国産ドッグフードを選ぶときのコツは?選ぶ際の注意点やおすすめポイントを解説!
愛犬には安全で良い物を食べさせたい
愛犬の食べ物にこだわりたい時、その候補に挙がるのが「国産のドッグフード」です。海外から輸入された外国産ペットフードは安い事が多い反面、輸入時にかかる日数によって店頭に並ぶまで時間がかかる=店頭に並んだ時点で品質が落ちているケースがあります。
また、国産と外国産での大きな違いは、外国で製造されたドッグフードは、その国基準の添加物が付与されています。日本では記載が義務付けられている添加物であっても、その国では無記載でOKという事もあります。
ただし日本の流通上、ドッグフードは「雑貨」に該当しており、外国産のペットフードは「食品」として扱われています。食品としての安全性として考えると、外国産の安全基準は厳しい=安全性が高い、という言説もあります。
ペットの食を守るペットフード安全法
しかし、かといって国産ペットフードの基準が緩い、という話ではありません。日本で流通させる上で、ペットフードには「ペットフード安全法」、正式名称は「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」によって基準や成分規格が定められています。
世界でも珍しい法律で、ペットフード事業者はこの基準を守らなければ製造のみならず輸入も販売も出来ません。この法律によってペットフードには名称、賞味期限、原材料、原産国名、事業者および住所の5項目の記載が義務付けられています。
ペットフードに関する規約には他にも、ペットフード公正取引協議会によって定められた物もあります。「ペットフードの表示に関する公正競争規約」により、ペットフードの目的、内容量、与える方法、成分の記載が義務ではなく自主基準で行われています。
ペットフード事業者の多くがこの協議会の会員であり、正しい会員であるかどうか、協議会のホームページからも会社名を確認できます。
国産ドッグフードを更に選んでいく目安とは
素材が国産、原産国も国産と確認しても、昨今では沢山の国産ドッグフードが販売されているので選ぶのが大変です。そこで更に表示をよく見ると、そのドッグフードならではの表記がされている事があります。ドッグフードを選ぶ際には、以下の表記も参考材料になります。
【ナチュラルとオーガニック】
ナチュラルとオーガニックは、どちらも「自然」由来の成分をイメージさせる語句です。このうち、ナチュラルと表記されているドッグフードは、ペットフードの表示に関する公正競争規約によって「化学的に合成した原材料や着色料を使用していない」ものに限り記載が許されている語句です。
対するオーガニック表記は主要な素材には自然派食品を使いつつ、化学的な素材が含まれている、という事になります。
ただし、流通に乗っている以上はペットフード安全法を満たしたペットフードです。こだわり抜きたい人向けの指標であり、より健康に良い、より安全であるという保証表記ではありません。
【グルテンフリー、グレインフリー】
人間向け食品にもある〇〇フリーという表記は、〇〇という素材が使われていないという意味合いがあります。そしてグルテンとは小麦、大麦由来のタンパク質を指し、グレインには穀物全般を指しています。グルテン過敏症といった穀物由来の食物アレルギーが判明しているならば、こうした表記のあるドッグフードが適しています。
ただし、この〇〇フリーという食物アレルギー向けのドッグフードが、そうしたアレルギーの無い犬全般に向いている訳ではありません。ドッグフード、特に総合栄養食目的のドッグフードは、様々な栄養成分で構築されています。しかしアレルギー向けフードでは、穀物を使わない=タンパク質や脂肪分が多めの栄養構成になっている事があります。きちんと成分を確認し、バランスの良いドッグフードを選びましょう。
【ヒューマングレードかどうか】
ヒューマングレードとは、人間が食べられる食材で、人間向け食材と同等に近い衛生管理で製造されたものを指します。例えば、安いペットフードに使われがちな肉副産物・肉粉は人間向けの食品には使われていません。
弱った動物、病気の動物の肉といった安い肉が原材料であり、コストダウンはするものの安全性もまたダウンします。ヒューマングレードのドッグフードは基準が人間向けである分、価格が高めではありますが安全性は高くなっています。
好みと体調の様子を見ながらドッグフード選びを
どんなに栄養価上で完璧でも食べなければ意味がなく、逆に食いつきが良くてもバランスが悪ければ体調が悪化する原因にもなります。最初の内は少しだけ与えて、様子を見ながら食べさせていきましょう。
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