【犬のくしゃみ】なぜ犬はくしゃみをするの?理由や原因となる病気を解説

犬のくしゃみには様々な原因があります。犬もくしゃみが出るメカニズムは人間と同じで、ホコリや細菌、花粉などの異物が鼻に入り込むと、それを排除しようとして反射的にくしゃみをします。
異物が原因でない場合には、冷たい空気や刺激臭などが鼻の神経を刺激し、くしゃみが出る事もあります。
つまり、犬がくしゃみをするという動作は、体内に必要ないものを排除しようとする生理現象と考えられます。
犬のくしゃみはストレスが原因となっている事もあります。これは、ストレスによって犬の自律神経が乱れてしまうためです。
犬がストレスを感じる原因もいろいろあり、
・飼い主からの躾がきびしすぎる
・一緒に遊んでくれない
・甘やかされすぎた
・放置される事が多い
などがあります。
犬はとても繊細な動物なので、ちょっとした事でも大きなストレスになってしまう事は少なくありません。
嬉しくて”わざと”くしゃみをする事も?
犬の体は、脳ではなく感情によってコントロールされる部分があります。
尻尾を振るとか、耳を後ろに倒すとか、興奮しすぎてオシッコをしてしまうなどは良く知られていますが、犬のくしゃみもその一つです。
嬉しくて興奮冷めやらない時には、自分自身を落ち着けるためにわざとくしゃみをする事があります。
これは犬が自分で考えて冷静に行っている行動ではなく、感情によって支配されている仕草の一つです。
くしゃみが続く場合には要注意!
人間もそうですが、犬のくしゃみは連続的に起こるわけではありません。
感情によるくしゃみや鼻に入った異物を排除しようとする場合には、1回だけもしくは数回というのが一般的です。
しかし、連続してくしゃみが止まらない場合や、逆くしゃみ(逆さくしゃみ)と呼ばれる、空気を吐き出すのではなくて吸引しているようなくしゃみの場合には、飼い主にとっては心配なものです。
逆くしゃみは、チワワやトイプードル、パピヨンなどの小型犬に多く見られる発作性呼吸で、アレルギーを持っている子だと頻繁にする事があります。
ただし、逆くしゃみそのものは病気とか異常というわけではないため、治療をする必要はありません。
連発してくしゃみが止まらない場合や、くしゃみだけではなく他にも不快な症状が現れている場合には、別の病気が原因となっている可能性があります。
くしゃみを引き起こす犬の病気
くしゃみを引き起こす病気には、ケンネルコフという伝染性の気管支炎を始め、ジステンバーウイルスによる感染症、アレルギーなどがあります。
どれも、動物病院を受診すれば治療できるものなので、早期発見と早期治療をおすすめします。
老犬のくしゃみが止まらない場合には、歯周病のリスクがあります。
犬の歯周病が進行すると、歯周病を引き起こしている細菌が口の中だけでなく、鼻にまで侵入して炎症を広げ、くしゃみが出るようになります。
歯周病の場合、くしゃみだけではなくて、鼻水や鼻血が出るという症状なども起こるのが特徴です。
動物病院に行けば治療できる疾患ですが、放置すると症状が進行し、とても危険です。
犬の歯周病治療では、手術が必要となります。
治療方法は人間と同じで、歯についている歯石をスケーリングしたり、グラグラしている歯を抜歯し、口の中の環境を改善します。
スケーリングの際には歯肉を切開して縫っているので、退院後には抗生物質や消炎剤を服用しなければいけません。
犬のくしゃみの治療法
犬のくしゃみが止まらずに動物病院へ行った場合、まずは原因を究明する事から始めます。
くしゃみという症状だけを止めるのではなく、それを引き起こしている原因を排除する事で、くしゃみを止める事ができるからです。
例えば、ケンネルコフはウイルスが原因で起こっている感染症です。
予防接種を打つ事で感染を予防できますが、万が一かかってしまった場合には、対症療法として咳止めの薬を服用したり、吸入器で鼻の中をクリーニングする治療を行います。
犬のくしゃみを止める方法
犬の止まらないくしゃみをストップさせる方法はいくつかあります。
例えば、異物によるくしゃみなら、濡れたタオルで鼻を軽く拭いてあげればOKです。
また、ニオイによる刺激がくしゃみを引き起こしているのなら、おやつなど犬が大好きなニオイを鼻に近づけてあげれば、落ち着く事があります。
もしもくしゃみが止まらない場合には、念のために動物病院を受診するのが良いでしょう。
病気でなければ一安心ですし、病気の場合には早期発見と早期治療が可能です。
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