腎臓

愛犬の急性腎臓病は重症化すると命に関わるの?症状や原因について解説!

犬の急性腎臓病は症状が出にくく早期発見することが難しい病気です。

今回はそんな犬の急性腎臓病の原因から治療法予防法まで解説します。

愛犬の急性腎臓病とは?

愛犬の急性腎臓病とは?
犬の急性腎臓病とは、腎機能が急激に低下することで、尿毒症や高窒素血症が起こるという病気です。

ケガによる傷がきっかけとなることもあれば、明確な原因が分からないことも少なくありません。特に、初期の頃にはワンちゃんも元気にしていますし、検査をしても異常が見つからないことが多いため、早期発見しづらい病気の一つと言えます。

急性腎臓病の概要として知っておきたいことは、かかりやすいワンちゃんの犬種やタイプ、年齢はないという点です。

どのワンちゃんでも、体質や生活環境によって、急性腎臓病を発症するリスクがあります。

その中でも、特に室内で異物誤飲しやすい子は、急性腎臓病を発症するリスクが高くなるため、注意が必要です。

急性腎臓病の原因について

急性腎臓病の原因について
犬の急性腎臓病の原因は大きく分けて3つあります。

腎前性とは?

腎前性とは?
1つ目の原因は腎前性によるもので、腎臓に流れ込む血液量の減少によって、急性腎臓病を発症します。

例として、

・脱水

・出血

・心臓病

などがあげられます。

腎性とは?

腎性とは?
2つ目の原因は腎性で、腎臓自体の障害により急性腎臓病を発症します。

腎臓自体の障害の例として、

・ショック

・高体温

・脱水や出血などによる腎臓の虚血

・中毒物質

などがあげられます。

腎後性

腎後性
3つ目の原因は腎後性で、尿路閉塞によるものです。

尿結石や事故による外傷性損傷などにより、

・突然元気や食欲がなくなる

・尿量が減少する

・嘔吐する

などの症状が見られます。

このように急性腎臓病を発症する原因は様々で、原因不明な場合もあります。

日常生活で飼い主さんが急性腎臓病を判断することは難しいため、病院での定期的な診断による早期発見が重要となるのです。

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どんな症状が出るの?

急性腎臓病は初期の頃には見つけづらい病気です。

注意したい症状には、

・尿の量が減る・出にくくなる

・食欲不振

・嘔吐

などの症状が挙げられます。

病気が進行している場合、尿毒症を発症し、神経障害などの症状が出ることもあります。このような症状が見られた場合、速やかに病院に行きましょう。

急性腎臓病の治療方法は?

急性腎臓病の治療方法は?
急性腎臓病の治療には、集中的な管理が必要です。

まずは入院治療を行い、点滴による脱水症状の改善を行いながら、毒素の排出を試みます。

おしっこが出ないという無尿の症状は点滴治療で改善できることが多いのですが、利尿剤を使っても改善しない場合には透析療法が行われます。

人間の場合だと血液透析という治療法がありますが、わんちゃんの場合には高い専門知識や特殊な機器が必要となるため、行われることはありません。したがって、犬の透析療法では腹膜透析が行われます。

また、急性腎臓病の中でも、腎後性(尿路閉塞が起きている)の場合は、尿道に詰まっている結石や物質を取り除くための除去手術を行います。これらの治療を行うことで、多くの場合には1週間~3週間程度で回復期に向かうことができます。

しかし、完全に回復しない場合には慢性腎不全など、慢性疾患に移行してしまうこともあるため、注意しなければいけません。

知っておきたい予防法は?

急性腎臓病の知っておきたい予防法は?
わんちゃんの急性腎臓病を予防するためには、

・動物病院で定期的に健康診断を受診する

・異物誤飲を予防する

・塩分を控え栄養バランスの取れた食事を心がける

ことから始めましょう。

別の疾患の合併症として急性腎臓病が引き起こされることは、ある意味、防ぎようがありません。しかし、適切な食事管理や異物誤飲の防止など、日常生活の中で少しでも発症する確率を下げることは可能です。

完全に予防することは難しくても、これらをしっかりと行っていれば、発症防止、早期発見につながります。

また、少しでもおかしいなと感じたら、速やかに獣医の診察を受けましょう。早めの受診がわんちゃんの健康寿命の増加につながります。

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