しつけ

犬の無駄吠えのしつけはどうしたらいいの?原因や対策をご紹介!

愛犬が無駄吠えをするので困っている。飼い主さんから相談の多いお悩みの1つです。

散歩中に通行人にいきなり吠えたり、チャイムに反応して吠え続けるなど人の目も気になり愛犬の吠えるという行動がストレスや不安になってしまうこともありますよね。

吠えるという行動は犬にとっては正常の行動であり、もちろん悪気があってしているわけでもありません。

犬からすると吠えにはちゃんとした理由があります。

愛犬がなぜ吠えているのか?その理由を知ることで吠えの原因を取り除いたり、事前に対策することで少しずつ無駄吠えは減っていきます。

今回は犬が吠える理由や原因、無駄吠えの対策などを解説していきます。

今は無駄吠えのしつけグッズも多くありますが、対処を誤ると愛犬との信頼関係にひびが入ってしまうこともあるため、慎重に進めるようにしましょう!

目次
  1. そもそも犬の無駄吠えとはどんなもの?
  2. 犬が吠える理由~10の種類~
  3. 無駄吠えのしつけをする前のポイント
  4. 吠えの種類ごとの対策や注意点
  5. こんな時は?どんな理由で吠えているの?~シーン別に解説~
  6. 無駄吠えをやめさせるには?具体的なしつけのまとめ10選
  7. やってはいけないしつけは?無駄吠え防止グッズは使わない方がベスト!
  8. まとめ

そもそも犬の無駄吠えとはどんなもの?


無駄吠えとは一体どのような吠えのことを指しているのでしょうか。

犬が吠えるという行動自体は正常なことであるため、吠えることをゼロにするのは困難であり犬の生態上望ましくありません。

そのためすべての吠えが無駄吠えではないことをまず理解することが大切です。

無駄吠えとは、飼い主さんや近隣の方、他人に迷惑がかかるほど犬が吠えてしまうことを指しています。

その無駄吠えの大半にも理由があるため、理由を理解して対策やしつけを行うことによって改善が見込めます。

犬が吠える理由~10の種類~


では、犬が吠える理由はどんなものがあるのでしょうか。1つ1つ以下で詳しく解説します。

なぜ愛犬が吠えているのかをまずはしっかり理解していきましょう!

要求や自己主張による吠え(要求吠え)

一般的にもっとも多いのが、要求や自己主張をする時にしている要求吠えです。
『ごはんちょうだい!』『遊んで!』『お散歩行きたい!』など犬の要求を飼い主さんに伝えようとして吠えているケースです。
そのため要求吠えの場合は、飼い主さんに向かって吠えていることが多く飼い主さんがごはんを食べていたり、
人と話をしている、愛犬のごはんやおやつを手に持っているときなどによく見られます。

警戒や恐怖、縄張り意識による吠え(警戒吠え)

来客や宅配など家に入ってくる人に対してよく見られるのが警戒吠えです。
散歩中に出会った人や他のわんちゃんに対して吠えているのも警戒吠えであることが多く、急な物音や気配に対して吠えることもあります。
『自分の縄張りに入ってくるな!』『この人は敵ではないか?』『誰かいるの?』『怖い』などの縄張り意識や警戒・恐怖で吠えているケースです。

不安や寂しさによる吠え(不安吠え)

不安や寂しさによって吠えているケースもよく見られます。
飼い主さんが不在の時やかまってもらえない時などに『早く帰ってきてほしい!』『かまってほしい・・』『1人にしないで!』というような気持ちを吠えで表現しています。
子犬の場合はまだ1人に慣れていないことが多いため不安吠えが見られるのは一般的ですが、飼い主さんと離れることに極度の不安を示したり、
飼い主さんが不在にするとずっと吠え続けているなどが見られる場合は『分離不安症』の可能性も考えられます。

遊びたい気持ちや興奮状態による吠え(興奮吠え)

遊びたい気持ちや興奮状態によって吠えるケースもあります。飼い主さんだけでなく他のわんちゃんと遊びたい時も同様です。
吠えることによって『遊ぼうよ!』と誘っているんですね!
飼い主さんが帰ってきて嬉しい時や大好きな遊び・おやつをもらえる時にテンションや気持ちが高ぶって喜びを表現するために吠えることも興奮吠えにあたります。

音や状況に対する反射的吠え(反射吠え)

警戒吠えと類似していますが、音や状況に対して反射的に吠えることもあります。
玄関のチャイムがなった時や急に大きな音がした時に見られます。
特にリラックスしている時にいきなり音がなったりすると、驚きで反射的に吠えることが反射吠えにあたります。

苦しさや痛みなどによる吠え(体調不良吠え)

体調不良による苦しさや痛みによって吠えていることもあります。
その場合は、吠えるというよりも鳴いているという表現に近いかと思いますが、体調が悪いことを飼い主さんに伝えようとしたり、痛みで吠えてしまったりすることがあります。
そういった場合はいつもと様子や吠え方が違う場合が多いので、いつもと違うと感じたらまず獣医師に相談するようにしましょう。

遠吠え

犬の本能的な吠えである『遠吠え』。
中には遠吠えしない犬もいますが、他のわんちゃんの遠吠えや犬の遠吠えの周波数に近いパトカーや救急車のサイレンの音が聞こえると『わおーん』というように長く響くような声をあげることが『遠吠え』です。
もともと遠吠えは狼である頃から遠くにいる仲間とのコミュニケーションのために行うものとされており、犬の本能的な行為にあたります。

気質によるもの

犬種によってはそもそもの気質により吠えやすい犬もいます。
ハウンド種であるダックスフンドやビーグル、テリア種であるミニチュアシュナウザー、牧羊種であるジャーマンシェパードなどがその種類にあたります。
これらの犬種はもともと人の生活に役に立つために吠えることを強化された犬種であるため、吠えやすいとされています。

成長期の環境が原因のもの

成長期に人やほかの犬との関わりがあまりに少ないと刺激不足により、人や他の犬に過剰に反応し吠えやすくなります。
こういった場合、音や気配にも非常に敏感です。

飼育状況の現状が影響するもの

室内ではずっとサークルやケージの中に入れられていたり、人や他の犬とのふれあいが少ない、お散歩でのにおいや音など周りの刺激を受ける機会が少ないと無駄吠えが多い傾向が見られます。
そういった環境がストレスになっていたり、犬は人間のように話すことができないため、吠えることで身近な存在である飼い主さんとコミュニケーションを取ろうとしているのです。

無駄吠えのしつけをする前のポイント


無駄吠えのしつけを行う前に大事なポイントを以下で解説します。

愛犬がなぜ吠えているのかまず理由を理解することが大事

犬が吠える理由はさまざまですよね。嬉しい・楽しい・怖い・悲しい・痛いなど自分が感じている感情を飼い主さんに吠えることで伝えようとしています。
基本的に理由もなく吠えている犬はいないということです。
無駄吠えの改善には愛犬がなぜ吠えているのかの理由を理解することがなによりも近道です。
まずは叱るのではなく理解することから始めましょう。

吠えなくてもいい環境にできないか模索する

愛犬が吠える理由が理解できたらまずは吠えなくてもいい環境にできないか模索することが第1ステップです。
例えば窓から見える通行人に吠えているのであれば、カーテンを閉めて見えないようにする。
インターホンなどの音に反応しているのであればインターホンの音を小さくしてみるなど吠えなくてもいい環境にできることは些細なことでも模索してみましょう。

自身の考えを変えることで解決ができる場合もある

そもそも論になりますが、愛犬の無駄吠えは本当に問題なのかということです。
もし散歩中に通行人に吠えてしまった場合、相手の方に愛犬が怖がりで吠えてしまっていることや謝罪をすることで理解してくれて問題にならない場合も多くあります。
飼い主さん側で解決できることであれば愛犬をしつけるよりも解決をした方がいい場合もあるのでその点は上手に見極めることが大事になってきます。

吠えの種類ごとの対策や注意点


無駄吠えのしつけのポイントが分かったところで、それぞれの吠えの種類ごとの対策や注意点を以下で分かりやすく解説していきます。

愛犬がどの吠えをしているのかを見極めた上で実践してみましょう。

要求吠え

要求吠えの対策は基本的には無視することです。目線も合わせないように。
要求吠えをしている最中に『ちょっと待ってね』などの声掛けや対応をしてしまうと、吠えたら相手にしてもらえると学習してしまい、
要求吠えをさらに悪化させてしまうので注意しましょう。
根負けしそうになる場合は『あ、』と言って一度部屋を退出することも有効です。
吠えると飼い主さんがいなくなってしまうと学習するためです。
その場合退出する時間は1回30秒くらいにして、吠えるたびに繰り返すようにしましょう。
要求吠えをするわんちゃんは欲求不満であることが多いため、たくさん遊んであげたり構ってあげる・好きなおもちゃを与えてあげるなど日頃から欲求を満たしてあげることも要求吠えの予防になります。

警戒吠え

警戒吠えの対策は、愛犬がなにに警戒しているかによって異なります。それぞれのケースごとに対策をご紹介します。

インターホン
インターホンに警戒吠えをする場合は、インターホンが鳴ると楽しいことがあると覚えさせることが有効です。
たとえば、インターホンが鳴るとおやつなどのご褒美を与える=インターホンが鳴るとご褒美がもらえると学習させます。
またインターホンの音を録音して慣れさせるための練習を行うのも1つの手です。

外の人や物音
外の人や音に反応して警戒吠えをしている場合は、カーテンを閉める・窓を閉めるなど視界から見えなくすることやおやつやおもちゃなど愛犬の意識を別のものに向けさせるのも有効です。
普段から音に慣らす訓練をしてできたらご褒美をあげたり、愛犬が安心できるケージやサークルなどに慣れさせておくといざという時にそういったハウスに入ると落ち着くことがあります。

来客
来客に対して警戒吠えをする場合は、可能であれば外で一緒にお客様をお出迎えをして先に家に入ってもらうと知らない人が自分のテリトリーに入ってきたという感覚が少ないので吠えないことが多いです。
外でのお出迎え以外では、愛犬が落ち着くまで無視して待つようにしましょう。
愛犬が落ち着いたタイミングでお客様におやつを与えてもらい警戒の気持ちを和らげてあげるようにすると効果的です。

愛犬が自由に動けるスペースを広くしてしまうと自分のテリトリーが広くなり警戒をしやすい環境になってしまうので、自由に動けるスペースを狭くするのもおすすめです。

不安吠え

不安吠えの対策は、基本的には愛犬が1人でも楽しい時間を過ごせるようになることが第一です。
不安吠えの場合は改善するまでに時間を要するかもしれませんが、少しずつ1人の時間を楽しめるようにとことん付き合ってあげましょう。
まずはおやつを入れることができるおもちゃを使って時間をかけて楽しんでもらっているうちに離れる練習から始めてみると良いでしょう。
ただし最初は数秒から始め、吠えてしまう前に戻ることが重要です。
離れてもすぐに戻ってきてくれるということを学習すれば吠えも徐々に改善していきます。
ただし、極度に不安を見せる場合は『分離不安症』の可能性があるため、その場合は無理せず獣医師など専門の方に相談するようにしましょう。

興奮吠え

興奮吠えの対策は、興奮の対象が飼い主さんなのかそれ以外かによって対応が異なってきます。
基本的に愛犬が興奮状態の時に一緒の反応をしたり、対応するとさらに興奮吠えが強くなる可能性が高いので反応を示したり、叱ったりせず落ち着くまで待つようにしましょう。

吠えの対象が飼い主さんの場合
興奮吠えをしている間は目線を合わせず無視・無反応に徹しましょう。
興奮が落ち着いたら対応するようにすると興奮状態の時は相手をしてもらえないことを学習します。

吠えの対象が飼い主さん以外の場合
1番は吠えている対象から離れるようにするのがベストです。
離れて飼い主さんの話を聞けるようになってからお座りやふせなどの覚えているコマンドで声掛けをし、できたら思う存分褒めてあげるようにしましょう。
それを繰り返し行うことで飼い主さんに意識を向けることでいいことがあると学習するようになります。

体調不良吠え

体調不良で吠えている場合は、対策うんぬんではなく真っ先に病院に連れていくようにしましょう。
吠え方がいつもと違う、急に吠えることが増えた、食欲・元気がないなどいつもと違う様子が見られたらまず獣医師に相談することが大切です。

遠吠え

本能的な吠えである遠吠えの場合は、すべてを根本から解決するのはなかなか難しいですが、遠吠えと周波数が近いサイレンが原因で遠吠えをしている場合は防音グッズを使用しその音を聞こえにくくしたり、別の音を鳴らしてその音の影響を受けにくくするのが有効です。
またはおもちゃやおやつなど別のものに気を引かせると効果がある場合もあります。
遠吠えをしている原因がストレスや運動不足によるものであれば、お散歩の時間を増やす・ドッグランに連れていく・たくさん遊んであげる・おもちゃを与えるなどストレス発散をすることで解決に繋がることがあります。

こんな時は?どんな理由で吠えているの?~シーン別に解説~


犬が吠える理由や対策が分かってきたところで、さらに分かりやすく具体的にシーン別に詳しく見ていきましょう!

家の前を通った人に対して吠える

この場合は2通り考えられ、縄張り意識から自分のテリトリーに知らない人が入ってきていることを警戒している場合と好奇心で興味を持っている場合が考えられます。
警戒している場合は優しく『大丈夫だよ』と安心させてあげると落ち着くことが多く、好奇心の場合はカーテンなどで見えないようにしてあげると落ち着くことが多いですよ!

インターホンが鳴ったら吠える

インターホンが鳴るのは予知できないため、いきなり鳴った音で驚き・警戒して本能的に吠えることが多いです。
事前にインターホンの音量を小さくしておくと反応を軽減することができる場合もあります。
また、インターホンの音よりも夢中になるものがあると吠えないことが多いため、事前に来客などが分かっている場合はおやつやおもちゃを渡しておくのも効果的です。

家に人が来た時に吠える

この場合も2通り考えられ、自分の縄張りに入ってきて警戒している場合とその人を歓迎して遊んでほしいと要求または挨拶している場合が考えらえます。
警戒している場合は優しく声掛けをして落ち着かせたり、要求吠えの場合は基本的には反応せず吠えても遊んでもらえない(意味がない)と学習させることが大切です。

散歩中に通行人や他の犬に向かって吠える

散歩中の吠えは、他の人や犬が怖くて吠えている場合と他の人や犬に挨拶している、気を引きたい場合に吠えていることが多いです。
怖がっている場合は散歩コースを変更してみたり挨拶や気を引きたくて吠えている場合は相手が通り過ぎるまでリードを短くして持ち愛犬が落ち着くのを待つようにしましょう。

ケージやサークルなどに入れると吠える

この場合は、ケージやサークルに慣れていなくて怖いという表現で吠えていたり、もっと遊びたいと要求していたり、ケージやサークルが嫌・トラウマがあるなど複数の理由が考えられます。
慣れていない場合は、まずは短時間ずつ入れて慣れさせていくこと。
もっと遊びたいと要求している場合は、納得いくまで遊んでその欲求を満たしておく。
ケージやサークルが嫌・トラウマになっている場合はその要因を払拭することが大切です。
たとえば長時間放置しない、トイレには定期的に行かせるなどあくまで放置しないようにしましょう。

留守番をしていると吠える

飼い主さんの留守中に吠える場合は不安な気持ちから吠えていたり、留守中に物音が聞こえて警戒して吠えていることが多いです。
留守番に慣れていない場合は、留守番に慣れるように少しずつ練習をしておくことが大切です。
また可能な場合は知り合いやペットシッター、ペットホテルの一時預かりなどを利用して吠えなくてもいいようにしてあげるのも1つの手です。
留守番に慣れるまでは防音カーテンをするなど防音対策をしておくと周りへの迷惑も最小限にできます。

無駄吠えをやめさせるには?具体的なしつけのまとめ10選


これまで無駄吠えの種類ごとの対策やシーンごとの対策をお伝えしましたが、無駄吠えに対する具体的なしつけ10選を以下にまとめてみました。

愛犬が無駄吠えをする際に以下のしつけの中から状況に応じて試してみてくださいね!

無視・反応しない

基本になりますが、無駄吠えには『無視』『無反応』が有効です。
犬は物事の前後に起こったことを関連付けをし学習しています。
たとえば吠えたらおやつがもらえた経験をすると吠えるとおやつがもらえると学習してしまうということです。
目が合うだけでも吠えたら反応してもらえると認識するので、徹底的に目線を合わせず『無視』『無反応』に徹することが大切です。
そうやっているうちに『吠えても意味がない』ということを学習させます。
吠えが落ち着いたら対応したり、おやつなどを与えるようにしましょう。
静かにしたら対応してもらえた!おやつをもらえた!と学習すると自然に吠えることが少なくなってきます。

無気をそらす・嫌いな音を鳴らす

やや上級テクニックにはなりますが、愛犬の気をそらすために嫌いな音を鳴らして気をそらすという手もあります。
その場合はその音を出しているのが飼い主さんであることに気付かれてはいけないことや鳴らすタイミングが重要になります。
缶やペットボトルなどを使って大きな音を出すことで吠えると嫌なことがあると学習させるテクニックですが、飼い主さんが音を出しているとばれたり、タイミングを誤ると逆効果になる場合もあるため注意が必要です。

環境や状況に慣れさせる

吠える理由によっては環境や状況に慣れさせるというのも1つです。
たとえば不安で吠えている場合は『離れる→吠える前に戻る』を繰り返して飼い主さんが少し離れても必ず戻ってきてくれるという安心を学習する必要があります。
すぐには直らないことが多いので根気強く繰り返し行う必要はありますが、後々のことを考えると環境や状況に慣れてもらえた方が楽なことも多いです。
その他にはインターホンに反応して吠えている場合、インターホンが鳴ると同時におやつをあげるなどして『インターホン→吠える』のではなく『インターホン→いいことがある』と学習させることが有効です。
お散歩中に他の犬に吠える場合は、散歩のコースや時間を変えて吠える相手に出会わないようにするのが1番です。
吠える→相手を追い払えたという成功体験があるとより吠えが増す場合があるためです。
どの場合もすぐに改善するものではなく根気強く訓練が必要ですが、愛犬のためにもコツコツ実践してみましょう。

コミュニケーションをたくさんとる

コミュニケーションをたくさんとるのも無駄吠えのしつけにおいて重要なことです。
急に無駄吠えがひどくなったり吠えている理由がよく分からない場合、ストレスを感じていることにより吠えていることも考えられます。
そういった場合はたくさんコミュニケーションをとってあげたり、散歩の時間を長くしたり、ドッグランに連れていくなどストレスを発散させることで改善する場合があります。
無駄吠えの対策でなくても愛犬とのコミュニケーションをとることやストレス発散は大切なので定期的に行うようにしましょう。

興奮させない・テリトリーを大きくしない

興奮吠えの場合は、あらかじめサークルやケージに入れて必要以上に興奮させないようにすることが重要です。
警戒吠えの場合、特に家の中を自由に動き回れるようにしていると家の全体を自分のテリトリーであると認識してしまい警戒が強くなる場合が多いので家の中で動き回れるスペースを狭くしておくことやサークルやケージを利用するなどテリトリーを大きくしないことも重要です。

欲求を満たす

対策としてはコミュニケーションをたくさんとることと似ていますが、犬は本能的に噛む欲求や運動欲求がある動物のため、その欲求が満たされていないと無駄吠えが多い傾向にあります。
そのため日頃から運動を行う(散歩の時間を多くする・ドッグランなど)ことや噛んでもいいおもちゃを与えておくなど欲求を満たしてあげることで無駄吠えの予防に繋がります。

ルールを教える

犬は私たち人間のように話すことができません。
そのためなにがだめなことで、どうしたら自分の要求を聞いてもらえるのかなど理解をしていません。そのためルールを丁寧に根気強く教えてあげることが大切です。
たとえば、お座りしたらおやつがもらえる・吠えなかったら飼い主さんが遊んでくれるなど一貫性があるルールを教えてあげるようにしましょう。
そうしていくうちに学習し自然に精神的にも落ち着いてきます。

パターンを変えてみる

犬は自分にとっていいことが起きることを自然と覚えている傾向があります。
たとえば『ごはんの前に吠える』という場合です。
犬にも体内時計があると言われていて、食事の時間が毎日同じだとその時間を覚えるようになります。
そのためごはんの前に吠える場合は、いつものパターンを覆すのも1つの方法です。
ごはんの時間をずらしてみたり、ごはんを準備しても時間をあけてから与えるなど変化をつけると効果的です。

急な環境変化には注意する

私たち人間もそうですが、急に環境が変わると戸惑いますよね。
犬も同じで急な環境の変化はストレスになったりパニックになったりしてそれが吠えに繋がる場合があります。
とは言っても環境の変化は生活するうえでつきものなのですべて避けることはできませんが、たとえば引っ越しと転職が重なり、生活環境が変わった上に飼い主さんの留守が多くなる場合などは二重で負担がかかる形になります。
そのため可能であればそれぞれのタイミングをずらしたり、事前に訓練や準備を行うなどの配慮が必要です。

トレーニングを行う

子犬の無駄吠えにはしつけとしてトレーニングを行うのも効果的です。
生後3〜13週の子犬は社会化期と呼ばれており、好奇心旺盛な時期なので見たもの、触れたもの、聞いたものをどんどん吸収・学ぶことができます。
その時期にトレーニングを行うことで子犬自身が学んだことを柔軟に受け入れるのでしつけがスムーズになることが多いです。
そのためこの時期にトレーニングができる場合は一緒に生活するうえでのしつけを教えておくことをおすすめします!

やってはいけないしつけは?無駄吠え防止グッズは使わない方がベスト!


無駄吠えのしつけに限らず、やってはいけないしつけは『大声で叱ること』や『力任せに従わせる』ことです。

そういったしつけの仕方は愛犬との信頼関係にひびが入るだけでなく逆にエスカレートさせてしまう可能性が高いです。

また無駄吠えのしつけ用グッズとして電流が流れる首輪や振動する首輪、臭いスプレーなどがありますが、一時的に吠えなくなってもそういったグッズは愛犬に恐怖を植え付けるだけで、信頼関係にひびが入ったり、ストレスや恐怖で逆効果になったりと良いことは1つもありません。

そういったグッズを使うのではなく上手にできた時のご褒美や他のものに気をそらすなどのしつけ=良いことがあると覚えさせるといいですよ!

それでもなかなか直らないなどで悩む時は獣医師やトレーナーなどに相談するようにしましょう!

犬の無駄吠えにはしつけ教室を利用するのもおすすめです!

まとめ

今回は犬の無駄吠えについて解説しました。

犬のしつけ全般に言えることですが、犬が行うすべての行為に必ず理由が存在します。

無駄吠えにもさまざまな理由がありましたよね。

まずはなぜ愛犬が無駄吠えをしているのか理解をすることから始めて、今回ご紹介した注意点やポイントを踏まえて対策を実践してみてください。

すぐに直ることはないかもしれませんが、根気強く愛犬と向き合うことで少しずつ落ち着いてきます。

吠えは愛犬からのメッセージであると捉えて、その声に耳を傾けてあげてください。

犬のしつけは、上手にやろう!という姿勢よりも愛犬を理解しようとする方がうまくいきますよ。

愛犬との生活が楽しくよりよいものになりますように!

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