ドッグフード

犬が朝ごはんを食べない理由は?原因や食べてもらうための対策について解説

犬の成長や健康のためにも必要な毎日の食事ですが、愛犬が嬉しそうにご飯を食べる姿は飼い主さんにとっても嬉しいもの。そんな愛犬がいきなり朝ごはんを食べなくなってしまったら、とても心配になりますよね。

食欲は健康のバロメーターでもあるので、朝ごはんを食べないのはもしかして病気?と不安にもなりますよね。今回は朝ごはんを食べない時に考えられる原因や、その対処法を本記事で解説していきます。ぜひ参考にされてみてくださいね。

犬が朝ごはんだけ食べない理由とは?

犬は1〜2日程度ならご飯を食べなくても大丈夫だと言われていますが、それでも愛犬がいきなり食べなくなってしまったら心配ですよね。

犬が朝ごはんを食べない理由は体調不良とは限りません。犬が朝ごはんを食べない理由を以下でご紹介していきます。

運動が足りていない

朝ごはんを食べない理由として、運動が足りていないということが考えられます。犬種によって必要な運動量は異なりますが、小型犬の場合は1日2回、15分~30分が目安です。

特に室内犬の場合は、室内でたくさん動き回るだけでは運動量が足りていない場合も。運動不足でごはんを食べていない場合は、朝ごはんの前に散歩に行ってみたり室内にておもちゃで思い切り遊ばせると良いかもしれません。

わがままになっている

意外な理由かもしれませんが、実は朝ごはんを食べない理由としてわがままも考えられます。いつも食べるごはんの味に飽きた・飼い主さんと遊びたい・おやつが食べたいなど犬によって理由はさまざまです。

ごはんを食べないからといっておやつをあげたり、置き餌をするのはやめましょう。特に置き餌は犬がいつでもごはんを食べれると思ってしまい、決まった時間に食べなくなってしまいます。

体調不良やストレス

朝ごはんを食べない理由には、やはり体調不良やストレスも理由として考えられます。体調不良で食欲が低下していたり、ストレスを感じることによって食欲が低下している場合もあります。

例えばストレスだと、飼い主さんと遊べなくてさみしい・引っ越しなどの環境変化などが考えられます。ストレスの理由も耐性も個体差があるので、まず愛犬の性格を理解することが解決の糸口になるでしょう。

代謝や気候の変化によるもの

高齢になったことによる代謝の低下や季節の変わり目などの気候の変化が理由の場合もあります。老犬になると、代謝の低下により消費カロリーも少なくなるためお腹がすかず朝ごはんが食べれないということも。

老犬の場合は、ごはんを食べるより寝ていたいという場合も。また季節の変わり目なども犬にとってはその変化がストレスになってしまい食欲が低下することもあります。夏場などは夏バテの可能性も考えられます。

ヒート(生理・発情)

朝ごはんを食べない理由として、ヒートも考えられます。犬は基本的に生後6ヶ月以降に初めてのヒートを迎え、その後は年に1〜2回のペースでヒートが起こります。

ヒート中は食欲がなくなると言われているので、ヒート中であればそれが原因でごはんを食べないという可能性もあります。避妊手術をしていないメスの場合は発情出血がないか等を確認しましょう。

ご飯に飽きた

愛犬がご飯に飽きている場合、食事に対する興味が薄れ食べないことが増えることがあります。

特に犬は習慣化された食事や匂いに対して敏感であり、同じフードが続くことで味覚が鈍ってしまうことがあると言われています。

毎日同じドッグフードを食べている場合、味や食感のバリエーションが少ないため飽きてしまいます。人間も毎日同じ食事だと飽きてしまいますよね。犬も同じです。

病気の可能性も?

犬が朝ごはんを食べない理由の中には、健康上の問題が潜んでいることもあります。ストレスや気温の変化による病気もあれば、その他の病気を発症している場合も考えられます。

特に子犬や老犬の場合、食欲の変化に注意が必要です。例えば、夏場には高温多湿が続くため、食欲が減少することはよくあります。

しかし、この季節に限らず、老犬は体調が変わりやすく、慢性的な病気が進行している場合もあります。たとえば、腎不全や肝疾患などの病気が進行すると、食欲が低下することがありますよ。

また、体重減少や元気のなさ、吐き気といった他の症状が併発している場合は病気が関与している可能性が高いでしょう。特に老犬は、早期の発見が重要です。通常の活動を続けているか、いつもと違う行動をしているかを観察することが、異常を早期に発見するために大切です。

稀にドッグフードの劣化が原因ということも考えられます。夏場の高温での保管や空気に触れたことによる酸化が原因でドッグフードが劣化しそれを食べたことによる体調不良の可能性もあるでしょう。

犬が朝ごはんのみ食べない時の対策


犬が朝ごはんを食べない理由は、一概に体調不良や病気とはいえないことが分かりましたよね。

愛犬が朝ごはんを食べない時はちょっとした工夫で食欲が改善する場合もあります。具体的に以下で対策方法をご紹介していきます。

温めて匂いをたたせる

犬は嗅覚がとても優れています。犬の食欲を増進させるために一番重要なことは嗅覚を利用すること。犬は香りが強い食べ物に対し、食欲がそそられます。

ごはんを温めることでフードの匂いが強くなるため、軽く電子レンジで温めてあげたり、ドライヤーの温風を当てるなどして犬の嗅覚を刺激すると犬の食欲を増進させることができるかもしれません。

ただし温めすぎるとやけどしてしまう恐れがあるのでほんのり温かい程度にしましょう。

夜ご飯の量を減らす

犬が朝ごはんを食べない時、実は夜ご飯の量が多いという可能性もあります。犬の消化は基本12時間〜24時間かかると言われています。そのため朝ごはんの時間に前日の夜ご飯が消化しきれずに空腹になっていない場合も。

夜ご飯を少なくすることで、内臓を休ませる時間や消化を促す時間も確保ができます。もし愛犬が朝ごはんを食べないという時は一度夜ご飯の量を少なくしてみると自然とお腹が空いて朝ごはんを食べるようになるかもしれません。

食事前に散歩に行きお腹を空かせる

運動量が不足していることで朝ごはんを食べない場合は、朝ごはんをあげる前に朝の散歩を行うと食べてくれるようになるかもしれません。朝の散歩を行うことでお腹を空かせる作戦です。

その他にも散歩にはメリットがあり、しあわせホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が促され、ストレス軽減によるリラックス効果、適度に体力を消費するのでその後もぐっすりお昼寝してくれるという嬉しい効果も。飼い主さんの健康面にも同じ芽里とがあるのでぜひ朝の散歩を習慣にすると良いでしょう。

朝と夜で違うご飯を出してみる

朝と夜で異なるメニューを用意してみるのも1つの方法です。

犬の人と同じで味覚があり、苦味・酸味・甘味・塩味を感じることができると言われています。そのため、同じドッグフードばかりを食べているとどうしても飽きがきてしまいます。人間も同じですよね。

また朝には軽めの食事、夕方にはしっかりとしたご飯にするなど量や質を変えるのもおすすめです。たとえば朝食には、消化の良い素材を使用し、オートミールや鶏肉、野菜などを混ぜた軽食を提供するのが良いでしょう。

このようなメニュー変更により、朝から活発に過ごすためのエネルギー源を確保できるかもしれません。

一方、夜にはより栄養価の高い食事を用意することで、満足感を得られるようにします。たとえば、犬用のドライフードに加え、サーモンや牛肉などをトッピングすることで旨味を引き立てることができますよ。

朝と夜で異なるご飯を出すことで、愛犬が食べる意欲を高める可能性があるため一度試してみる価値はあります!

ただ、ドッグフードをあまりに急に変えてしまうとストレスを感じたりアレルギーが出てしまうこともあるため、今まで与えていたドッグフードに少しずつ新しいものを加えていきながら徐々に変更していくのがおすすめです。

また嗜好性が高い食事や犬用のふりかけをかけるという方法もありますが、嗜好性の高いものやふりかけを与えるとそれしか食べなくなるわがままにつながったり、ふりかけをかけないと食べないということになる可能性もあるので、愛犬の様子や性格を見ながら少量ずつ与える・ふりかけは夜だけなどのルールを作るなど工夫が必要です。

手作りご飯にしてみる

手作りご飯には、さまざまな利点があります。市販のドッグフードには添加物や保存料が含まれていることが多く、これを避けたいと考える飼い主さんも多いのでは?

手作りご飯を始める際のポイントとしては、栄養バランスを考慮することが必要です。

犬に必要な栄養素は、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどで、例えば、鶏肉や牛肉、魚などのたんぱく質源を使用し、野菜としてはにんじんやほうれん草、さつまいもなどが適しています。これらは消化が良く、愛犬の健康促進にもつながりますよ。

また、手作りご飯は食材の選択肢が広がるため、愛犬の嗜好に合わせた食事を提供することができます。たとえば、愛犬が好きな食材を使って特別な食事を作ることで、食欲を引き出したり、ご飯の温かみと匂いを引き立てることで食欲を増進させることができますよ。

さらに、手作りご飯に移行することで、愛犬とのコミュニケーションが深まることも期待できます。

準備する際の注意点としては、塩分や調味料を極力避けること。犬には人間と異なる栄養の摂取基準があり、特に塩分の過剰摂取は健康を害する危険性があるためです。調理法としては、蒸す、煮る、焼くなどが適切であり、栄養素を損なわない調理法を選ぶことが大切です。

犬が朝ごはんを食べずに吐いた場合は?

朝ごはんを食べないことも心配ですが、朝ごはんを食べずに吐いてしまったというケースもあるかもしれません。

吐いてしまう愛犬を見たら動揺しますし不安ですよね。そこで以下では朝ごはんを食べていないのに吐いてしまった時の対処法を以下でご紹介します。

様子を見て病院へ行く

やはり心配な時は、病院へ連れていくことが1番です。特に食べていないのに吐いたりする場合は病気が原因の場合も。以下のような症状がある場合や、嘔吐を繰り返す・食欲不振が続く・子犬や老犬の場合はすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

・ぐったりしている
・下痢や嘔吐を繰り返している
・いつもと様子が違う
・水も飲めない
・呼吸が荒い
・よだれが多い
・口臭がする

判断に迷う場合は、病院に電話して確認すると良いでしょう。

常に愛犬の体調に目を配ることが大切

今回は愛犬が朝ごはんを食べない理由や対処方法をお伝えしてきました。理由はさまざまでしたが、共通して言えることは飼い主さんが常に愛犬の体調に気を配ることです。

そうすることによって愛犬の変化にも気付きやすくなります。大切な愛犬の不調は、どんなに小さなことでも不安ですし心配ですよね。

対処方法を実践しても朝ごはんを食べない場合やいつもと様子が少しでも違うと感じたら、迷わずに早めの動物病院受診をおすすめします。食欲不振だからといって決して軽視せずに、愛犬の体調には日々気をつけて見てあげてくださいね。

よくある質問

犬が朝ごはんを食べない理由について多くの飼い主さんが疑問を抱えています。そこで犬が朝ごはんを食べない理由について、よくある質問をまとめてみました!参考にしてみてくださいね。

Q. おやつは食べるし元気はあるのですが、わがままでしょうか?

まずおやつは食べる元気があるということは、愛犬が健康である可能性が高いです。おやつを食べる元気がありながらも、朝ごはんを食べない犬については、確かに「わがまま」と判断されてしまうこともあります。

実際にはこの行動にはさまざまな背景があるため、一概には言えません。わがままかどうかはおやつの与え方や食事の習慣に依存します。

たとえば、食事を食べないからと言っておやつばかり与えていたり食事に対する選択肢が多いと、わがままになることも考えられます。ただしシニア犬の場合は体調不良や老化による食欲低下なども考えられます。シニア犬に限らずいつもと様子が違うと感じるときは早めに獣医師に相談するようにしましょう。

Q. 老犬が朝ご飯を食べないのは病気のサインでしょうか?

老犬が朝ご飯を食べないことには、いくつかの理由が考えられます。特にシニア犬の場合、体調の変化に敏感になっているため、食欲不振は早期の病気サインであることも少なくありません。

まず、体調不良やストレスが大きな要因です。シニア犬は関節炎や内臓の問題を抱えることが多く、これが食欲に影響することがあります。例えば、胃腸の不調がある場合、食べ物を受け付けず、朝食を拒否することがよくあります。また、環境の変化や飼い主のストレスが犬に影響を及ぼすことも考えられます。

さらに、代謝の変化や気候の影響も無視できません。シニア犬は若い犬に比べて代謝が落ちるため、以前ほど食事の量が必要ではないことがあります。また、気候の変化によって食欲が下がることもありますよ。

特に心配なのは、病気の可能性です。腎臓病やがんといった病気は、食欲減退の一般的な原因です。シニア犬が急に朝ご飯を食べなくなる場合、これらの病気の早期兆候であることが多いため、注意が必要です。

以上の理由から、老犬が朝ご飯を食べない場合は、その原因を特定するために早めに獣医師に相談することが重要です。

Q. 子犬の朝ごはんの量はどのくらいがいいでしょうか?

子犬の朝ごはんの量は、年齢や体重、活動量に応じて調整する必要があります。一般的には、子犬は一日の総食事量の約30%を朝に与えることが推奨されています。例えば、体重が5キロの子犬の場合、1日の食事量は約200〜250グラムが目安ですので、朝食には60〜75グラム程度を与えると良いでしょう。

ただし、これはあくまで目安であり、子犬の成長段階や運動量によって変動します。特に、シニア犬とは異なり、子犬の場合は成長期に必要なエネルギーが豊富に必要ですので、活発に遊んでいる子犬にはやや多めに与えることが必要な場合もあります。

また、ドライフードやウェットフードなど、与える食事のタイプによっても量は異なり、パッケージに記載された給餌の指針を参考にするのが良いでしょう。成長が進むとともに、食事の量や質を見直すことも大切です。

Q. 朝遅くまで寝てる場合は朝ごはんのタイミングはどうしたらいいでしょうか?

朝遅くまで寝ている愛犬に朝ごはんを与えるタイミングについては、いくつかのポイントを考慮することが重要です。

遅くまで寝ている場合、ご飯のタイミングの調整が必要になります。愛犬が起きてから30分から1時間以内にご飯を与えるのが理想的です。これは、犬が目を覚ましたばかりの状態から、活動的な姿勢に切り替わる時間を考慮しているためです。

具体的には、まずは起こす前にご飯の準備をしましょう。ドライフードやウェットフードを用意し、目の前に置いておくことで、愛犬が起きた時の食欲を刺激します。

軽い運動を取り入れるのもおすすめです。自宅の中を散歩するなどをしてあげることで、腸の動きが活発になり、食欲を引き出す効果があります。起きた後にすぐにご飯を与えるのではなく、まずは軽い運動でお腹を空かせ、その後に食事を与えるという流れはおすすめです。

Q. 朝ごはんを出すと吠えるのですが、嫌がっているのでしょうか?

犬が朝ごはんを出すと吠える場合、必ずしも嫌がっているとは限りません。吠える理由はさまざまですが、まず考えられるのは興奮や期待感です。朝ごはんをもらう瞬間を楽しんでおり、その気持ちを表現している可能性もあります。特に、餌を見た瞬間に吠える場合は、その喜びや興奮の現れとも考えられます。

反対に、吠えることがストレスのサインである場合もあります。環境の変化や日常生活のストレス要因が影響している可能性があり、犬がご飯を食べることに対して不安や嫌悪感を抱いているということもあります。

吠え方にも注目してみましょう。元気よく興奮しているような吠え方、あるいは不安そうな吠え方、どちらも異なる意味を持つことがあります。前者の場合は、朝ごはんを楽しみにしている姿かもしれませんが、後者は何か問題を訴えているかもしれません。

さらに、ご飯の種類や与え方にも原因が潜んでいることがあります。例えば、特定のフードが合わない場合や、ご飯の温度が変わってしまったなどの場合に吠えることもあります。このような時は、フードを変えたり、食器を見直すことが解決策になる場合があります。

このように、犬が朝ごはんを出すと吠える理由はさまざまであり、状況に応じた観察が必要です。

Q. うちの柴犬が元気はあるのに昨日から朝ご飯を食べません。どうしたのでしょうか?

柴犬が朝ごはんを食べない理由はさまざまです。元気があるのに食べない場合、時間が経過している間に何らかのストレスや環境の変化が影響を及ぼしている可能性があります。たとえば、飼い主が引っ越したり、他のペットが増えたりすると、柴犬はストレスを感じることがあります。

また、食事内容に飽きてしまうこともあるため、愛犬の好みを再確認することも大切です。同じフードを長期間与えていると、好みが変わり、食いつきが悪くなることがあります。新しいフードを試したり、ささみや野菜などのトッピングを加えることで興味を引く方法もあります。

さらに、犬の体調にも注意が必要です。もし食事を全く取らず、水分摂取も減少している場合、健康に問題があるかもしれません。消化器系のトラブルや内臓にかかわる病気の可能性もあるため、注意が必要です。過去に特定の病気を経験した犬の場合、それが再発している可能性もあります。

最終的には、継続的に様子を観察し、必要に応じて専門家に相談することを検討してください。

Q. 朝ごはんをあげるのを忘れました。大丈夫でしょうか?

朝ごはんを愛犬にあげるのを忘れた場合、特に心配する必要はありません。犬は柔軟な生き物であり、食事のタイミングや量は日によって変わることが多いです。

犬の食事は、一日に必要な栄養素を考慮した上で、適切な量を与えることが基本ですが、朝ごはんを忘れたからといって、愛犬に大きな影響が出ることは少ないでしょう。特に健康な犬であれば、昼食や夕食でしっかりと栄養を補ってあげれば問題ありません。

ただし、愛犬の様子を見守ることは重要です。ご飯を食べない状態が続く場合や、いつもと様子が違う場合は、時折見直す必要があります。食事のタイミングが変わったり、おやつを頻繁に与えるようになると、食事のリズムにも影響を及ぼすかもしれません。

また、愛犬の体調やストレスの状況によっても、ご飯の食べ方に影響が出ることがあります。睡眠不足や運動不足、周囲の環境ストレスが食欲に影響を与える場合もありますので、日常の観察が重要です。

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