犬の鼻が乾燥でポロポロしている!原因と対処法は?
2020.12.08目次
犬の鼻がポロポロ乾燥する原因とは?
犬の鼻は健康のバロメーターで、健康な状態なら湿っていることが多いものです。
しかし、犬も人間と同じように、年齢を重ねることによって少しずつ皮膚が乾燥します。
そのため、老犬になると鼻の乾燥が進み、ポロポロとひび割れてしまうこともあります。
ある程度の乾燥は自然に起こる老化現象ですが、乾燥が進むと鼻の部分の角質がポロポロと剥がれてしまったり、またひび割れから出血してしまうこともあります。
ひび割れて出血するような場合には、そこからばい菌に感染してしまうリスクがあるため、動物病院を受診するのが安心です。
犬の鼻が乾燥する原因は他にもあります。
たとえば、花粉やほこりなどによるアレルギーです。犬がアレルギー反応を起こすと、鼻から鼻水が出づらくなり乾燥することがあります。
また、犬のアレルギーは、強いニオイに対しても起こることがあります。
家の中に置く芳香剤などは、できるだけ犬にとって刺激が強すぎないものを選びましょう。
犬の鼻が乾燥する病気『角化症』
角化症とは、角質が正常に作られなくなってしまうという皮膚疾患です。
犬が角化症を発症すると、鼻がカサカサ乾いたり、ポロポロと角質がはがれてしまったり、また鼻や皮膚が分厚くなり、そこからひび割れが起こりやすくなります。
角化症かどうかを見分けるポイントとしては、こうした症状が鼻だけではなく、体の皮膚にも起こっているかどうかという点があります。
もしも体の皮膚にも乾燥が見られる場合には、動物病院を早めに受診して、適切な治療を受けましょう。
犬の鼻の乾燥対策は家庭でもできる?
犬の鼻の乾燥がそれほどひどくない場合には、家庭で乾燥対策のケアをするのが良いでしょう。
自宅でできる保湿ケアはたくさんありますが、その中でも今すぐ始められるのは、ワセリンを鼻に塗るという方法です。
ワセリンの中でも白色をしたものは、石油を原料として作られた保湿剤で、高い保湿効果が期待できます。
人間の肌のひび割れにも使うことができ、ドラッグストアでリーズナブルに購入できます。
初めてワセリンを塗る時には、犬は嫌がるかもしれませんん。
しかし、鼻にあまり刺激を与えないようにして、優しく塗ってあげる習慣をつけることで、角質がポロポロ剥がれ落ちるのを対策できます。
犬用の保湿クリームもオススメ
人間用の白いワセリンを使ったけれど効果がイマイチだったという場合には、犬用の保湿クリームを使うと良いでしょう。
犬用の保湿クリームは、肉球と鼻に使うことを想定されている商品です。
犬が舐めても安全ですし、舐めても取れにくいという高い保湿作用が期待できます。
ペットグッズを取り扱っているショップで販売されている他、ネットショップでも購入できます。
水分補給も乾燥対策に効果的
皮膚の乾燥をケアするためには、乾燥している部分に保湿クリームを塗る以外に、体内から水分補給をする方法も大きな効果があります。
これは人間の乾燥対策と同じです。
犬も、普段よりも多めに水分補給をすれば、肌の乾燥が軽減され、鼻の乾燥も緩和できます。
ただし、犬に「水分をよく飲みなさい」と言い聞かせても、聞き分けよく飲んでくれる子は少ないでしょう。
そのため、普段の食事に水分を混ぜて柔らかくしたり、しばらくはウェットフードを活用するなど、食事の時に水分をたくさん摂取できる工夫をしましょう。
室内犬なら部屋の湿度管理も大切
部屋の空気が乾燥していると、人間も犬も皮膚から水分が蒸発しやすく、肌は乾燥しやすくなります。
犬の場合、鼻を使って水分調整をするため、空気が乾燥すると鼻が乾燥しやすくなります。
乾燥を食い止めるためには、室内の湿度を高めにし、できればいつでも湿度30%~40%ぐらいを維持するようにしましょう。
湿度の管理は、加湿器がおすすめです。
もしも加湿器だけでは十分でないという場合には、濡れたバスタオルを部屋にかけておくだけでも大きな効果がありますし、雨が降っている日に窓を開けて湿度を中に取り込むという方法もいいでしょう。
鼻が乾燥しやすい犬種はあるの?
犬は犬種によって、かかりやすい病気が異なります。
しかし、皮膚や鼻の乾燥という点では、乾燥しやすい犬種があるわけではありません。
また、犬の鼻は黒の他に茶色やピンク色などがありますが、鼻の色によって乾燥しやすいかどうかという点が変わるわけではありません。
つまり、鼻の乾燥は犬種によって起こりやすさが変わるわけではなく、その子の生活習慣や食生活、室内の環境や年齢などの要因が大きく影響しているのです。
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