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犬の年齢は人間に換算すると何歳なの?計算方法や平均寿命まで解説します!

愛犬の年齢把握していますか?犬は人より約7倍も早く歳をとると言われています。

それだけでなく小型犬・中型犬・大型犬などの大きさによっても異なります。最近では室内飼いの方が長生きするなどの諸説もよく耳にしますよね。

今回は犬の年齢の計算の仕方や人間に換算するとどうなるのか、愛犬に長生きしてもらうためにできることなど盛りだくさんでご紹介します。

犬の大きさや犬種、飼っている環境でもどのような違いがあるのか詳しく解説していくので気になる方はぜひ最後までお読みください!

犬の年齢の計算の仕方とは?人間の年齢に換算すると?


犬の年齢の計算には愛犬が小型犬・中型犬・大型犬の中でどの大きさに該当するかを知る必要があります。

大きさの違いによって計算の仕方も異なり、人間に換算した年齢にも影響があるためです。まずは愛犬がどのサイズに該当するのか確認していきましょう。

一般的には10㎏未満が『小型犬』・25㎏未満が『中型犬』・25㎏以上を『大型犬』としており、犬種での主な分類例は、以下の通りです。

・小型犬:チワワ・ミニチュアダックス・トイプードル・ポメラニアン・シーズー など
・中型犬:ビーグル・ボーダーコリー・柴犬・イタリアングレーハウンド など
・大型犬:ゴールデンレトリーバー・ダルメシアン・セントバーナード など

とはいえ、大きさの分類は正式に基準が設けられているわけではないため、あくまで大まかな分類であるということになります。

一般的な計算式は?

2019年にアメリカの大学の研究チームによりDNAに着目した計算方法が発表され、犬の実年齢の自然対数を16倍し31加えた数値が人の年齢に換算した犬の年齢であるとされています。

言葉では難しく感じますが計算式としては【16In(犬年齢)+ 31=人の年齢に換算】となります。

上記が新しく発表された計算式ではありますが、この研究での血液のサンプルのほとんどが同じ犬種のものだったことから、他の犬種でも適用できるかどうかは分からないとしています。

最も一般的な計算式としては、小型・中型犬と大型犬に分けて計算する方法です。

主に小型・中型犬の場合は2歳で人の24歳に相当しそれ以降の1年は人の4年分として換算され、大型犬の場合は生後1年で人の12歳程度に相当しそれ以降の1年は人の7年分として換算されます。

【小型・中型犬の計算式】
24+(犬の年齢-2)×4=人に換算した年齢

(例)7歳の犬:24+(7-2)×4=44歳

【大型犬の計算式】
12+(犬の年齢-1)×7=人に換算した年齢

(例)7歳の犬:12+(7-1)×7=54歳

年齢早見表をご紹介!

計算の手間が省けるように年齢早見表をご紹介します。

以下の表は先ほどご紹介した小型・中型犬、大型犬に分けた計算式に基づき作成しました。

ぜひ活用してくださいね!

小型・中型犬は最初の2年で24歳、2年目から1年に4歳ずつ歳をとると言われている。
大型犬は最初の1年で12歳、2年目から1年に7歳ずつ歳をとると言われている。

犬の年齢の計算には諸説ある!?

年齢早見表を見て他のサイトと書いてあることが違うと感じられる方がいらっしゃるかもしれません。

このように違いが起こる理由の1つとして、犬の平均寿命が伸びてきているということがあります。

犬の平均寿命が伸びることによって、人間の年齢に換算した際の年齢が異なってくるためです。

例としては人の平均寿命が80歳だとして、10年前の犬の平均寿命が10歳だとすると1年に8歳ずつ歳をとることになり今の犬の平均寿命が15歳だとすると1年に5歳ずつ歳をとることになります。

犬の平均寿命が年々伸びてきていることにより以前の計算方法では合わなくなってきたりするため数値に違いが出てきていると言えます。

そのため犬の年齢については大まかで〇歳なんだなと思ってもらえたら幸いです!

犬の平均寿命ってどのくらい?


2021年に一般社団法人ペットフード協会から発表されたものによると犬の平均寿命は14.65歳とされています。

大きさごとだと超小型犬は15.30歳、小型犬は14.05歳、中・大型犬は13.52歳と大きな差はありませんが、小型犬の方が平均寿命が長くなっています。

長生きしやすい犬種ってあるの?

長生きしやすい犬種はあるのでしょうか?実は大きさだけでなく犬種によっても平均寿命は異なります。

平均寿命が長い犬種を一部ご紹介すると、トイプードル15.3歳、ミニチュアダックス14.9歳、柴犬14.8歳、イタリアングレーハウンド14.6歳、パピヨン14.4歳となっています。

やはり超小型犬や小型犬の寿命が長いことが犬種でも分かりますね。

室内飼いの方が長生きするってホント?

では飼育環境ではどうなのでしょうか?実は室外飼育に比べて室内飼育の方が寿命は長くなっています。

室外飼育に比べて室内飼育だと感染症や熱中症などの病気や事故のリスク軽減、騒音や外の環境によるストレス軽減、飼い主さんが愛犬の変化に気付きやすいという点が理由と考えられています。

犬の年齢のギネス記録は?

最も長生きしたとギネスに認定されている犬は、ポルトガルで生まれ育ったわんちゃん!

ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種で平均寿命は12〜14歳と言われていますが31歳5ヶ月半ほど生きてギネス記録に認定されています。

人間の年齢に換算すると222歳!人間の年齢にするとどのくらい長生きだったか分かりますね!

愛犬に長生きしてもらいたい!私たちにできることは?


ここまで犬の年齢についてや平均寿命についてお伝えしてきました。

犬種や大きさ、飼っている環境などで寿命に差は出るものの、私たち人間に比べると短いですよね。でも愛犬も大切な家族であることに変わりありません。

次に愛犬に長生きしてもらうために私たちにできることをご紹介します。長生きしてもらうためにぜひ実践してみてくださいね!

定期的に健康診断を受ける

人間と同じように定期的に健康診断を受けることは病気の早期発見・早期治療につながります。

特に犬は人間と比べると歳をとるのが早いので早いうちから受けておくと安心ですよ。

できれば1歳から1年に1回、可能であれば半年に1回受けておくのがおすすめです。

早期発見につながると比較的治療費の負担も軽くなることが多いので経済的なメリットも!

8歳以降のシニア期は半年に1回の健康診断がおすすめです。

適切でバランスのとれた食事をする

食事は健康な体づくりの基本です!食事はバランスのとれた適切な食材・適切な量を飼い主さんが管理してあげることが大切で、犬のライフステージに合わせた食事を与えることも意識すると愛犬の長生きにつながります。

また人間にとっては害のないものでも犬にとっては害になることがあります。

例えばチョコレート・ネギ類・アルコール・香辛料・ぶどう・キシリトールなどは絶対に与えないようにしましょう。

【ライフステージごとの食事】
哺乳期:生後30日まで。母乳や犬用のミルクがベスト!
離乳期:生後1ヶ月〜。高カロリー・高たんぱくが必要。離乳食用フードがベスト!
維持期:小型・中型犬は7歳まで。大型犬は8歳まで。
バランスのとれたドッグフードがベスト!食材のトッピングも〇!
高齢期:シニア用のフードに切り替えるのがベスト!

適度な運動をする

健康維持のためには運動も重要です。運動をすることでストレスの軽減、肥満解消・予防、体力の向上、認知症防止にもつながります。

犬にとっての運動は主に散歩です。犬の大きさや年齢によって適した運動量が異なるため、愛犬に合った運動量にしてあげることが大切です。

散歩の他にもたまにドッグランやドッグプールなどの運動もおすすめです!

ただし過度な運動は負担になることがあるため、適度な量になるように注意が必要です。

【運動量目安】
小型犬:1日1~2回の1回20分~30分の散歩
中型犬:1日1~2回の1回30分~50分の散歩
大型犬:1日2回、1回60分の散歩
シニア犬:無理ない程度に!緩やかなお散歩をゆっくり歩くのがおすすめ!

愛犬の異常を見逃さないように毎日観察

愛犬の異常を見逃さないように観察をすることも大切なことです。

犬は人間のように言葉を話すことができないので、痛い・痒い・辛いなどの異常を伝えることができません。

愛犬に長生きしてもらうために毎日の健康チェックをしましょう!日常から健康チェックやスキンシップを行うことで異常を早期に発見することが可能になります。

以下のチェックリストを参考に確認してみてくださいね!

【チェックリスト】
鼻:湿っているか
耳:異臭はしないか・汚れがないか・内側はピンク色か・耳からなにか出てきてないか
目:目ヤニ・充血・涙が溜まっていないか・白くなっていないか
口:舌が乾いていないか・歯茎と舌はピンク色か・歯垢や歯石がないか・臭くないか
背中:こぶがないか・しこりがないか・痛がったり痒がったりしていないか
お腹:湿疹はないか・張っていないか・痛がったり痒がったりしていないか
お尻:しこりがないか・ただれていないか・異臭がしないか
被毛:薄いところはないか・ダニなどの虫がついていないか

【その他】
・食欲はあるか
・歩き方は正常か
・水の量や食事の量は変わらないか
・消化器症状はないか(嘔吐・下痢)
・口臭がないか
・尿がでているか など

去勢・避妊手術をする

去勢・避妊手術は精巣・卵巣を切除する不妊手術のことです。

マーキングや妊娠を回避するために手術を検討する方が多いかと思いますが、メリットはそのほかにもあり前立腺や卵巣・子宮の病気予防にもつながります。

もし妊娠を望まないのであれば早めに手術を検討してみるのも良いかもしれません。

もしもの時に備えておく

これは人間も同じだと思いますが、もしもの時に備えておくことは大切なことです。

愛犬の病気が発覚して治療費に多くの費用がかかる場合があります。そんな時に焦らず対応できるようにお金をためておく、もしくはペット保険などを検討するのも良いでしょう。

東京都福祉保健局が調べたデータでは犬の年間医療費は3〜6万円かかっているとなっており、犬の平均寿命の15年で考えると生涯にかかる費用は45〜90万にもなってしまいます。

そのほかにも食事代や日用品などもかかり、手術や健康診断・予防接種なども考えると100万以上のお金がかかると考えておいた方が良いでしょう。

まとめ

愛犬の年齢は分かりましたか?実際に人間に換算して考えるとその年齢にびっくりした方もいらっしゃるかもしれませんね。

犬は人間と比べると寿命は長くありません。でも愛犬に少しでも長生きしてもらうために私たちにできることはたくさんあります。

愛犬との1日1日を大切に!できることから始めてみましょう。愛犬とあなたの時間が幸せでありますように。

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