができるように設計されています。専門家のサポートを得ることで安心感が高まり、手作り療法食へのハードルも下がり、多くの飼い主さんが挑戦しやすくなっています。
犬の手作りごはんを学ぶ方法

愛犬に手作りのごはんをあげたいと思っても、「何から始めればいいの?」と迷う飼い主さんも多いでしょう。手作りごはんを成功させるには、犬の栄養学や安全な食材に関する知識を身につけることが大切です。犬の手作りごはんについて学ぶ方法はいくつかあり、自分に合った方法を選ぶことで、無理なくスキルを身につけることができます。
書籍で学ぶ
犬の手作りごはんに関する専門書やレシピ本は数多く出版されており、独学で基礎から応用まで学ぶのに役立ちます。これらの書籍には、犬に必要な栄養素の種類と量、安全な食材と避けるべき食材、基本的な調理方法、実際の手作りごはんレシピなどが詳しく紹介されています。信頼できる著者や監修者の書籍を選べば、確かな知識を効率的に学ぶことができます。
教室で学ぶ
犬の手作りごはん教室では、専門家から直接指導を受けながら、実践的な調理方法や栄養バランスの考え方などを学ぶことができます。他の参加者と交流することで、情報交換をしたり、学習へのモチベーションを維持することにもつながる場合も。対面で質問できるため、疑問点をその場で解消できるというメリットもあります。
オンラインで学ぶ
最近は、オンラインで学べる講座やコミュニティも充実しています。自宅にいながら自分のペースで学習できるため、忙しい飼い主さんでも無理なく取り組めるという大きなメリットがあります。動画で調理方法を学んだり、オンライン相談で個別の悩みを相談することも可能な場合もあります。オンライン情報は多岐にわたるため、信頼できる運営元や専門家が提供する講座を選ぶことが重要です。
【病気別】手作り療法食の基本レシピとおすすめ食材

特定の病気を抱える犬のための手作りの療法食は、病気の種類によって食事内容を調整することが大切です。ここでは、代表的な病気における手作り療法食の基本的な考え方と、おすすめの食材例をご紹介します。ただし、あくまで一般的な目安であり、必ず獣医師の指導のもと、愛犬の状態に合わせたレシピを作成することが大切です。
慢性腎臓病の犬向け
慢性腎臓病の犬には、腎臓への負担を減らすためにタンパク質とリンの制限が重要です。タンパク質は高品質なものを少量与えることが望ましく、リンが少ない食材には、鶏むね肉、ささみ、卵白などがあります。また、水分摂取量を増やすことも腎臓病の管理において大切です。水分量の多いスープ状にしたり、ウェットな食材を加えることで、無理なく水分補給ができます。カリウムや必須脂肪酸の補給も腎臓の健康維持に役立ちます。
肝臓にやさしい食事
肝臓病の犬には、肝臓への負担を最小限に抑えつつ、肝機能の回復をサポートする食事が必要です。消化の良い高品質なタンパク質を適量与え、脂質の量や種類は、症状に応じて調整します。ビタミンB群や亜鉛など、肝臓の代謝を助ける栄養素も意識的に取り入れましょう。。食材としては、鶏ささみや豆腐、消化の良い炭水化物源に加え、ブロッコリーやほうれん草など抗酸化作用のある野菜もおすすめです。
アレルギー対策の食事
食物アレルギーの犬には、アレルゲンとなる食材を完全に除去した食事が基本中の基本です。獣医師と相談して、アレルギーの原因となっている食材を特定し、その食材を含まない新しいタンパク質源(例:今まで食べたことのない肉や魚)や炭水化物源を選んで調理します。消化しやすいように食材をしっかりと加熱し、細かく刻むなどの工夫が有効です。また、皮膚や被毛の健康をサポートするために、魚油などオメガ脂肪酸を豊富に含む食材を取り入れることをおすすめされる場合もあります。
手作り療法食をはじめる前に!3つの大切なステップ

愛犬のために手作りの療法食を始めるなら、その成功のために押さえておきたい重要なステップが3つあります。これらをしっかり実行すれば、栄養バランスの偏りによるリスクを避け、安全かつ効果的に手作り療法食を愛犬の食生活に取り入れることができます。
① 獣医師に相談する
最初に必ず行うべきことは、必ずかかりつけの獣医師に相談することです。愛犬の病状や健康状態を最もよく理解している獣医師から、手作り食が本当に適しているのか、どのような栄養バランスの食事が必要か、避けるべき食材は何かなど、専門的で具体的なアドバイスを受けましょう。獣医師と連携しながら進めることで、愛犬にとって最善の食事療法が可能になります。自己判断での切り替えは、病状を悪化させてしまうリスクを伴いますので、避けてください。
② 栄養バランスを整える
獣医師から許可と具体的な指導が得られたら、愛犬に必要な栄養バランスについて学び、具体的な献立を考えるステップに進みます。愛犬の年齢、体重、活動量、抱えている病気の種類に応じて、必要なタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの量と比率を把握しましょう。専門家が監修したレシピを参考にしたり、ペット栄養学を学んだりして、栄養バランスの取れた食事づくりの基盤を作ります。必要に応じて、不足しがちな栄養素を補うためのサプリメントの使用も、獣医師と相談しながら検討することも大切です。
③ 変化を記録し、こまめに調整
手作り療法食を始めたら、愛犬の体調、食欲、体重、便の状態などを日々注意深く観察し、詳細に記録することが大切です。こうした記録をもとに、与えている食事が愛犬に本当に合っているか、病状に良い変化があるかを定期的に評価し、必要に応じて食事の量や内容を柔軟に調整していきましょう。さらに、定期的に獣医師の診察を受け、血液検査などで栄養状態や病状を客観的に確認してもらうことも重要です。愛犬のわずかな変化も見逃さず、状況に合わせて食事内容を工夫していくことが、手作り療法食を成功させるための鍵となります。
まとめ

愛犬にとって食事は毎日の大きな楽しみであり、特に年を重ねたシニア期にはその重要性がさらに高まります。手作りの食事は、飼い主さんの愛情を形にしながら、愛犬の健康をきめ細やかにサポートできる素晴らしい方法です。中でも手作り療法食は、病気を抱える愛犬の状態に合わせてきめ細やかな栄養管理ができる大きなメリットがあります。
ただし、手作り療法食を始める際は、犬の栄養学や避けるべき食材などの正しい知識をしっかりと身につけることが不可欠です。そして何よりも大切なのは、まずかかりつけの獣医師に相談し、指導を受けながら進めることです。適切な知識と手順を踏まえれば、手作り療法食は愛犬の健康寿命を延ばし、日々の生活の質を大きく向上させる心強いサポートになります。
愛犬との毎日を、愛情たっぷりの手作りごはんで、より豊かで幸せな時間にしていきましょう。
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