歯・口

犬の虫歯予防は必要?虫歯の原因や見分け方・治療費についても徹底解説!

犬は「虫歯」になりにくいと聞いたことがありませんか?犬は歯の構造が人間と異なるため虫歯になりにくいと言われていますが、ケアを怠っていると虫歯になってしまうことももちろんあります。

虫歯になってしまうと、食べることに支障をきたしてしまうだけでなく、悪化してしまうと身体全体の健康にも影響を及ぼしてしまう可能性もあります。その為にも、正しい知識を身につけて愛犬の歯の健康を守ってあげましょう。

そもそも犬は虫歯になるの?

少し前までは、犬は虫歯にならないと言われていましたが、最近では犬も虫歯になることが分かってきています。そもそもなぜ虫歯にならないと言われているかというと、犬の口の構造が虫歯になりにくい構造になっているためです。人間と違い鋭い形の歯をしているため、虫歯菌がつきにくいことや唾液がアルカリ性のため糖分が溜まりにくくなっているのも虫歯になりにくい特徴です。

虫歯の症状の特徴としては主に以下のようなものがあります。

・口臭がある
・歯の色が黄色や茶色になっている。黒くなっている。
・歯が欠けていたり、穴があいたりしている。

ここ最近は犬用の甘いおやつが増えついあげすぎてしまったり、人間の食べ物を与え虫歯になる犬も増えてきています。ただ、もともとは虫歯になりにくい性質を持っているため、歯のケアをしっかり行っていれば虫歯は防ぐことができます。

犬の歯の本数は?

犬の歯は、成犬になると通常42本生え揃います。この本数は、大型犬でも小型犬でも変わりませんが、口の大きさや歯の配置には違いがあります。そのため、犬種によっては歯と歯の隙間に汚れが溜まりやすく、歯垢や歯石が付きやすい傾向があります。

特に、小型犬は顎が小さく歯が密集しているため歯周病になりやすいといわれています。こうした口腔トラブルを防ぐためには、日頃の適切なデンタルケアが欠かせません。

虫歯の原因とは?

虫歯の原因とは?

犬が虫歯になる原因はいくつかあります。まず、歯磨きをはじめとする口腔ケアが不十分だと歯垢が蓄積し、虫歯菌が繁殖しやすくなります。また、犬の体質や骨格の違いによっても虫歯のなりやすさに差があり、特に小型犬は歯の間が狭いため汚れが溜まりやすい傾向があります。

さらに、人の口移しによる細菌感染や人間用の食べ物や甘いおやつを与えすぎること、歯周病を放置することも、虫歯を悪化させる要因です。こうしたリスクを理解し、適切な対策を講じることが大切です。これらの原因について、次で詳しく説明していきます。

歯磨きなどのお手入れ不足

人間と同じく、歯磨きなどのお手入れ不足が原因です。歯磨きなどのデンタルケアを行わないことによって歯に歯垢や歯石が残ってしまっている状態が続くことによって、虫歯になってしまいます。

特に犬の口の中では、歯垢が歯石に変わる時間はたったの3日です。歯石に変わるスピードが早いのでできれば毎日。難しければ2日に1回は歯磨きをした方が良いでしょう。虫歯を防ぐには歯のお手入れが1番重要です。

体質や骨格

犬の歯の構造は、その体質や骨格によって異なります。特に小型犬は、顎が小さく歯と歯の間隔が狭いため食べかすや歯垢が蓄積しやすく、その結果、細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、小型犬の中には、歯の生え方が不規則で歯並びが悪い犬種も多く、これが歯垢の蓄積を助長する原因にもなります。

また、犬種や年齢によって虫歯のなりやすさには違いがありますが、一般的に小型犬は虫歯に対する注意が特に必要とされています。一方、大型犬は噛む力が強いため、硬いものを好んで噛む傾向があり、その際に歯が欠けたり摩耗したりすることがあります。こうした口腔内のトラブルを防ぐためには、犬の体質や骨格に合ったケアを行うことが重要です。

人の口移しによる感染

虫歯菌を持った飼い主さんが、愛犬が可愛くてついついキスしたり、飼い主さんの口を舐めてしまったりすると虫歯菌が犬の体中に入り込み虫歯になってしまうことがあります。また人が食べた食べかけなどをあげるというのも虫歯菌を移す原因になります。

愛情表現でしている方も多いと思いますが、その愛情表現が大切な愛犬の歯の健康を損なうことにもなりかねないので、過度なスキンシップは控えましょう。

人用の食べ物や甘いおやつ

前提として、虫歯菌は糖分が好物です。人間の食べ物は犬用に作られているものではないので糖分も多いです。

また犬用であっても最近は甘いおやつも多く販売されており、過度に与えてしまうと虫歯菌が大好きな糖分が、犬の口腔内に多く存在することになり虫歯の原因となります。そして、糖分を多く含む食べ物はワンちゃんの肥満にも繋がるのでほどほどにするようにしましょう。

歯周病の放置

歯周病は、歯茎の炎症から始まり、放置すると歯を支える骨が損なわれる深刻な疾患です。特に犬は人間と比べて唾液のpHが高く、歯垢が歯石へと変化しやすいため歯周病になりやすいとされています。加齢とともにリスクはさらに高まり、適切なケアを怠ると、虫歯の進行や抜歯に至ることもあります。

歯周病の初期段階では、歯茎の赤みや腫れ、出血、口臭の悪化といった症状が見られますが、これらを放置すると炎症が進行し、歯茎の後退や歯のぐらつきを引き起こします。さらに、歯周病が悪化すると歯の根元に歯垢や歯石がたまりやすくなり、虫歯菌が増殖する原因となるため虫歯のリスクも高まります。

また、歯周病が進行すると歯茎や顎の骨にとどまらず、細菌が血流を介して全身に広がり、心臓や腎臓、肝臓などの重要な臓器に悪影響を及ぼすこともあります。そのため、犬の健康を守るためには、定期的な口腔ケアと獣医師によるチェックが不可欠です。

犬の虫歯の症状と種類

犬の虫歯の症状と種類

犬の虫歯は、人間と同様に、食べかすや歯垢に含まれるミュータンス菌によって引き起こされます。これらの細菌が歯の表面で酸を作り出し、歯を徐々に侵食していきます。犬の虫歯は、大きく3つのタイプに分けられます。

①歯の側面にできる虫歯
・歯の平らな部分に発生し、徐々に広がっていきます。

②歯の根元にできる虫歯
・歯茎に近い部分で発生しやすく、歯周病と併発することもあります。

③歯の表面の小さなくぼみにできる虫歯
・食べかすが溜まりやすい部分にでき、見つけにくいのが特徴です。

これらの虫歯は、歯垢の蓄積や口腔ケア不足が主な原因となります。

虫歯の進行と症状
虫歯が進行するとミュータンス菌が食べかすを分解し、酸を作り出します。この酸がエナメル質を溶かし、さらに内部の神経や血液にまで達すると犬は強い痛みを感じるようになります。

犬の虫歯の主な症状
・食事中に痛がる(食べる前は喜ぶが、食べ始めると嫌がる)
・片側の歯でしか噛まなくなる
・歯を触られるのを嫌がる
・口臭がひどくなる
・歯の変色や穴が見られる

実際に虫歯が進行した犬の口腔内を見ると、歯の色が黒ずんでいたり、小さな穴が開いていたりすることがあります。こうした症状が見られた場合、放置すると痛みが悪化し、食欲不振や全身の健康状態にも影響を及ぼす可能性があるため、早期の治療が必要です。

犬の虫歯は決して軽視できるものではありません。日頃からの適切な口腔ケアと定期的なチェックを行い、予防に努めることが大切です。

虫歯になりやすい犬種

虫歯になりやすい犬種

犬種によっては、虫歯になりやすい特徴を持つ場合があります。特に 唾液の分泌量が少ない犬、歯周病の兆候がある犬、歯磨きなどのケアをしていない犬、歯並びが悪い犬は、虫歯のリスクが高まります。また、甘いものや発酵性炭水化物をよく食べる犬も注意が必要です。以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

口が乾きやすい、唾液分泌量が少ない犬

唾液には 口内の洗浄作用や殺菌作用、歯の再石灰化を助ける重要な役割があります。しかし、唾液の分泌が少ない犬は、口腔内の環境が悪化しやすく、細菌が繁殖しやすい状態になります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

特に 短頭種(シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど) は口が乾きやすく、唾液の分泌が少ない傾向があります。このため、こまめな口腔ケアや水分補給を心がけ、定期的な健康チェックを受けることが大切です。

歯石がついている犬

歯石は、歯垢が固まってできた硬い沈着物で放置すると虫歯や歯周病を引き起こします。特に小型犬(チワワ、トイプードル、ヨークシャーテリアなど) は歯石がつきやすい傾向があり、注意が必要です。

歯石のリスクを減らす方法
✅ 毎日の歯磨き で歯垢を除去する
✅ デンタルガムやおもちゃ を活用する
✅ 定期的に獣医師のチェック を受け、必要に応じて歯石除去を行う

歯磨きやケアをしていない犬

歯磨きなどの口腔ケアを怠ると、歯垢がどんどん蓄積し虫歯や歯周病の原因になります。特に シニア犬は口腔内の健康が悪化しやすいため、若いうちからケアを習慣化することが大切です。

毎日のケアが難しい場合は…
✅ 週に2~3回の歯磨きを目標にする
✅ デンタルウォーターや歯磨きシートを活用する
✅ 硬めのフードやデンタルおもちゃで自然に歯垢を落とす

歯並びが悪い犬

歯が重なって生えている犬種(パピヨン、シーズー、ダックスフンドなど) は、食べかすや歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

特に小型犬は顎が小さく歯が密集しているため、歯磨きがしにくいのが特徴です。そのため、通常の歯ブラシでは届きにくい部分を歯間ブラシやデンタルスプレーでケアすると効果的です。

甘いものや発酵性炭水化物をよく食べる犬

糖分を多く含む食べ物(お菓子、果物、乳製品など) は、虫歯の原因となる細菌のエサになります。また、米やパン、いも類などの発酵性炭水化物 も、口内で発酵し酸を生じるため、虫歯を引き起こすリスクがあります。

予防のポイント
✅ おやつは無添加のものを選ぶ(歯の健康を考えた犬用おやつが◎)
✅ ドライフードを中心にする(ウェットフードは歯に残りやすい)
✅ 食後に水を飲ませる(口内を洗い流す効果がある)

子犬・老犬の虫歯は?

子犬・老犬の虫歯は?

子犬の場合
子犬はまだ歯が成長中のため、特に虫歯のリスクが高いです。

・成長段階の管理が必要
子犬は生後6ヶ月頃から永久歯が生え始め、歯の強度や形状が固まるまでの間適切なケアが求められます。

・歯磨きの重要性
この時期に十分な歯磨きを行わないと、歯垢が溜まりやすくなり虫歯の原因となる細菌が増えてしまいます。

・甘いおやつの影響
子犬は甘いおやつを好む傾向があり、これが虫歯のリスクをさらに高めることがあります。

老犬の場合
老犬は体力や免疫力が低下し、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。

・唾液の減少
年齢とともに唾液の分泌量が減るため、口内の自然な洗浄作用が低下し虫歯を防ぐ力が弱まります。

・歯石の蓄積
歯石が溜まると虫歯や歯周病の進行を促してしまうため、定期的な歯石除去が重要です。

共通の対策
子犬も老犬も定期的な口腔ケアが大切です。

・毎週数回の歯磨き
できれば毎日の歯磨きが望ましいですが、少なくとも週に数回のケアを心がけましょう。

・犬用の口腔ケア製品の活用
歯磨きが難しい場合は、特別な歯磨きガムや犬用のデンタルケア製品を利用すると効果的です。

子犬と老犬それぞれの特性を理解し、年齢に合わせた適切なケアを行うことで、虫歯の予防と健康維持につながります。

虫歯は人から犬にうつるって本当?

虫歯は人から犬にうつるって本当?

虫歯が人から犬にうつる可能性があることはよく知られていません。実際、接触や口移しを通じて虫歯菌が犬にうつる場合もあります。しかし、犬の口内環境は人間と大きく異なり虫歯菌が繁殖しにくいことから、犬が虫歯になるリスクは比較的低いとされています。

それでもリスクが完全になくなるわけではないため、犬との密接なスキンシップや食べ物の共有には十分な注意が必要です。特に虫歯を持つ人が犬と頻繁に接触する場合、その影響を考慮した対策が求められます。

犬の虫歯が起こりやすい環境とは?

犬の虫歯が発生しやすい環境には、いくつかの要因が影響しています。

・口内の乾燥と唾液分泌の低下
口内が乾燥している、または唾液の分泌量が少ない場合は歯垢がたまりやすくなり、虫歯のリスクが高まります。

・糖分豊富な食事と間食
糖分が多い食事や間食でのスナックの頻繁な摂取は、虫歯を引き起こす細菌の活動を促進します。

・定期的な口腔ケアの欠如
歯磨きや口腔ケアが十分に行われないと、歯垢が硬化して歯石になり虫歯のリスクがさらに高まります。

以上の環境要因を改善し、日常的な口腔ケアを実施することが犬の虫歯予防には非常に重要です。

犬の虫歯の治療方法と費用

では、虫歯になった場合はどんな治療が必要になるのでしょうか。
費用も含めて、具体的に見ていきたいと思います。

虫歯の治療方法

人間の虫歯の治療は『局所麻酔』をかけて行いますが、ワンちゃんの虫歯の治療は治療途中で暴れたりしないように全身麻酔をかけて安全な状態で行います。段階としてはまず歯垢や歯石の除去を行い口の中をキレイにした後、虫歯になった部分を削り詰め物をします。もし虫歯が神経(歯髄)まで達している場合などはその神経(歯髄)を除去することもあり、虫歯の進行具合によっては抜歯が必要な場合もあります。

虫歯の治療は全身麻酔を使って行うということもあり飼い主にとっても不安なものです。できるだけ犬の負担にならないスムーズな治療をするため、事前にしっかりとした検査もした上で治療を行いましょう。

虫歯の治療費

実際、虫歯の治療費用はどのくらいかかるものなのでしょうか。虫歯の状態や本数によっても金額は変わってきますが、全身麻酔をする大がかりな治療でもあるため治療費は高額になる傾向があります。大体の相場は20,000円〜100,000円です。今回は抜歯を含めた治療費の例をご紹介したいと思います。治療費の項目や参考金額は主に以下のようなものがあります。

・検査代・・・15,000円
・麻酔代・・・15,000円
・注射代・・・3,000円
・処置代(歯垢・歯石の除去)・・・20,000円
・抜歯処置・・・1本あたり3,000円
・薬代(内服薬)・・・5,000円

入院などが必要になった場合はもっとかかることになります。

犬は虫歯になりにくい性質をもってはいるので予防さえできていればこんな高額な治療費がかかることも虫歯によってストレスを抱えることもありません。歯の健康がいかに大事か痛感しますね。

犬の虫歯のペット保険の適用は?

犬の虫歯に対するペット保険の適用は、保険会社や契約内容によって異なります。一般的には虫歯の治療費用はカバーされるケースが多いようですが、予防的ケア(定期検診やスケーリングなど)は対象外となることがほとんどです。

愛犬の口腔健康を守るためには、保険の有無にかかわらず、日々の歯磨きや定期的な歯科チェックが非常に重要です。これにより、虫歯の進行を防ぎ、将来的な大きな健康トラブルを未然に防ぐことができます。

虫歯予防について

では、実際にどのような予防をすればいいのでしょうか。以下で詳しく解説します。

歯磨き

虫歯の原因のところでも少し触れたように、虫歯の予防にはやはり『歯磨き』が1番大切です。
犬の歯垢はたったの3日で歯石に変わってしまいます。その進行のスピードを考慮すると理想は毎日の歯磨き、難しくても2日に1回は歯磨きを心掛けたいものです。

まずは以下のように段階的に進めていきましょう。

1.口まわりに触れる/マッサージする
口まわりにちょっとだけ触れる。口まわりをマッサージをしながら触れる。とにかく触れられることに慣れてもらうことから始める!

2.ふき取りシートで歯を拭いてみる
歯ブラシが難しければ、まずはふき取りシートなどで歯を拭いてみることから始めましょう!

3.歯ブラシを口にあてる
少しずつ触れられることになれてきたら、今度は歯ブラシを口に当ててみましょう!

4.歯を磨く
歯ブラシに触れることに抵抗がなくなったらまずは何もつけずに歯ブラシで歯を磨きましょう。

5.歯磨きジェルやペーストに慣れる
歯磨きに慣れてきたら今度は歯磨きジェルやペーストなどを舐めさせてみるなど慣れさせてあげましょう。

6.歯磨きジェルやペーストをつけて歯磨きをする
すべてに慣れてきたら歯磨きジェルやペーストをつけた歯ブラシで歯磨きをしましょう。

上から下の順番で磨いていくと良いです。奥歯を先に素早く磨いておくと後が楽です。愛犬が顔をそむけたり嫌がる様子が見られたら、無理強いはせず中止しましょう。とにかく少しずつ慣れさせることが重要です。

歯磨きが難しい場合は?

とは言っても、歯磨きを嫌がる犬は多いものです。そんな時は無理をせず、便利なデンタルグッズに頼りましょう!

歯磨きガム


歯磨き効果のあるガム類はおやつ感覚で与えることができる上、犬が自分でガムを噛んでくれるのでお手軽ですし、噛むことによって歯磨き効果も得ることができます。噛むことで歯石などを除去する役割もあるので、特に奥歯で噛めるようにしてあげるとより効果が得られるでしょう。

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犬用 歯垢トルトル ボーダン

『歯垢トルトル ボーダン 』は、歯の隙間の細かい汚れを電解水が取り除きます。

また、PH12のミネラル電解水ですのでもちろん完全無添加です。ご使用方法は、飲み水100mlにつき1プッシュするのみです。商品は、約4ヶ月間程持ちますので、お財布にも優しいです。

歯ブラシが苦手な子は、歯垢トルトル ボーダンを是非使用頂き、歯のケアを行ってあげましょう!

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食事から行う虫歯予防のポイント

食事から行う虫歯予防のポイント

犬の虫歯予防には、食事内容の工夫が大きな役割を果たします。以下のポイントを参考に、愛犬の口腔衛生をしっかりサポートしましょう。

・栄養バランスの良いドッグフードの選択
栄養価が高く糖分が少ないドッグフードを選ぶことで、虫歯菌のエサとなる糖質の摂取を抑えられます。

・硬めの食材の活用
硬い食材を噛むことにより、自然に歯垢を除去できる効果が期待できます。

例:細かくカットした鶏むね肉や牛肉
例:ニンジンやリンゴなどの硬い野菜・果物(特にニンジンは低カロリーで栄養豊富です!)

・食事回数の調整
1日の食事を2〜3回に分けることで口内に残る食べかすの量を減らし、細菌の繁殖を防ぎます。

・水分補給の徹底
清潔な水を常に用意することで犬自身が口内を洗い流すのを助け、口腔環境の維持に役立ちます。

・歯磨き用ドッグフード・おやつの利用
市場には、虫歯予防に特化した成分が含まれる歯磨き用ドッグフードやおやつがあります。これらを取り入れることで歯の再石灰化を促進し、虫歯の予防につながります。

食事からのアプローチは、愛犬の虫歯予防において非常に効果的です。適切な食事管理と併せて、日々の口腔ケアを徹底することが、健康な歯を長く維持するための鍵となります。

まとめ

虫歯になる犬は少ないとは言われていますが、飼い主さんとのスキンシップの増加や犬用の食事のバリエーションが増えたことで虫歯になりやすい環境になってきているとも言えます。

犬は自分で歯磨きをすることもできないので、飼い主さんが愛犬の歯の健康のためにも歯のケアを、少しずつでも良いので習慣にできるようにしてあげましょう。

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