愛犬の涙やけとは?症状や原因、家庭内でできる対処法まで分かりやすくご紹介!
犬の涙やけを心配して、毎日拭き取りをしている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
段々と被毛が変色してくるので気になる症状です。とはいえ「何が原因か分からない」「どう対処したらよいの?」という方も多いでしょう。
犬の涙やけはさまざまな原因が考えられ、そのままにしておくと病気につながる可能性があります。
この記事では、涙やけの症状や原因、治療法、家庭内でできる対処法や予防法を解説します。
また後半では「涙やけのケアにおすすめのアイテム5選」や「涙やけにおすすめのドッグフード5選」も紹介する内容です。
涙やけの理解を深め、愛犬の健康をサポートしていきましょう。
犬の涙やけとは?
犬の涙やけとは、涙が溢れることが原因で「目の下の被毛が赤茶色に変色してしまうこと」です。「涙やけ」自体は病気ではなく、涙により変色した状態のことを指します。
なぜ無色透明の涙が赤茶色になるかというと、涙に含まれる鉄分が酸化したり、細菌が繁殖したりするからです。
涙は常に一定量分泌されています。まばたきにより眼球全体へ広がり「乾燥や傷から角膜を守る働き」をしてくれるのが特徴です。
通常は鼻涙管(鼻につながる管)を通り鼻腔から喉へと排出されますが、何かしらの原因で涙が溢れてしまい涙やけの原因になります。
中には、生まれつき涙やけしやすい状態の犬もいますが、成長するにつれて症状が出てくる場合もあります。
鼻涙管の詰まりや生活習慣など、さまざまな原因が考えられますが、いずれにしても適切なケアが大切です。
涙やけしやすい犬種
涙やけはどの犬種でも起こる可能性はありますが、以下の犬種は比較的涙やけが起こりやすいといえます。
・トイプードル
・マルチーズ
・パグ
・シーズー
・チワワ
・柴犬
・ミニチュア・ダックスフンド
トイプードルやマルチーズは、涙が鼻腔へ流れるときに通る「鼻涙管」が生まれつき狭かったり閉じていたりすることが多く、涙やけを起こしやすい犬種です。
また、シーズーやパグ、チワワなどの短頭種(頭蓋骨に比べ鼻が短い犬種)は、目が外に張り出しているので、傷が付きやすく涙が出やすい犬種といえます。
まぶたが内側に巻き込む「眼瞼内反症(がんけいないはんしょう)」にもなりやすいので注意しましょう。
柴犬やミニチュア・ダックスフンドは、アレルギーを起こしやすい犬種です。アレルギーを起こすと、涙の量が増え涙やけの原因になります。
犬の涙やけの原因
犬の涙やけにはさまざまな原因があります。物理的に傷が付くこともあれば、病気が原因で涙やけになることもあるでしょう。
たとえば、何かしらの原因でアレルギーを起こしたり、まつ毛が目に当たって涙が出たりなどです。
それぞれ対処法が異なるので、涙やけが起こっている原因を見極めることが重要になります。
もちろん動物病院で検査をしてもらうことも大切ですが、涙やけの原因を把握しておくと、ケアをするときの参考になるでしょう。
アレルギーで目に炎症が起きている
食べ物や花粉、寄生虫などによりアレルギーを発症し、涙が増えてしまうことがあります。
アレルギーを起こすと「鼻炎や結膜炎」により涙が増えたり、全身の毛が変色したりすることもあるので、症状をよく観察することが大切です。
中でも注意したい原因は「食べ物によるアレルギー」といえます。注意したいのが、穀物によるアレルギーと牛肉・鶏肉によるアレルギーです。
犬は穀物に含まれる植物性タンパク質を消化する「アミラーゼ」が少ないので、体に蓄積しアレルギーを発症する可能性があります。
・かゆみ
・脱毛
・下痢・嘔吐
などの症状が出るので、食事内容の改善が必要です。
また、牛肉・鶏肉でもアレルギー症状が出ることがあり、穀物アレルギーと症状は大きく変わりません。
動物性タンパク質は犬に必要な栄養素なので、他のフードで摂取させる必要があります。
比較的アレルギーが起こりにくい「ラム肉」や「魚肉」などを原料にしたフードに変えてみると良いでしょう。
鼻涙管が詰まっている
鼻涙管が詰まり、涙がうまく排出されなくなる病気を「鼻涙管閉塞」と呼びます。
排出されない涙が目から溢れ、涙やけの原因になる症状です。鼻涙管の太さや形は個体差があるので、生まれつき未発達で流れにくかったり詰まっていたりすることもあります。
涙やけでもっとも多い原因といわれており、マルチーズやトイプードルによく見られます。
また、生まれたときには機能していても、後天的に詰まるケースがあるので注意しましょう。
たとえば、炎症や異物、外傷によるものが考えられます。涙やけ自体に痛みを及ぼす症状はありません。
しかし、常に濡れていることで「細菌感染による皮膚炎」が起きることもあるので、気を付けて見てあげましょう。
目の中に異物が入っている
犬も人間と同じように、ゴミやホコリなど異物が入ると、排出しようと大量の涙が分泌されます。
また異物以外では、タバコの煙で涙が止まらなくなることもあるでしょう。それが原因で涙やけになってしまうことがあります。
また、被毛やまつ毛が原因で涙やけになるケースもあります。被毛による原因は毛が生え変わる「換毛期」によるものです。抜け毛が目に入り涙が出ることがあります。
まつ毛が原因のケースは、まぶたの裏にまつ毛が生える「異所性睫毛(いしょせいしょうもう)」やまつ毛が目の方向に生える「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」の2つです。
いずれも、まつ毛が目の表面に当たり、涙が出ることで涙やけの原因になります。
涙が多いときは、目に異物やまつ毛が入っていないか確認してみましょう。
マイボーム腺機能に異常が起きている
マイボーム腺とは「目の表面をコーティングする脂」を分泌するまぶたの縁にある腺のことです。マイボーム腺が適切に働くことで、目の乾燥や涙が溢れるのを防いでくれます。
マイボーム腺機能の異常には「マイボーム腺機能不全」や「マイボーム腺炎」などが考えられるでしょう。
マイボーム腺機能不全は、瞬きが完全にできないと発症しやすく、シーズーやパグ、チワワなどの短頭犬種でよく見られる症状です。涙に脂質が足りずにこぼれ落ちることで、涙やけの原因になります。
加齢やホルモンバランスにより発症する場合もあるので、老犬も注意が必要です。
マイボーム腺炎は、細菌感染やマイボーム腺の詰まりにより炎症が起きます。
細菌感染による炎症を「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼び、マイボーム腺の詰まりによる炎症は「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」です。
いずれも、炎症を起こした箇所がイボのように腫れる場合があるので、よく観察しておきましょう。
体内の水分が足りていない
「体内の水分不足で涙が出る」と聞くと、違和感を感じる方もいるかもしれません。
犬は、体内の老廃物をおしっことして排出します。しかし、水分不足では十分な量のおしっこが出ません。
そして、体内に老廃物が蓄積されると病気の原因になるので、涙として排出しようとします。
水分不足を見極めるには、おしっこの量や色を確認してみましょう。少量の濃いおしっこをしていて、涙をたくさん出していたら、水分不足が原因かもしれません。
もしくは、首の後ろ側を軽く引っ張り、離してみてください。元に戻るのに2秒以上かかる場合は脱水症状の可能性があります。
もし水分が足りていないなら、十分な量の水を飲ませてみてください。水分不足が解消されて涙やけが緩和するかもしれません。
犬を動物病院に連れていくべき涙やけの症状
動物病院に連れていくべき涙やけの症状は以下のとおりです。
・目ヤニがどろっとしている
・角膜が傷ついている
・目やまぶたが炎症している
涙が溢れ目ヤニがどろっとしている場合は、細菌感染により「涙のう炎(涙のうや鼻涙管の炎症)」や「鼻涙管閉塞」を起こしている可能性があります。いずれも鼻涙管が詰まる原因になる病気です。
また、まつ毛が目に当たって涙やけになっている場合も、動物病院で処置をしてもらったほうが良いでしょう。
放置していると、角膜に傷が付く恐れがあり「角膜潰瘍(かくまくかいよう)」につながるかもしれません。
まぶたにあるマイボーム腺の異常で炎症を起こしている場合も、早めの処置が大切です。悪化すると、目の眼圧が上がることで発症する「緑内障」になる可能性があります。
涙やけは、病気により発症することもありますが、涙やけが原因で病気になることもあるので、日頃のケアが大切です。
多くの可能性があるので、紹介したような症状が見られる場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。
犬の涙やけの治療方法
涙やけはどの犬にも起こりうる症状ですが、病気が原因の場合は動物病院で診察を受け、治療してもらうことが大切になります。
なぜなら、病気が原因の涙やけを放っておくと症状の悪化や病気の併発が考えられるからです。
犬は病気に気付きにくいので、日頃からよく観察することが大切です。
ここで紹介する病気の症状があるときは、迷わずに動物病院へ連れていきましょう。
早期発見ができると、完治までの期間も短くなるかもしれません。
アレルギーの場合
花粉やハウスダストなど環境性のものや、食事によるものなど、アレルギーの種類によって治療方法が異なります。
花粉やハウスダストが原因の場合「抗アレルギー薬」の投与が中心ですが、症状を和らげることが目的なので完治はできません。
アレルギーの完治を目指す場合は、アレルゲンを体内に少しずつ注射し慣れさせる「減感作療法」を行います。
食事が原因のアレルギーは、原因となる食物を特定して避ける必要があります。
そのために行われるのが「除去食試験」です。6〜8週間程度アレルギー反応が起こりにくい食事で過ごし、症状が改善するか見ていきます。
改善したことが確認できると、アレルギーの原因となる食べ物を与えて症状の再発を見る「食物負荷試験」を行い、食物アレルギーであるかを判断する流れです。
アレルギーの原因が分かれば、食事に気を付けることでアレルギー反応を防げるでしょう。
鼻涙管閉塞の場合
鼻涙管閉塞が疑われる場合、まず原因を確認します。
結膜炎や腫瘍など、病気が原因であれば目薬や内服、注射等の治療を行います。
病気が完治すれば、鼻涙管が通るかもしれません。
病気でない場合は、まず鼻涙管の通りを確認する「フローレステスト」を行います。目に入れた染色液が鼻から出てくれば鼻涙管は通っていますが、詰まっている場合は出てきません。
そのときは「涙管洗浄」を行います。涙管洗浄とは、麻酔をかけて「生理食塩水を鼻涙管に注いで洗浄する治療」です。鼻涙管を通すには効果的な治療ですが、再発する恐れもあります。
また、もし生まれつき「涙点がない」「鼻涙管が塞がっている」という場合は、外科手術を行うのも一つの方法です。
眼瞼内反症の場合
眼瞼内反症の治療は、内側に入り込んだまぶたに生えているまつ毛を抜いたり、目の形を整えたりする治療法があります。
また一時的な対策としては、眼球に当たっているまつ毛を抜くことや、眼軟膏を使い眼球への刺激を弱めるなども有効です。
生まれつきや外傷により、まぶたが入り込んでいる場合は「外科的な治療」も検討します。
余っている皮膚を一部切除したり、糸を使いまぶたを寄せたりして位置を調節する方法です。
切除範囲の調節が難しいので、外科手術の経験が豊富な動物病院の受診をおすすめします。
眼瞼内反症は、治療が遅れると「角膜炎」や「角膜潰瘍」になる恐れがあるので、早めに病院で治療を受けましょう。
マイボーム腺機能不全の場合
マイボーム腺機能不全を治療するには、マイボーム腺の詰まりを取り除く必要があります。
そのための治療が「マイボーム腺圧出」です。マイボーム腺を圧出して詰まった分泌物を絞り出すことで、症状を緩和させます。
その他に、眼瞼を蒸しタオルで温めて分泌物を溶かす方法や、清潔なコットンで拭き取る方法、開口部を開く方法なども効果のある治療方法です。
蒸しタオルで温める方法は「花粉症の時期や炎症を起こしているとき」は行わないようにしましょう。
マイボーム腺圧出以外の方法は、基本的に自宅で飼い主が行います。
いずれの方法も一度で完治する治療ではないので、毎日継続して行うことが大切です。
家庭内でできる犬の涙やけの除去方法
家庭内で犬の涙やけを除去するときは、赤ちゃん用の洗浄綿やコットン、ガーゼを専用の化粧水で濡らし、外側から拭き取ると良いでしょう。
コットンなどが目に入ると角膜を傷つける可能性があるので、注意しながら優しく拭き取ることが大切です。
また、涙やけの部分が炎症を起こしているかもしれないので、あまり擦りすぎないようにしましょう。
拭き取る際に、ホウ酸水を使うのも効果的です。ホウ酸水とは、目薬にも使われる自宅で作れる成分で「刺激が少ないうえに殺菌効果もある」洗浄液です。
作り方は、まず精製水を60℃に温め煮沸消毒したボトルを用意します。後は、お湯とホウ酸を入れて溶かし、冷ますと完成です。
冷蔵庫に保存して2週間以内に使い切りましょう。注意点は「涙やけの部分に傷がある場合」は使ってはいけないことです。
以上の方法でこまめに除去してあげることが大切です。
涙やけで濡れた状態のまま放置すると、炎症の原因になります。とはいえ、涙やけの除去は一時的なケアに過ぎません。
涙の量が多かったり他に症状があったりする場合は、動物病院で見てもらいましょう。
犬の涙やけの予防方法
日頃のケアを丁寧に行うことで、犬の涙やけは予防できることがあります。
涙を拭きとったり毛をカットしてあげたりなどで、毎日お手入れをしてあげるとよいでしょう。
また、生活環境を整えアレルギーに気を使ったり、ストレスが溜まらないようにすることも、涙やけの予防に効果的です。
ここでは、涙やけを予防できる理由や具体的な方法を、それぞれ解説していきます。
普段の生活に取り入れられることばかりなので、できることから始めてみましょう。
こまめに涙を拭きとる
涙やけは、細菌の繁殖や涙の鉄分が酸化することにより起こります。
毛の色が変色する前に、こまめに涙を拭き取ると涙やけを予防できるでしょう。
前述したように、コットンやガーゼに専用化粧水やホウ酸水をつけて拭いてあげます。
目の周りの皮膚は薄いので、優しく拭いてあげるのがコツです。また、拭き取る際に目の周りや眼球に異常がないかチェックしておきましょう。
涙を拭き取るのは「1日に一度」など決めず、こまめに拭き取ることが大切です。細菌は増殖スピードが早いので、時間が経つにつれて倍々に増えていきます。
変色の原因や衛生状態の悪化につながるので、こまめに拭き取ることを習慣にしましょう。
目の周りの変色した毛をカットする
変色した毛をそのままにしておくと、涙やけの色が濃くなります。
そのため、まずは目の周りの変色した毛はカットしてあげましょう。
カットの際は、目に当たらないようにしっかりと押さえておくのがポイントです。
カットしやすいトリミング用のハサミや、先端が丸まっているハサミを使えば切りやすくなります。
また、目の周りの毛が長いのも涙やけになりやすい原因の一つです。定期的にカットしてあげると涙やけの予防になります。
日頃からお手入れをしてあげると、目の異常があるときに気付きやすくなるでしょう。
自分でカットするのが不安な方は、トリマーさんにお願いすると安心してお手入れができます。
生活環境を整える
アレルギーが原因の涙やけを予防するには、なるべくアレルゲンに触れないように生活環境を整えることが大切です。
・毎日掃除機や拭き掃除をする
・ダニよけスプレーなどを使う
・犬の使う布団や服を洗濯する
・空気清浄機を使う
など、日頃からアレルゲンを除去する対策が有効です。
花粉が原因の場合は、花粉が増える時期や、13〜15時頃の花粉が多い時間帯に散歩を控えると症状の緩和につながります。
また、草むらの少ない散歩コースに変更するのも良いでしょう。
帰宅時は、飼い主と犬どちらも花粉を落として入室するのも有効な対策になります。
それでもアレルギー症状がひどくなる場合は、動物病院に連れていきましょう。食物アレルギーなど、他の要因があるかもしれません。
ストレスを発散させる
ストレスを溜めると、ストレスホルモンの分泌により新陳代謝が悪くなります。
すると、体液の流れが悪くなることで老廃物が蓄積し、涙やけの原因になることがあるので注意が必要です。
特に運動不足はストレスの原因になるので、一緒に遊んだり散歩に連れていったりして、十分な運動をさせてあげるとよいでしょう。
また、室内環境にストレスを感じている場合もあります。ストレスの原因として考えられるのは以下のとおりです。
・環境変化
・音
・臭い
・明るさ
犬は嗅覚や聴覚、視覚が人間より優れているので、ちょっとしたことにもストレスを感じます。
室内環境が犬のストレスになっていないか見直してみましょう。
また、知らない人が頻繁に訪れたり、飼い主の機嫌が悪かったりしても犬のストレスになることがあります。
犬と遊ぶ時間を確保したり、ストレス解消のおもちゃを与えたりして、ストレスを発散させてあげましょう。
犬の涙やけは食事も大きく影響している!
涙やけは犬の健康状態にも関係しています。品質が良く腸内環境を整えてくれるドッグフードを食べると、健康になることはもちろん、涙やけにも良い影響があるでしょう。
犬により合うドッグフードは異なりますが、全般的にいえることは「消化しやすい」「無添加」「質が高い」などのドッグフードがよいといえます。
それぞれ具体的に解説するので、ドッグフードを選ぶ際の参考にしてみましょう。
消化の良いドッグフードを選ぶ
消化の良いドッグフードを選ぶ理由は、犬への負担が少ないうえに老廃物が溜まりづらくなるからです。
老廃物の少ない涙はさらっとしていますが、老廃物が多いとドロッとした涙になり細菌が繁殖しやすくなります。
涙がドロっとしていると「鼻涙管が詰まる原因」にもなるので、老廃物が溜まらないようにすることは大切です。
消化のよいドッグフードには以下のような特徴があります。
・良質な動物性タンパク質を使っている
・腸内環境に良いオリゴ糖や食物繊維などが入っている
・食べやすいサイズ
主原料には、消化に時間のかかる穀物より肉類を使っている方が消化がしやすくなります。
また、オリゴ糖や食物繊維などは、善玉菌のエサになる大切なエネルギー源です。
他には、さつまいもやじゃがいもなども、食物繊維が豊富に含まれています。
ドッグフードのサイズも消化に関係する要素です。
たとえば、小型犬に大きめのドッグフードを与えると、食べづらくて丸呑みをしてしまい、消化がしづらくなります。
ドッグフードを選ぶ際は、原料やサイズに注目して消化しやすいタイプを選択しましょう。
無添加のドッグフードを選ぶ
無添加のドッグフードは犬の健康をサポートしてくれるので、涙やけにもよいと考えられるでしょう。
素材にこだわったものや、信頼性が高いドッグフードが多いのも特徴です。
しかし、無添加と記載があるドッグフードにも「添加物が入っている」可能性があります。
それは、以下のうち1種類を使っていても「無添加ドッグフード」と記載できるからです。
・人工添加物
・保存料
・着色料
・香料
完全無添加を確認するには、パッケージ裏の原材料表を確認しなければいけません。
そもそも添加物は「栄養を補う」「風味や色味をつける」「品質を保つ」など、さまざまな目的で使用されます。
そして、使用される添加物と使用量は、農林水産省と環境省により制定された「ペットフード安全法」により定められているので、一定の安全性は確保されています。
しかし「エトキシン(抗酸化剤・殺菌剤)」や「BHA、BHT(酸化防止剤)」は避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、ペットフード安全法で使用基準が規定されているからです。
このような理由で、無添加のドッグフードであっても「原材料表を確認して購入したほうが安心」といえます。
質の良いドッグフードを選ぶ
前項までに紹介した「消化に良いドッグフード」「無添加のドッグフード」も質の良いドッグフードに該当しますが、ここではその他の特徴を紹介します。
質の良いドッグフードの特徴は「原材料が細かく記載してある」「ヒューマングレードの記載がある」などです。
ドッグフードの中には「穀類」や「豆類」などのように、具体的な材料名が記載されていないケースがあります。
そのようなドッグフードは、信頼性が低いことに加え、アレルギー対策もしづらいのでおすすめできません。
具体的な材料名も記載してあるドッグフードを選びましょう。
ヒューマングレードとは、人間用の食品と同等基準レベルの「高品質な原材料が使われている」という意味です。
とはいえ、記載するための明確な基準があるわけではないので、原材料は必ず確認しましょう。
また、ヒューマングレードのドッグフードは、栄養素に気を使い低温調理されていることや、製造過程が追跡できるようになっている場合が多く見られます。
犬の涙やけにおすすめのアイテム5選
涙やけは原因を突き止め改善することも大切ですが、同時に毎日のケアも重要です。
体に良いサプリメントや、変色部分の拭き取りに効果的なアイテムを使えば、症状が良くなるかもしれません。
ここでは「高品質なサプリメント」や「涙やけのケアに便利なアイテム」を5つ紹介します。
それぞれの特徴や使い方、おすすめの理由を詳しく解説する内容です。涙やけのケアに役立てていきましょう。
ビオワンファイン
ビオワンファインは「動物看護師」と「管理栄養士」の共同開発から生まれた高品質なサプリメントです。
保存料・防腐剤・着色料が入っていないうえ、全犬種、全年齢に対応しています。
良質な素材を使用しているので、人も食べられる「ヒューマングレード」のサプリメントです。
ビオワンファインがおすすめな理由は「腸内の健康維持」に有効な5つの成分が含まれているからです。
成分・特徴
乳酸菌(EC-12)
高濃度凝縮した乳酸菌・小腸までいき届き腸内環境をサポート
青パパイヤ粉末
消化を促す酵素が入っている・ビタミンC・E、葉酸が豊富
β-グルカン
体内では作られない成分・免疫力の健康維持をサポート
ビール酵母
タンパク質、ビタミン類、食物繊維が豊富・必須アミノ酸9種類が含まれている
グルコサミン
関節軟骨の土台となる成分・健康な関節の維持をサポート
このように、幅広い目的の健康維持に役立ちます。
「腸内環境・免疫の健康を維持して欲しい」「元気な体を維持して欲しい」という方におすすめのサプリメントです。
ジョンポールペット 耳&目ウェットシート
ジョンポールペットの耳&目ウェットシートは、耳や目の掃除専用に作られたウェットシートです。
その特徴は、マイクロファイバーによる「抜群のクレンジング効果」と、アロエベラエキスの「高い保湿力」が期待できるところです。
また、シートが乾いてきた場合でも、軽く水分を含ませると成分が復活します。
使い方は以下の通りです。
1.キャップを外して透明シールを剥がす
2.ロール中央部のウェットシートをつまみ出す
3.キャップを再度装着させ真ん中の穴からウェットシートを出す涙やけのケアに使用するときは、繊維に沿って破り、指に巻くと使いやすくなります。
繊維の細かいマイクロファイバーを使用しているので「力を入れずに優しく撫でるだけで汚れを拭き取れる」魅力的なアイテムです。
ポチタマのぱっちり 涙やけクリーナー
涙やけの拭き取りにおすすめなのが「ポチたまのぱっちり 涙やけクリーナー」です。
OHマイナスイオン水や銀イオン、4種類のハーブが配合されています。各成分に期待できることは以下のとおりです。
成分・特徴
OHマイナスイオン水、銀イオン
・体内の活性酸素に作用・殺菌、消臭、洗浄効果
ヒース
・抗菌効果・美白成分
エキナセア
・抗ウイルス作用・免疫の活性化、花粉症対策
アイブライト
・疲れ目、充血、結膜炎などの緩和・花粉症のかゆみを緩和
セイジ
・活性酸素を抑える抗酸化作用・かぜ予防や精神バランスを整えるなど
使い方は、商品スポイトを使い涙やけの箇所に液を付け、なじませた後にコットンなどで軽く拭き取るだけです。
この流れを2回行いますが、2回目は液をなじませた後2〜3分おいて拭き取るとより効果があります。
日頃から涙やけのケアを行っている方や、毛の変色が気になる方におすすめの商品です。
GENDAI アイリスポイント
GENDAIのアイリスポイントは、被毛の部分的な変色をソフトに取り除いてくれる、犬猫どちらにも使える除去剤です。
毎日のケアに使用することで、徐々に毛の色が改善される可能性があります。
使い方は、コットンなどに適量含ませ、変色部分に優しく塗ります。
その後30分以内を目安に時間をおき、ぬるま湯で拭き取るだけです。変色の程度により1日1〜3回程度使用します。
一度で改善されるものではないので、変色が改善されるまで毎日使用しましょう。
注意点は、被毛が白色以外の犬に使用する場合「脱色作用により変色するかもしれない」ことです。
はじめは、あまり時間をおかずに拭き取るようにしたほうが良いかもしれません。
ペッツルート 涙やけローション
ペットルートの涙やけローションは、毎日行う涙やけのケアに使えるアイテムです。
特徴は「長野県伊予の天然水」を使用し無添加で作られているので、目に入っても安心なところです。
さらに、ラクトペルオキシダーゼ(抗菌酵素)や、ラクトフェリン(抗菌タンパク質)が配合されているので、目の周りを清潔に保てます。
使い方は、ローションをコットンなどに適量付け、汚れに馴染ませて拭き取るだけです。
面倒なつけ置き時間がなく、目の周りのマッサージにも使えます。国内産の原料なので、毎日のケアに安心して使用できるアイテムです。
犬の涙やけにおすすめのドッグフード5選
犬の涙やけを改善するには、体の中から健康になることが大切です。
良質な素材を使ったドッグフードで健康の土台を作れば、涙やけが改善されるかもしれません。
質の悪いドッグフードを食べていると、老廃物の蓄積や食欲の低下、病気の原因など、さまざまな悪影響が考えられます。
紹介するドッグフードは、質の高い素材を使っているものばかりです。
アレルギーに気を使っているものや、無添加でも食いつきがよい魅力的なドッグフードなどを紹介します。
ポンポンデリ
ポンポンデリは「腸内環境を整える」ことに強みを持つ小型犬用のドッグフードです。
獣医師が監修しているうえ「92%」の獣医が推奨しています。ポンポンデリに配合される「腸内環境に良い素材」は以下のとおりです。
・フェカリス菌
・イヌリン
・フラクトオリゴ糖
・ムラサキ芋
このように、腸内環境に良いさまざまな素材をふんだんに使用しています。
また、無添加のドッグフードは食いつきが悪くなることがあるでしょう。
しかしポンポンデリは「鰹節と鶏ガラスープ」を使い、風味と旨味をアップさせているヒューマングレードのドッグフードです。
さらに、動物性タンパク質を鶏に限定したり、アレルゲンになりやすい植物性原料をカットしたりなど、アレルギーにも配慮されています。
おいしく食べられて涙やけにも良いおすすめのドッグフードです。
うまか
国産プレミアムドッグフードの「うまか」は、九州産の華味鳥を100%使った良質なドッグフードです。
ここワンリサーチによるドッグフードの調査で「NO.1を6冠」獲得している実績があります。
着色料・小麦グルテンフリーなので、涙やけをしている犬にもおすすめです。
新鮮な生肉を使い「高タンパク」「低脂質」なので、愛犬の内蔵に負担がかかりづらいドッグフードです。
また、ビフィズス菌とオリゴ糖を配合しているので、腸内の健康維持にも役立ちます。
その他にも、軟骨の主成分を作り出す「グルコサミン」や、身体の代謝を助ける「コンドロイチン」をプラスし、犬の元気をサポートしてくれるでしょう。
無添加で原材料はすべて国内産のヒューマングレードなので、涙やけにも良い影響があるかもしれません。
犬に安心できる食事を与えたい方にオススメのドッグフードです。
モグワン
モグワンは、累計85万人以上の愛犬家・愛猫家に選ばれるドッグフードです。
ヒューマングレードのお肉やお魚を使っています。また、野菜とフルーツをブレンドすることで、お肉とのバランスが取れているので毎日の食事にぴったりです。
新鮮なチキンの生肉と生サーモンをふんだんに使い、動物性タンパク質50%以上に仕上げています。
また、チキンとサーモンに加え以下の材料を使っています。
・吸収分解が早い「ココナッツオイル」
・ポリフェノールが豊富な「リンゴ」
・食物繊維たっぷりの「カボチャ」
・オメガ3脂肪酸を含む「海藻」
いずれも犬の健康をサポートする魅力的な材料ばかりです。
全犬種・全年齢に対応しているので、どのような犬にもおすすめできるドッグフードといえるでしょう。
ナチュロル
プレミアムドッグフードのナチュロルは、厳選した新鮮な素材だけを使用した「100%無添加」のドッグフードです。
犬にとって負担になることがある「グレイン(穀物)」と「グルテン」を一切入れず、動物性タンパク質55%の「高タンパク・栄養たっぷり」のドッグフードに仕上げています。
さらに、世界ではじめて「高濃度の安定・持続型ビタミンC」の配合を成功させたドッグフードです。
ビタミンCを配合することで内側から健康をサポートし、艶の良い毛並みにしてくれます。
ナチュロルは、栄養素を破壊しないために「低温フレッシュ製法」を採用しているのも特徴です。
一般的なドッグフードは高温処理をするので、酵素や乳酸菌が破壊されてしまいます。しかしナチュロルは、低温調理により生きた乳酸菌をお腹へ届けられるので、犬の腸内環境をサポートしてくれるでしょう。
栄養タップリでバランスの良い食事を与えたい方に最適なドッグフードです。
カナガン
カナガンは「英国王室エリザベス女王」から表彰された実績あるドッグフードです。
獣医師も推奨しているので、信頼性も高いといえます。カナガンの特徴は「無添加なのに食いつきがよいこと」です。
食いつきがよい理由は3つあります。
1.50%以上がチキンの高タンパクレシピ
2.高品質なヒューマングレードの食材を使用
3.体に優しいグルテンフリー
犬は元々お肉が好きなので「高タンパクなドッグフード」のほうが食いつきが良くなる傾向があります。
放し飼いをした「高品質なヒューマングレードのチキン」を使用しているのもおいしさの理由です。
さらに、良質なサツマイモ、サーモンオイル、海藻など、その他さまざまな食材やハーブも配合しています。
また、小さめのサイズなので、子犬や小型犬でも食べやすいおすすめのドッグフードです。
まとめ
犬の涙やけは、先天性や病気によるものなど、さまざまな原因で起こります。
適切に対処しないと、変色がひどくなったり、その他の病気につながる可能性があったりするので危険です。症状をよく観察して、原因を見極めてあげましょう。
もし症状が重い場合は、すぐに動物病院へ連れていくことも大切です。早期の治療で治りが早くなるかもしれません。
また、治療をしながら自宅でのケアもしてあげましょう。
涙やけに効果的なサプリメントや拭き取りシートなどを使うと症状が緩和する可能性があります。
そして、涙やけには健康の維持も重要です。質の良い食事で健康をサポートしてあげることで、涙やけはもちろん、その他の健康リスクも抑えられます。
また、わんちゃんライフでは「高品質なサプリメントやドッグフード」を販売しています。
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