食材

犬はいちごを食べても平気?あげる際のポイントについての解説

犬と一緒に暮らしていると、時には食べ物を分け合いたくなることもあるかもしれませんね。

でも大切な愛犬に何を食べさせていいのか正しい知識を持っていますか?これから美味しくなるいちごについて、犬が食べても大丈夫なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

基本的にいちごは食べさせてもいい果物になりますが、与える量の目安や注意点もあります。

今回は犬といちごについての必要な知識をご紹介します。本記事をぜひ参考にしてください。

そもそも犬にいちごをあげていいの?

犬にいちごをあげていいかどうかの回答をすると、少量であれば問題ありません。いちごは低カロリーでビタミンやミネラルが豊富な健康的な果物なので、犬の健康にも良い影響を与えることがあります。

また水分を多く含むので、犬が水分補給をしたがらない場合などに水分補給の代わりとして役立つこともあります。

ただし、少量であれば問題ないという言葉からも分かるように与える量には注意が必要な果物であり、いちごの成分の中にも注意が必要なものがあります。

犬に与えてもいいいちごの量

犬に与えてもいいいちごの量は、犬の体重によって異なります。

以下で犬種・体重毎に食べれるいちごの量をご紹介します。

・超小型犬(体重1~2㎏以下) 適切な量は1日に半分~1個程度
・小型犬(体重2~10㎏) 適切な量は1日に2~4個程度
・中型犬(体重10~25㎏) 適切な量は1日に4~6個程度
・大型犬(体重25㎏以上) 適切な量は1日に6~8個程度

個数は1個あたり約15gの分量です。与えるときは、いちごをよく洗ってヘタや種を取って与えるようにしましょう。

上記はあくまで目安であり、個体差や体質などもあるので愛犬の反応を見ながら量を調整することが重要です。初めて与える場合には少量から始めて、犬の体調を確認しながら与えるようにしましょう。

犬にいちごを与えるときの注意点

犬にいちごを与えても大丈夫なことは分かりましたが、与える量だけでなく与えるには他にも注意点があります。

甘くて美味しいいちごを食べて気に入ってしまうと、いつも食べているご飯を食べなくなったり、偏食や好き嫌いなどの影響が出ることもあります。

その他の注意点についても以下でご紹介していきます。

キシリトール

いちごはキシリトールを含む果物です。キシリトールを犬に与えると犬は中毒症状を引き起こすというイメージをお持ちの方も少なくないと思います。

いちご1粒に含まれるキシリトールの量としては微量なので、食べ過ぎない限り中毒症状を引き起こす可能性は低いですが、食べる量によっては体の中でインスリンが分泌されて低血糖や肝障害などの中毒症状を引き起こす可能性もあるので食べすぎにはくれぐれも注意して下さい。

アレルギー

実はいちごはバラ科の果物です。バラ科のアレルギーを持っている場合は、いちごを食べるとアレルギーを引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。

これまでに同じバラ科の果物のりんご・さくらんぼ・梨などでアレルギーを発症したことがある場合は、いちごでもアレルギーを引き起こす可能性が高いため食べさせるのは控えるようにしましょう。

その他にもいちごを食べて嘔吐や下痢があった場合は動物病院に相談するようにしましょう。

糖分

いちごには自然に含まれる果糖とブドウ糖によって甘味がありますが、過剰に与えると犬の体重増加や糖尿病のリスクを高めることがあります。

また、いちごを加工して作られた製品には、砂糖などの糖分が多すぎるくらい含まれている場合があります。

砂糖などの添加物は犬にとって消化が難しく、過剰に摂取すると消化不良下痢などの消化器症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。また糖分の摂りすぎは肥満の原因にもなります。

いちごの主な栄養素・成分

いちごには美容や健康にも嬉しい栄養素や成分が含まれています。人にとってはもちろん良い効果が得られる食材と言えますが、犬に対しても良い効果をもたらしてくれる食材です。

主な栄養素・成分はビタミンCペクチンアントシアニンです。この3つの成分についてどんな良い効果をもたらしてくれるのか以下で詳しくご紹介していきます。

ビタミンC

ビタミンCは様々な健康効果が期待できる栄養素の1つです。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち老化を防ぐ効果や免疫機能を強化して病気にかかりにくくなる効果があります

その他にもコラーゲンの生成を促進する効果があり、コラーゲンは皮膚や骨、軟骨などの組織を構成する重要なたんぱく質であり、健康な体を維持するためにも欠かせません。

鉄吸収の促進にも役立っており、貧血の予防や改善にも繋がります。

ペクチン

ペクチンは、腸内環境を改善する効果があり、腸内の善玉菌の増殖を促進し悪玉菌の繁殖を抑え便通を改善する効果もあります。

その他にも血糖値の急激な上昇を抑える効果やコレステロール値を低下させる効果も期待できます。

ビタミンCと同様にペクチンには免疫力を高める効果もあり、ペクチンは腸内細菌によって分解されることで炎症を抑える効果もあります。ただし、過剰摂取は消化器症状を引き起こすことがあるため、適量な摂取にしましょう。

アントシアニン

アントシアニンは、眼の健康維持に効果があるとされており、網膜の保護作用があるため眼の疲れの改善に良いと言われています。

ビタミンCとの相性が良く、相乗効果で強力な抗酸化作用が期待できます。体内の活性酸素を除去することによって老化や病気の予防・元気の維持に繋がります。

その他にも血管を強化する効果もあり、血管内皮細胞の保護作用によって動脈効果のリスクを低下させたり、炎症を抑える効果なども期待ができます。

こんなときは犬にいちごを食べさせないこと

ここまでいちごの嬉しい効果についてお伝えしてきましたが、いちごを食べない方がいい犬がいることもまた事実です。

その1つが糖尿病の犬。いちごは糖分の多い果物なので糖尿病の犬が食べてしまうと、血糖値を上昇させ健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

その為、いちごを食べることは控えるべきだと言われています。その他にも以下でご紹介します。

バラ科の果物やカバノキ科の花粉に対するアレルギーをもつ犬

バラ科の果物やカバノキ科の花粉に対するアレルギーを持つ犬は、いちごに対してもアレルギー反応を起こす可能性が高いです。

これは、バラ科の果物(いちご、ラズベリー、ブラックベリーなど)とカバノキ科の花粉が同じアレルギー反応を引き起こす物質を含んでいる為です。

犬がこれらの果物や花粉にアレルギー反応を示した場合、いちごを含むバラ科の果物を与えることは避けましょう。

犬が食べた後に異常な反応(かゆみ、皮膚の炎症、腹痛、嘔吐、下痢、呼吸困難など)が現れた場合も、速やかに獣医師に相談するようにしましょう。

子犬や老犬

消化機能が未熟な子犬や消化機能が衰えている老犬は、いちごを食べることで下痢消化器症状を引き起こす可能性があります。

これは、いちごに含まれる食物繊維や果糖が、消化器官に負担をかける為です。そのため、特に子犬や老犬には、いちごをなるべく与えないようにすることが望ましいと言えます。

消化機能が正常な成犬でも、過剰ないちごの摂取は下痢や嘔吐の原因となる場合があるため、注意が必要です。

犬に苺をあげるときのポイント

犬のいちごをあげるときには以下のポイントに注意しましょう。

適量を与える

本記事でご紹介した量を参考に食べ過ぎにならないようにしましょう。

犬に与えても良いいちごの量はこちら

洗ってから与える

農薬や化学物質などが付着している場合があるので必ず洗いましょう。

種やヘタなどを取り除く

できれば種やヘタは取り除きましょう。取り除かないと消化器官に負担がかかる場合があります。

小さく切る

喉に詰まらせることがないように特に小型犬は小さく切ってあげましょう。

まとめ

これからが旬のいちご。とっても美味しい時期になり、愛犬にもちょっとおすそわけしてあげたいですよね。

本記事でご紹介したように犬にいちごを与えることはNGではありませんが与えるにも注意が必要な食材です。

糖尿病やアレルギーのある犬や子犬・老犬にはいちごを与えるのは控えたほうが良いですが、その他の犬であれば適量を守って与えれば、健康維持の観点からも嬉しい栄養素・成分を含んでいる果物です。

ただし食べ過ぎは肥満や中毒症状の可能性も否定はできないので何度も言いますが適量で、愛犬といちごのおいしさを楽しむようにしてくださいね。

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