愛犬の肉球にカビがある!?肉球トラブルの原因や治療法について詳しく解説

大切な愛犬の肉球にカビが生えていたら心配になりますよね。カビができている原因は?環境がよくないのか?いろいろ考えてしまいますよね。
そんな不安を解消するために肉球の基礎知識からカビの原因や対処法まで詳しく解説していきます。
肉球の基礎知識が分かれば今後の愛犬の病気の早期発見にも繋がり、予防することもできます。大切な愛犬を守るために本記事をぜひご活用ください。
肉球に関する基礎知識
犬の「肉球」は、人間の皮膚と同様に表皮・真皮・皮下組織からできています。その中でも特に表皮は分厚い角質で守られ、その内側は脂肪・弾性線維(別名:エラスチン)・膠原線維(別名:コラーゲン)が合わさっており、柔らかく弾力のある皮下組織があの可愛くてプニプニとした感触を作っています。
また肉球は子犬の時はピンク色で成犬になるにつれて黒くなっていくワンちゃんが多いですが、遺伝的な要素が大半のため子犬の時に黒かったり、成犬でもピンク色のままの犬もいます。
肉球の役割について
肉球にも犬の健康を守るためにクッションとしての役割や温度調節など様々な大切な役割を担っています。肉球は健康のバロメーターとも言われる大切な部位です。役割を知ることで健康が守られると言っても過言ではありませんので、肉球の役割について詳しく見ていきましょう。
衝撃を和らげる
犬は、日々の生活や散歩などで毎日足に負荷がかかっています。
厚みがあり弾力性がある肉球が、足への衝撃を和らげてくれるクッションのような役割を果たしてくれています。また肉球は、人でいう靴のような役割でもあるためケガにつながるようなものや衝撃から守ってくれています。そんな肉球にカビが生えていたりひび割れてしまっていると、大切なクッションとしての役割が果たせずワンちゃんがケガをしてしまう可能性があります。
地面の温度を感知する
肉球には、人の指先と同じように細かい血管や神経が集まっており触覚や痛み、温度感覚や圧覚などを感じることができるようになっています。その中でも肉球の重要な働きが地面の冷たさや暑さ、地面の状態を肉球から感知することです。
また、犬にとって肉球はセンサーという名の情報の源です。多くの情報をくれる肉球がないことには、犬は歩くことすらままならないと言われています。
温度調整
犬は、人間と違って汗をかくことができません。犬の汗腺は鼻と肉球にしかなく、主に舌を出してハァハァと呼吸をすること(パンティング)で温度調節をしています。また、パンティングで十分に温度調節ができない場合には肉球から汗を出すことで温度調節をしています。肉球が汗をかくことにより肉球を保湿してくれ滑り止めの役割も担ってくれています。
足音を消す
現代社会ではあまり必要のない役割ですが、野生時代の犬は狩りをしていたため、狩りをする際に獲物に気付かれないように近付くため足音を消してくれる役割をしています。
犬の肉球に起こりうるトラブル(ケガ・病気)って?
犬の肉球がいかに大事な役割を果たしているのかはお分かりいただけたかと思います。では、犬の肉球のケアを正しく行わないとどのようなことが起きるのでしょうか。
正しいケアが行われていないと下記のようなトラブルや病気、肉球にカビが発生してしまう原因になることがあります。
・乾燥
・ひび割れ
・指間炎
・腫瘍
・細菌性皮膚炎
・ニキビダニ症
・アレルギー性皮膚炎
・マラセチア
・皮膚糸状菌
今回はこの中でも日常的に起こりやすいものなど原因や対処法を詳しく解説していきたいと思います。
火傷(やけど)
肉球は比較的熱に強くはあるものの、以下のような場面でやけどをしてしまう可能性があります。
・電気毛布や電気カーペットに触れてしまう
・ペットヒーターの過剰使用
・ストーブやファンヒーターに触れる
・ドライヤーの当てすぎ
では、やけどをしてしまったらどのような症状やサインが現れるのでしょうか。
症状としては以下のようなものが見られます。
①足をよく舐めている、気にしている
②肉球の色が黒ずんだり赤くなっている
③水膨れができている
④肉球が腫れている
こういった症状やサインが見られたら、やけどをしている可能性があります。
対処法は?
やけどをしてしまった時の対処法は以下を試してみてください。
・冷水などで患部を30分ほど冷やす
・赤くなっているようならワセリンなどを塗って皮膚を保護する。
やけどの範囲が広かったり水膨れができているような場合は、細菌感染などの危険性もあるため、直ちに病院に受診しましょう。
乾燥・ひび割れ
犬も人間と同様にきちんとケアをしてあげないと乾燥で肉球がかさかさになったりひび割れが起きたりしてしまいます。そうなってしまう主な原因は以下のようなものが考えられます。
・冬場の空気の乾燥
・洗いすぎたり、強く拭きすぎて油分が取れてしまう
・加齢により水分量や分泌量の低下
症状としては以下のようなものが見られます。
①あかぎれのようにぱっくりひび割れが起きる
②出血する
③足をしきりに舐めている
などの症状やサインが現れてきます。
対処法としては?
・優しく洗ってあげる、清潔にする
・犬用の保湿クリームや保護クリームを塗ってあげる
・クリームを塗った後に靴下を履かせてさらに保湿する
乾燥やひび割れにならないためには、日々のケアがとても大切です。ケアを怠ってひどくなると細菌が入ってしまい炎症や化膿を起こすことも考えられます。特に冬場は気をつけてあげましょう。
指間炎
指間炎とは皮膚疾患の1つでワンちゃんの足や肉球の間に炎症が起きてしまう病気です。具体的には以下のような状況が続くと指間炎になってしまう可能性があります。
・傷がついた指や肉球をワンちゃんが舐める
・足の汚れをそのままにする
・爪の伸びすぎや巻き爪などの疾患
上記のような状態が続くと、汚れや菌が付着してしまい炎症を起こしてしまうことによって指間炎になってしまいます。
症状としては以下のようなものが見られます。
①赤くなる
②腫れている
③化膿する
といった症状が出てきて、犬もしきりに足を舐めたり噛んだりして悪化してしまうケースがあるので、早急に対処が必要です。
対処法は?
そうならないためにも対処法としては、基本的に足を清潔に保つことが第一です。
・足の汚れをそのままにせず、優しく洗う
・洗った後は必ずしっかりと乾かす
・定期的なメンテナンス(爪切りやトリミングなど)
炎症がひどい、化膿している場合は早急に病院を受診してください。
マラセチア性皮膚炎
マラセチア性皮膚炎とは、皮膚疾患の一種で、酵母菌であるマラセチアによって引き起こされる皮膚感染症です。マラセチアは通常、皮膚に住む常在菌で、微生物叢の一部として存在しています。しかし、特定の条件が整うとことで、菌が異常増殖し、皮膚の炎症やかゆみを引き起こすことがあります。マラセチアは皮脂をエサにしているため脂漏症から併発して発症することがあります。
・皮膚の傷つきや腫瘍
・免疫系のトラブル
・食物や環境アレルギー
症状として以下のようなものが見られます。
①かゆみを伴い舐める、かむ、引っかくことがあります。
②皮膚の赤みや炎症を起こす。
③皮膚の湿潤や皮脂が増加する。
④皮膚が特有の臭いを伴う。
対処法は?
マラセチア性皮膚炎を対処するためには、獣医師の指導に従い、適切な治療と予防策を実施することが重要となってきます。
具体的な対処法には以下のようなものがあります。
・抗真菌薬を使用する。
・炎症を抑えるために抗生物質を使用する。
・感染部位を清潔に保つ。
・食事療法を行う。
ニキビダニ症
デモデックス感染症とも言われるニキビダニ症は、皮膚に存在する小さな寄生虫によって引き起こされる皮膚トラブルの一つです。この寄生虫は普段から犬の皮膚に存在している常在菌の一種で、免疫系が下がっている犬やストレスを受けている犬などは、この寄生虫が急激に繁殖し、皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
・遺伝的な要因
・免疫系の低下
・ストレスや疲労、栄養不足
症状として以下のようなものが見られます。
①かゆみを伴い舐める、かむ、引っかくことがあります。
②感染部位の脱毛
③腫れたり発赤する。
対処法は?
症状が疑わしい場合、獣医師に診察してもらい正確な診断を受ける必要があります。ニキビダニ感染症の診断には、皮膚スクレイプ検査などがあります。
対処法には具体的に以下のようなものがあります。
・抗寄生虫薬を処方
・抗生物質の投与
(重度の感染に伴う二次的な皮膚感染を治療するため)
・皮膚を清潔に保つ
・免疫の強化
ニキビダニ症は重度な場合、治療に時間がかかることがあります。獣医師の指導に従い、定期的なフォローアップ診察を受けることが重要です。また、再発することもあるため症状が改善しても、すぐに治療をやめずに獣医師へ相談をしましょう。
愛犬の肉球にカビ?肉球のケアのやり方
犬の足にカビが生えてしまう原因は、上記で紹介してきた肉球のトラブルによる物が多いです。
肉球は特に乾燥に弱く、肉球に起こったトラブルによって傷口から菌が入ってしまったり、濡れたままの状態のまま放置したことによる不衛生で、カビが生えてしまうことがあります。
つまり肉球にカビが生えないようにするには、適切なケアや清潔を保つことが1番大切です。主な対処法を紹介していきます。
爪を切って清潔にしてあげる
爪が伸びきっていたり汚れが付着することにより、カビやその他のトラブルに繋がることも多いので、爪は定期的にチェックをし清潔にしてあげるようにしましょう。
また爪を切る際に肉球やその周りが汚れている場合は先に軽く洗ってしっかり乾かしてから爪を切るようにしてくださいね。
肉球にクリームを塗ってあげる
様々なトラブルの大きな要因は『乾燥』にあります。乾燥を防ぐには保湿がとても大切です。保湿ならワセリンや人間用のクリームじゃいけないの?と思う方もいるかもしれませんが、犬がクリームを舐めてしまった時に害になってしまう可能性もあります。
安全性が高く犬が舐めても良いもの、犬がストレスにならない「犬用の肉球クリーム」を選んであげましょう。
マッサージをしてあげる
クリームで保湿をしてあげた後は、肉球をマッサージしてあげるとリラックス効果を得られたり血行促進に繋がり、クリームの浸透性も高まるためより効果を期待できます。
定期的にマッサージをすることで肉球の変化にも気付きやすくなり、ケガや病気の早期発見にも繋がりますし、マッサージをしてあげることによりワンちゃんとのスキンシップにもなり信頼関係をより深めることができます。
ワンちゃんの健康を守ることができて信頼関係も築けるなんて素敵なことですよね。
おすすめの肉球ケア方法をご紹介
✅蜜蝋とシアバターを使用した100%自然由来の肉球クリームになります。
✅世界3大オイルの「ホホバオイル」、「椿オイル」、「オリーブオイル」が肉球を保湿し、うるおいを保ちます。
✅愛犬、愛猫の肉球の乾燥ケア、炎症ケアを行い、ひび割れによる感染症などを防ぎます。
✅「シアわせのみつろうバーム」は、国内製造で添加物を一切使用していない、完全無添加の肉球クリームです。
✅散歩終わりのわんちゃんの肉球に、指でマッサージするように塗り込んで使用します。
「シアわせのみつろうバーム」こだわりのテクスチャー常温だと固形状のバームですが、指で軽く撫でて溶かすとサラッとしたテクスチャーになります。他の肉球クリームとは違い、ベタつかず使いやすいクリームになっています。
・安心安全な肉球クリームが欲しい
・フローリングの摩擦を防ぎたい
・ベタベタしないのがいい
・夏場のアスファルトのダメージを防ぎたい
・肉球の乾燥をなくしてしっかり保湿してあげたい
・加齢による皮膚の硬化、ひび割れを防ぎたい
シアわせのみつろうバームは”天然の皮脂”たっぷり配合の高保湿
シアバター&みつろうです~っと肉球に馴染んでうるおう!
100%天然由来成分のやさしさで、肉球をもちもちに保湿します。
シアわせのみつろうバームは肉球へのやさしさに徹底的にこだわった100%天然由来成分。さらに、開発から生産まですべてがMade in Japanの国産オーガニックです。
皮脂の役割でもちもちに保湿
シアわせのみつろうバームは、天然の高保湿成分をたっぷり配合。皮脂の役割を補い、うるおいをしっかり肉球に閉じ込めます。
ホホバ種子油
“天然の皮脂”と呼ばれるホホバ種子油。うるおいを肉球に閉じ込め高い保湿効果があります。
ツバキ種子油
椿油の主成分は「オレイン酸」です。椿油の保湿成分は肉球を保護し、摩擦、紫外線、乾燥などのダメージから守ります。
オリーブ果実油
脂質にもっとも近い油と言われており、「セラミド」を補います。
①肉球クリームを塗る前にタオルなどで軽く拭き取り汚れを落とします。
②バームを指で適量溶かします。
③肉球に塗布して肉球を優しくマッサージするようにしてなじませます。
④肉球がしっとりすれば完成です♪
まとめ
犬の肉球のケアなんて考えたこともなかった。なんて方も多かったのではないでしょうか。肉球は人間の皮膚と一緒でとてもデリケートな部分です。ケアを怠っていたり、正しくケアを行わないと今回ご説明したような怖いトラブルにも繋がってしまいます。
そうならないためにも、清潔を保つことやクリームなどを使ってしっかりケアをしてトラブル回避をしたりマッサージを通して、愛犬とのスキンシップを図りながら定期的な観察を大事にし健康を守ってあげましょう。
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