犬が肥満になると発症が高まる病気とは|肥満により起こる病気5選を解説
肥満は、わんちゃんの健康を脅かす重大なリスクの1つです。
かわいいからと言ってごはんやおやつをあげすぎてしまうと、犬の健康寿命を大きく縮めてしまう恐れがあります。
今回は、そんな犬の肥満が実際に体にどのような影響を及ぼすのかについて解説していきます。
肥満による発症リスク5選
心疾患
肥満によって全身に多くの血液を送る必要があり、心臓への負担が増すことにより「心疾患」を引き起こします。
また、無症状の期間に発見することは難しく、軽度な症状が出始めたときに発見することが出来たとしても寿命が3年未満、ということが多いです。
さらに、心臓病は1度病状が進行すると回復することは難しい為、病気の原因となる肥満を予防することが重要です。
呼吸器系の疾患
肥満により体内の血液循環が悪くなり、気管が脂肪で押されることによって気道が圧迫されて呼吸しにくくなります。
主なものに「気管虚脱」があります。
これは肺へ空気を送る器官が途中でつぶれ、呼吸ができなくなってしまう病気です。
最初は軽い咳から始まり、末期では呼吸困難となります。
症状が潜伏性かつ進行性であるので、原因の1つである肥満を予防することは非常に重要なのです。
糖尿病
糖尿病は糖分が血液中に高濃度とどまっている状態です。
肥満になったわんちゃんの多くは過剰な量の食事により糖分の過剰摂取となっています。
糖分の過剰摂取はインスリンの働きを鈍らせ、血糖値の上昇が抑えられなくなり、糖尿病の発症確率が高まります。
肝疾患
肥満が続くと肝臓の細胞は余った糖分を脂肪とし細胞内に貯蓄します。
この状態を「脂肪肝」といい、肝臓は再生能力が高いのでこの時点で対処していれば正常な状態に戻ることが出来ます。
しかし放置したままだと、脂肪に覆われた肝細胞は破壊され肝臓の繊維のみが残り肝臓の機能を失っていきます。
これにより体内の毒素を分解する機能も低下し、免疫機能の低下も伴うので早期の対処が必要です。
変形性関節症
犬の約20%は何らかの形でこの疾患を抱えているということが、複数の研究によって報告されています。
特に肥満により体重が重くなることでわんちゃんの足腰への負担が増し、慢性的な痛みや歩き方がおかしくなる、などの症状を伴います。
わんちゃんは運動を嫌がるようになり、さらに太ってしまうという悪循環に陥ります。
まとめ
今回は、犬が肥満になった時のリスクについて解説していきました。
肥満は、百害あって一利なしです。
愛犬がもし肥満だったなら、早いうちにダイエットをして健康な状態にしてあげてください。
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