しつけ

犬のしつけって何をしたらいい?基本的なしつけや注意点など基礎知識をご紹介!

犬を飼い始めるとまず頭に浮かぶのは、犬のしつけのことではないでしょうか。

飼い主さんなら誰でも一度は頭を悩ませることが多いと言っても過言ではないかもしれません。

実際に犬のしつけは必要なのか?何歳までに行うべき?どんなことから始めたらいいの?などたくさんの疑問が浮かんできますよね。

もし、しつけをせずにただ可愛がるだけでは犬も人も快適に生活できず不幸になってしまうこともあります。

犬が周囲の人に迷惑をかけることなく共に楽しく生活するためにはしつけが必要不可欠です。

今回は犬のしつけについての基礎知識や基本的なしつけについて、しつけをするにあたってのポイントや注意点を分かりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください!

犬のしつけは必要?必要な理由とは?


そもそも犬のしつけは必要なのか?と思ったことがある方も少なくないかもしれませんが、犬のしつけは人と犬が一緒に暮らしていく上で必要不可欠なものです。

しつけをすることで愛犬の安全を守ることや周囲の人とのトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

また人との生活を快適に過ごすためにも生活上のルールや人間社会のことを愛犬にも知ってもらうことでお互いの生活を守ることにも繋がります。

ただし、こちらのルールを一方的に押し付けないことが大切です。

基本的にしつけは愛犬との絆を深めることがポイント。

しつけは飼い主の役目ですが犬の特性や性格を理解した上で無理なく教えていくようにしましょう。

何歳までにしつけをしたらいいの?


では、犬のしつけは何歳までにしたらいいのでしょうか。

基本的には何歳までという明確な期限はありません。

ただし子犬のうちに基本的なしつけは学んでおいた方が知識を吸収しやすいのでしつけには適していると言えます。

基本的なしつけとは、アイコンタクトやトイレトレーニング、噛み・吠えのしつけなどです。

その他にも人や動物、物などの外の刺激に慣れさせることや触れられることに慣れるなどの社会化トレーニングは特に子犬の時期がおすすめです。

成犬になると社会化トレーニングやしつけに時間を要することが多くなるため根気強く教える必要がでてきます。

しつけを始める前に ~教える時のポイント~


しつけを始める前に、しつけをスムーズに行うためにも教える時のポイントを以下でご紹介します。

まずは愛犬と仲良くなるところから

最初に大切なことはまずは愛犬と仲良くなることです。

小さい時から育ててきた犬であれば問題ないことが多いですが、成犬から飼った犬の場合は信頼関係がないとしつけはうまくいきません。

子犬であっても成犬でもまずは愛犬と信頼関係を築くためにたくさんコミュニケーションを取るようにしましょう。

飼い主さんが愛情をかけて楽しんで行う

しつけをしなければならないと必死で飼い主さんの表情がこわばっていたり楽しくなさそうな気持ちや雰囲気はどうしても愛犬に伝わってしまいます。

愛犬に愛情をかけて飼い主さん自身が楽しんでしつけを行うことで、しつけは楽しいものだと認識してスムーズに進むことが多いので肩の力を抜いて臨むようにしましょう。

ご褒美はドライフードや食べやすいものを使う

しつけをする際にはご褒美のおやつを活用すると効果的です。

愛犬がうまくできたタイミングでたくさんほめることにプラスしておやつをあげると『うまくできたらご褒美がもらえる』と学習して愛犬のやる気もアップしますよ!

ポイントは愛犬が飽きないようにおやつのバリエーションを多くすること!

また食べやすいドライフードのものやすぐに食べれる食べやすいものを使うと良いですね。

ただしおやつのあげすぎには注意!おやつをあげる時は、フードの量を調整したり低カロリーおやつを活用すると良いでしょう。

個体差があることを認識する

犬には人と同じようにそれぞれの性質や性格の違いがあり、得意不得意はどうしてもあります。

その他にもヘルニアなどの病気を持っていて、身体的な理由でおすわりやふせなどの体勢をとることが厳しい子もいます。

犬には個体差があることを認識して、教え方は1つではないのでその子にあった教え方を心がけるようにしましょう。

始めよう!基本的なしつけ~ポイントや注意点も詳しくご紹介~


早速、基本的なしつけについてポイントや注意点もふまえながら1つ1つ詳しくご紹介していきます。

名前の認識・アイコンタクト

まず最初に行うしつけは自分の名前を愛犬に覚えてもらうことです。

自分の名前を覚えることで次に行うアイコンタクトのしつけや他のしつけを覚えさせやすくなります。

【名前の認識/具体的な方法】
・犬が振り向いた時に名前を呼ぶ
・こちらに向かってくる時に名前を呼ぶ
・犬の後ろから名前を呼んで振り向いたらほめておやつを与える
・頭をなでながら名前を呼ぶ

名前を覚えたら次はアイコンタクトのしつけです。

アイコンタクトはすべてのしつけの基礎になるものなのでとても大切です。

アイコンタクトができるようになると犬の意識が飼い主さんに向くのでいろんなしつけを効果的に学習させることができるようになります。

【アイコンタクト/具体的な方法】
・ご褒美を飼い主さんの眉間のところに持ち愛犬の名前を呼ぶ
・愛犬の名前を呼んで目が合ったらすぐにほめる
・愛犬の名前を呼んで目が合ったらおやつをあげアイコンタクトが良いことだと学習させる

【ポイント】
最初のうちは、少しでも目が合ったらすぐにほめること・ご褒美をすぐにあげることを意識しましょう。
アイコンタクトをするとご褒美がもらえるということを理解するまでに時間がかかることもあるため。
あまり長い時間見続けることを求めるとうまくいきません。
スムーズにアイコンタクトができるようになってきたら徐々にご褒美をあげるタイミングを遅らせていくとアイコンタクトが上手になってきます。

人から触れられることに慣れる

それがしつけ?と思う方もいるかもしれませんが、人から触れられることに慣れるのも大事なしつけの1つです。

体に触れることは愛犬の日常のケアをすることやケガや病気などの早期発見にもつながりますし、病気などの治療の際に獣医師などに触られても嫌がらないように慣れさせることが大切です。

また触られることに慣れていないと、散歩などの際に触ってきた人に対して吠えたり噛むなどのトラブルが起きる場合もあります。

【人から触れられることに慣れる/具体的な方法】
・子犬の時期からリラックスさせながらやさしくなでたりしてコミュニケーションをとる
・握りこぶしを作り、手の甲を犬の鼻に近づけてにおいを嗅いで来たらあごの下から首の
あたりをやさしくなでていく
・少し慣れてきたらお腹や背中などをなでる時間を増やしていく
・なでる時間が増えてきたら嫌がりやすい足先・耳・口付近・お尻・尻尾などをなでる

【ポイント】
早く慣れさせようと焦ってしまうと逆効果になったり犬がストレスを感じたりするのであくまで自然に飼い主さんもリラックスした状態で行うことがポイントです。その際にやさしく声掛けをしてあげると安心してくれますよ!

【触れれるようになったらチェックしましょう】
1. 目・・・目やにや涙やけがないか、まぶたを少し持ち上げて赤くなっていないか
2. 鼻・・・適度な潤いがあるか、鼻水が出ていないか
3. 耳・・・耳の中が赤くなっていないか、耳垢が溜まっていないか、嫌な匂いがしないか
4. 足先・・・爪がのびていないか、肉球に傷がないか、肉球が腫れていないか
5. お腹・・・皮膚の異常はないか、湿疹ができていないか
6. お尻・・・分泌物で汚れていないか、肛門部分に汚れがないか、赤くなっていないか
7. 口・・・歯垢や歯石がついていないか、乳歯や永久歯が生えそろっているか
8. 全身・・・脱毛や毛玉がないか、皮膚に傷や湿疹がないか、ノミやダニがいないか

コマンドトレーニング

コマンドトレーニングはよく聞いたことがある『お手』や『お座り』などの指示語トレーニングのことを指します。

名前を覚えてアイコンタクトができるようになったらコマンドトレーニングに取り組んでいきます。

コマンドトレーニングについて1つ1つ見ていきましょう。

1. お座り
お座りは犬の動きを一時的に止めたり、犬の気持ちを落ち着かせることができます。
犬が興奮状態の時や一時的に待ってほしい時に役立ちます。

【お座りのしつけ方法】
1. ご褒美のおやつを犬の鼻に持っていき、においを嗅がせる
2. ご褒美を持っている手を犬の頭の上あたりに持っていく
※顔が上向きになると自然におしりに床がついてお座りの姿勢になります。
3. おしりが床についたところで「お座り」と声掛けし座った状態をキープしている間に褒めてご褒美をあげる
4. お座りの声掛けでできるようになるまで繰り返し行う

【ポイント】
・体勢とコマンドを関連付けするために最初のうちは犬が座った直後にお座りと言う
・コマンドとプラスでハンドサインも一緒に使うと伝わりやすくなる
(ハンドサイン)
人差し指を立て「1」を作って中指と親指でご褒美を持ちその手を犬の頭上に移動させる

2. お手
お手はしつけというより、芸の1つなのでできなくても問題はありませんが飼い主さんが覚えさせたいという声が多いものです。

【お手のしつけ方法】
1. 犬と向き合って「お手」と言いながら犬の前足を飼い主さんの手にのせて持ち上げる
2. そのまま5秒キープ
3. 手から犬の前足をおろす
4. ご褒美をあげてたくさん褒める

何度か繰り返して「お手」が飼い主さんの手に足をのせることだと覚えてきたら
「お手」と声掛けをして犬の前に手を出すだけにしていきましょう。

【ポイント】
・長時間しないこと
※あまり長くしようとすると犬が嫌になって苦手になってしまう可能性が高いです。
・お手は無理に覚える必要はない

3. ふせ
ふせは犬からするとリラックスした状態にあたるので、長く待たせる必要があるときに役立ちます。
興奮状態の際に落ち着かせる時にも有効なコマンドです。

【ふせのしつけ方法】
1. ご褒美を持った手を嗅がせて、まず最初にお座りをさせる
2. ご褒美を犬の鼻に近付けてそのまま手を真下におろして顔を下げさせる
※犬の頭だけ下がってしまった場合、ご褒美を持った手をゆっくり前に動かす
3. ふせの姿勢になったらすぐに「ふせ」と声掛けしご褒美をあげてたくさんほめる

【ポイント】
・真下におろす際は犬の気を引きながらまっすぐ下に動かす
・ふせをするとご褒美がもらえると覚えさせる

4. 待てとよし
待ては犬の動きを一時的に止めて待機し、飼い主さんの合図があるまで待たせるコマンドです。

ごはんの時に待たせたり、外出時に玄関から出る時や車から降りる時に飛ばしたりしないようにする場面で役に立ちます。

愛犬の安全を守るためにもぜひ覚えさせたいですね。

【待てとよしのしつけ方法】
1. まず最初にお座りorふせをさせる
2. 飼い主さんの手をパーにして犬の目の前に出し「待て」と言う
※最初のうちは1〜3秒くらい待てればOK!
3. 待てたら「よし」という合図で終わりにし、ご褒美をあげてたくさん褒める

待てができるようになったら少しずつ待つ時間を長くしてみたり、距離をとった状態・立った状態などでも練習しましょう。
その際、褒める時は愛犬のそばまで行って褒めること!

【ポイント】
・「待て」ははっきりと強めに言う
・「よし」は笑顔で楽しく明るく言う

5. おいで
おいでは離れている犬を呼び戻す時に有効なコマンド。

万が一犬が逃走してしまった場合やドッグランなどに出掛けて帰る際に呼び戻す際にも有効です。

お散歩に行く際にリードをつけるときや日常的なケア(歯磨きやブラッシングなど)の時にも役立ちます。

トラブルや事故予防のためにも覚えさせたいコマンドです!

【おいでのしつけ方法】
1. ご褒美を飼い主さんが手に持っておく
2. 犬から少し離れたところからご褒美を持っている手を出し、「おいで」と優しく呼ぶ
※慣れてきたらご褒美がない状態で呼ぶ
3. 愛犬が来てくれたらご褒美をあげてたくさん褒める

【ポイント】
・「おいで」後はご褒美や遊んであげて良い印象を持たせるようにする
※「おいで」後に怒ったり嫌なお手入れすることが続くと行くと嫌なことがあると覚えるのでお手入れする際はご褒美の後に行うかお手入れした後にご褒美をあげると良いですよ!

6. ハウス
ハウスはケージやサークルに犬を誘導するコマンド。ハウスを覚えておくと外出時や災害時にスムーズです。

【ハウスのしつけ方法】
1. ご褒美のにおいが嗅がせて、ケージやサークルの奥にご褒美を置く
2. 犬がケージやサークルに入ったらすぐに「ハウス」と言う
3. ご褒美を食べているうちにケージやサークルの扉を閉める
4. 5秒ほど経ったら扉を開けてたくさん褒める

慣れてきたら扉を閉める時間を少しずつ伸ばしていきましょう!

【ポイント】
・ケージやサークルに入ると良いことがあるということを覚えさせる
・ご褒美はなるべく奥の方に置くこと

食事ルール

人間と同じで犬にも生きていく上で大切な食事は犬の健康や安全を守るためにも大切なしつけの1つです。

人間が食べているご飯を与えすぎると、肥満や病気を引き起こす可能性や家にある食べ物を勝手に食べたり散歩の際に落ちているものを拾い食いして害になる場合もあります。

また人間の食事を与えると食事に対する執着も強くなるので自由に食べる習慣がついてしまいます。

そういったトラブルを防ぐためにも食事は飼い主さんの許可が必要であることを覚えてもらう必要があります。

【食事ルール/具体的な方法】
・食事の際は食器を使用する(自分の食事は食器にあるものだと認識してもらう)
・食事を与える際には「待て」「よし」と許可を与えて食べさせるようにする

【ポイント】
・食事の許可をしたらあまり待たせすぎないようにする(犬のストレスになるため)
・人間の食事を欲しがっても与えないようにしましょう
・可能であれば毎日決まった時間ではなく少しずらして与える
(食事の時間になると吠えたり催促を行うようになるため)
・食事を追加する際は食器を奪わずに横から追加する
(奪われると噛まれたり威嚇されたりするため)

トイレトレーニング

最近は室内飼いをする方が増えているため、トイレトレーニングも大事なしつけの1つになりました。

決まった場所で排泄ができるようになると飼い主さんの負担も減ります。

時間がかかる場合もありますが、根気強くトレーニングをしていきましょう。

【トイレトレーニング/具体的な方法】
1. トイレの場所を決めておきその場所にトイレシーツを設置しておく
※そのシーツに排泄物のにおいをつけておく
※できれば最初はサークル内に設置する→排泄がトイレでできたらサークルから出す
2. 朝起きた後や食後、におい嗅ぐ仕草をした時に設置しておいたトイレに誘導する
※犬自身が歩いて向かうようにする。抱っこして連れて行ったりしない
3. トイレで排泄ができたらたくさん褒める
※最初のうちはできたらご褒美あげてもOK

【ポイント】
・失敗しても叱らないこと!叱られると見えない場所や隠れて排泄するようになることも
→失敗をしたときは叱らずに無言で片づける
・トイレの設置場所は寝る場所とは違うところに設置する
→自分が寝るところで排泄することは本能的に嫌う傾向がある
・においを嗅ぐ仕草やおしりを床にくっつける仕草などがあったらトイレに素早く誘導する
・トイレで排泄ができた時は大げさなくらい褒める

噛んでいいものとだめなものを理解

子犬の頃は甘噛みだから大丈夫!そう思っている方もいるかもしれませんが、子犬の頃の甘噛みをそのままにしてしまうと成犬になった時のトラブル、飼い主さんや他の人をケガさせるなどに繋がる可能性があるのでなるべく早い段階でやめさせるようにしましょう。

その他にも家にあるものを噛んで誤飲や感電などの犬自身の生命に関わることもあります。

そのため噛んでいいものとだめなものを教えてあげる必要があります。

【噛んでいいものとだめなものを理解/具体的な方法】
・手などを甘噛みされた時
→無視をする、おもちゃを使って違う遊びをする、「痛い」と言ってしばらく部屋から出る
※部屋から出るのは20秒ほどがおすすめ。30秒以上になると噛んで飼い主さんが出ていったことを結びつけられず、しつけの効果がなくなってしまうため。
・家にあるものを噛んでいたずらする
→噛んでいいおもちゃをあげる、ストレス発散する(ドッグランや一緒に遊ぶなど)

噛み防止グッズを使うのもおすすめですが、根本の解決にはならないのでできるだけしつけで覚えさせられるようにするのが理想です。
また危険なものは犬の届くところに置かないようにしましょう。

【ポイント】
・飼い主さんが一貫して同じ対応を継続することが大切
→無視をする、痛いと言っていなくなる=噛むと楽しくないことが起きると覚えさせる
・目の前で手をひらひらさせたり獲物のような動きをしない
→本能的に噛んでしまうことがあるので危険です

無駄吠え

基本的に犬が吠えるのは本能的なもので悪気はないので、ゼロにはできないものですが人と共同生活を行っていく上でむやみに吠えらえるのは困りますよね。

時には騒音で近所とトラブルになることも少なくありません。

犬の吠えはゼロにはできませんがしつけで少しでも無駄吠えは減るようにしていきたいですね。

【無駄吠え/具体的な方法】
・チャイムに反応して吠える時
→録音したチャイム音を流して慣れさせる、吠える前におやつをあげる、抱っこする
※吠えたことに対するご褒美と思わせないように必ず吠える前におやつをあげる
・何か要求して吠える時
→無視する(吠えてもいいことが起きないことを学習させる)
※無視をして吠えるのをやめたら褒めてあげる
※吠えたらいいことがあったと学習させないためご褒美はあげない
・散歩中に人や他の犬に吠える時
→すれ違う前におやつをあげる
※吠えずにすれ違うことができたらたくさん褒めてあげる

リードを繋ぎっぱなし、ゲージに入れっぱなしにしている犬は運動不足やストレスからイライラで吠えてしまい、
不満があることから飼い主さんの言うことをきかないようにもなっていくので飼育環境の見直しが無駄吠えの解決になる場合もあります。

【ポイント】
・吠えは本能的なものなのでゼロにすることはできない
・ご褒美は与える場合と与えない場合を間違えないようにする
・繰り返し練習し慣れさせることが大切

社会化トレーニング

社会化トレーニングとは、いろんな人や物・生き物、音などに慣れさせることを指します。

特に生後3〜16週目の頃に経験したことが犬の性格や性質を左右するともいわれているくらいです。

社会化トレーニングは犬が人間社会で生活する上でも大事なトレーニングです。

できる限りいろんな経験をさせてあげるようにしましょう。

ただし外出はワクチン接種をして獣医師から外出OKの許可が出たらにしましょう。

【社会化トレーニング/具体的な方法】
・いろんなタイプの人と触れ合う(子ども・高齢者・男性・女性など)
→愛犬を抱っこしてあげて触れてもらう
・外出してみる
→人ごみを歩く、自転車に乗る、車に乗る
・音に慣れる
→生活音を聞かせる(洗濯機・掃除機など)、玄関チャイム、人の声、外の音
・他の犬と触れ合う
→ドッグラン、しつけ教室、保育園・幼稚園、パピー教室
・行くことになるであろう場所に行く
→動物病院、トリミングサロン、ペットホテル

【ポイント】
・無理強いはしないこと!愛犬の様子を見ながら少しずつ進めていきましょう!

グルーミングに慣れる

社会化トレーニングと重なる部分がありますが、グルーミングに慣れるのも大切です。

ブラッシングやシャンプー、爪切り、歯磨きなど生活していく上で欠かせないものなので初めは苦労するかもしれませんが、根気強く慣れさせるようにしましょう。

【グルーミングに慣れる/具体的な方法】
・まずは愛犬との信頼関係をしっかり築く
・ケアは一気に行わず、ゆっくり進めていく
(シャンプーであれば初日はお湯で濡らすだけ、爪切りであれば初日は1つの爪だけなど)
・できたら褒めてご褒美をあげる

【ポイント】
・無理強いしないこと!嫌がっているのを無理矢理行うと苦手意識が強くなります。
・自分でどうしても難しい場合はプロに頼る

お留守番トレーニング

お留守番トレーニングもやっておいた方がいいしつけの1つです。

飼い主さんに依存しすぎて分離不安症にならないためにも、可能であればトレーニングしてみましょう。

ただお留守トレーニングは必ずしも必要ではありません。

難しい場合はペットホテルや保育園・幼稚園に預けるという選択肢もあるので無理はしないようにしましょう。

【お留守番トレーニング/具体的な方法】
・愛犬が過ごしやすいハウスを準備し、日頃からハウスで過ごす時間を設け慣れさせる
・ハウスに慣れたら飼い主さんが離れることに慣れさせる
(いない状況で遠くから様子を見守る)
・実際にお留守番させて最初は1時間程度から少しずつ時間を長くしていく
・おりこうさんにお留守番できたらたくさん褒めてご褒美をあげる

【ポイント】
・お留守番する日は事前にたくさん遊ばせて発散させておく
・無理はしない!難しい場合はプロに頼る(保育園・幼稚園・ペットホテル)

しつけの注意点


しつけをするにあたって絶対やってはいけないことは罵倒、愛犬を叩く、殴る、蹴るなどの体罰で従わせることです。

人でも同じだと思いますが、そういった主従関係の中では信頼関係は生まれず愛犬に精神的なダメージを負わせてしまうことになります。

それが引き金になって問題行動や反抗的な行動に繋がり、トラブルやケガに繋がる恐れがあるので絶対にやめましょう。

また、おしおきで押し入れに閉じ込めたりゲージに閉じ込める行為も同様です。

ケージなどは愛犬にとって安心できる場所でないといけません。

おしおきで閉じ込めるとその場所が嫌いになりお留守番や外出の時に飼い主さんが困ることになるので閉じ込める行為も絶対にやめましょう。

大切なのは愛犬を大事に想う気持ちと褒めること


しつけに一生懸命になるあまり気付いたら愛犬を叱ってばかりということも少なくありません。

しつけも愛犬を想ってのことだと思いますが1番大切なのは愛犬を大事に想う気持ちと褒めることです。

叱ってばかりいてはうまくいくしつけもうまくいかなくなってしまいます。

まずは基本的なアイコンタクト、お座り、待てができるようになったら大げさなくらい褒めるようにしましょう。

犬のしつけのコツは飼い主さんから褒められると良いことがあった!楽しい!嬉しい!もっと頑張ろう!と覚えさせることです。

【しつけが上手くいかない!こんなことしていませんか?】
・必死になりすぎて長時間のしつけになって犬が飽きている
(長くても15分くらいがおすすめ)
・できているのに褒めたり褒めなかったりする
(できた時は必ず褒めることを忘れないようにしましょう)
・家族の中でしつけの仕方が統一されておらず混乱している
(しつけの仕方は家族内で必ず統一させること!)

まとめ

今回は犬のしつけについて詳しくご紹介しました。

犬のしつけは人と共同生活をしていく上で必要不可欠です。

ただし、犬と飼い主さんの間に信頼関係がないと上手くいくものも上手くいきません。

まずは愛犬とのコミュニケーションをたくさん取り、信頼関係を築くところから始めましょう。

何度もお伝えしますが、犬のしつけには愛犬を大事に想う気持ちと褒めることがなによりも大切です。

うまくいかずに焦ったり苛立つこともあるかもしれませんが、そんな時こそ焦らず愛犬と無理なく楽しくしつけを行うようにしましょう!

時間と根気も必要ですが飼い主さんが楽しんでいると自然と愛犬もついてきてくれるようになりますよ!

上手くいくように応援しています!

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