犬の噛み癖はどうしたら治る?今すぐできるしつけのコツ

噛み癖のある犬を飼っていると、いつか誰かを噛んでしまうのではないかと不安になります。
他人を噛んでしまったら、責任問題にもなりかねません。子犬のうちならまだ甘噛み程度で済ませられるでしょう。
一方、成犬になって噛み癖がなくなっていないと飼い主でも手を付けられなくなってしまう可能性も。そもそもなぜ犬は噛むのでしょうか?
1つは、口の中がむず痒いからです。子犬の場合、生後4か月から8か月の頃に乳歯から永久歯に生え変わります。
この頃は口の中がむず痒くて仕方ないため、目に付くものは全て噛んでみたくなってしまいます。そのため、目の前に飼い主の手があると、とりあえず噛もうとします。
また、好奇心旺盛な子犬は口に入れることによって、感触の違いを確かめて楽しんでいるという側面もあります。
犬が噛む原因2:遊びの延長
もう一つは、遊びの延長となってしまっているからです。ペットショップに売られている犬は、幼い時期に親や兄弟から離されてしまい、社会性を知らないことがほとんどです。そのため、「遊んでほしい」とか「かまってほしい」という気持ちを上手く表すことができず、噛んでしまいます。
一緒に遊んでいる時でも、楽しさのあまりに自分をコントロールできなくなって、飼い主を噛んでしまうことも。親や兄弟と戯れる中で自分が噛まれた経験を持たないため力加減が分かりません。そのため、子犬の甘噛みであっても相当痛いです。
犬の噛み癖を治すには?
口の中がむず痒くて噛み癖のある子犬には、噛んでもいいおもちゃを与えましょう。噛んでもすぐにへこたれない固めで丈夫なおもちゃなら、噛み応えがある上に長く楽しむことができます。
ただし、お気に入りのおもちゃを誤飲してしまうと病院に連れて行かなければなりません。ですから、口の中に納まらない大きさのものを選ぶと良いでしょう。
また、クッションやスリッパなど噛んではいけないものと区別するためにも、室内にある生活用品とは違う形状のおもちゃを選ぶことが大切です。
一緒に楽しく生活するためには、噛んでもいいものと噛んではいけないものを教えていかなければいけません。すぐには理解できないとしても、信じる気持ちを忘れずに気長に教えてあげて下さい。
大きくなってから噛み癖を治すのは大変なので、小さいうちにしっかり教えこむことが大切です。
遊びの延長で噛み癖になっている犬には、しつけが必要です。もし噛まれたら「痛い!」と大きな声を出しましょう。その後の反応は、その子の性格によって様々です。大きな声に驚いて噛む力を緩めたり、噛むのを止めたりしたなら、褒めてあげましょう。
中には、「痛い!」と言っても噛むことを止めなかったり、さらに興奮して向かってきたりする子もいます。
そういう犬に有効な手段は、視線を合わせずに一度遊びを中断して、犬を残して飼い主だけが別の部屋に行ってしまうこと。
こうすることで犬は「飼い主さんも楽しんで遊んでくれていると思っていたのに、一人にされてつまらなくなっちゃった」という気持ちになることでしょう。
最初はなぜひとりぼっちにされたのか分からなくても、繰り返し経験するうちに噛んだら遊んでくれなくなることを理解し始めます。別の部屋から戻って遊びを再開した時に、噛まずにいられたら褒めてあげましょう。
犬のしつけをする時に気を付けたいこと
犬が人間と生活していくために、噛み癖を治すためのしつけは欠かせません。
女性や子どもの高い声は、言っている内容にかかわらず、犬にとっては「一緒に遊ぼう」と聞こえてしまうことがあります。親犬は子どもに社会性を教える時に、目を見て低い声で「ウー」と短く唸ります。ですから、しつけをする時は、親犬を見習い、目を見て簡潔な言葉を低いトーンで言うことに気を付けましょう。
ゆっくりと言ったり、手をヒラヒラとさせながら言ったりすると気持ちがそれてしまい、理解させることができません。「痛い!」や「ダメ!」などの短い言葉を毅然とした口調で言うと、伝わりやすくなります。
犬は自分を含めた家族全員を群れとみなし、それぞれを順位付けしていると言われています。犬を飼っている家庭で家族が多いときに注意したいことがあります。
それは、みんなが同じ口調で犬のしつけをすることです。優しい言い方する人は、犬より低い順位になりかねません。ですから、犬のしつけに関しては家族全員の口調を統一するように心がけましょう。
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