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愛犬が自分の体をしつこく舐めている、飼い主さんの手や顔をペロペロして止まらないということはありませんか?普段は可愛いしぐさだなと思ってあまり気にならなくても、気になるくらいにペロペロしていたら心配になりますよね。
実は犬がペロペロ舐めるしぐさには理由があります。その理由には心配ないものも多いですが、病気やケガのサインの場合もあるので軽視はできません。また犬が舐める部位によっても意味が異なります。そこで今回は犬がペロペロと舐める理由や止まらない原因や意味について詳しく解説していきます。
犬は人と違って、言葉でなにかを表現したり伝えたりすることができません。その分、舌を使って飼い主さんに何かを伝えようとしています。犬がペロペロする理由には、さまざまな理由があります。主に以下のような理由です。
・コミュニケーションをとっている
・においや味から情報収集をしている
・体調不良や病気のサイン
主に上記3つの理由があります。この3つについて以下で詳しく解説していきます。
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さきほどもお伝えした通り、犬は言葉で人とのコミュニケーションをとることができません。そのため、ボディランゲージでコミュニケーションをとっています。ペロペロと舐めるしぐさもそのコミュニケーション手段のひとつであり、自分や飼い主さんを舐めることによって愛情表現や自分の気持ち・意思を表現したり、コミュニケーションをとろうとしています。
例えば飼い主さんが帰ってきたら、喜びの表現で飼い主さんをペロペロしたり、怒られたりした時には悲しかったりやめてほしいという表現で自分の鼻先を舐めたりすることもあります。その他にもご飯を催促したり、退屈な気分の時もペロペロ舐めるしぐさが見られることがあります。
ペロペロと舐めるしぐさには体調不良や病気のサインが隠れている場合もあります。吐き気や口の中の違和感や痛みなどがあり、ペロペロが止まらない可能性が。
食べすぎやがっつきすぎて吐き戻したなんて時はそんなに心配はいりませんが、まれに胃腸炎や膵炎・歯周病による歯肉の痛みや口腔腫瘍が原因なんてことも。
あまりにペロペロする時間が長い場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
犬は様々な味や匂いをかぐことで情報収集をしています。特に気になるものがあった場合は匂いを嗅いだり、ペロペロと舐めることによって情報を収集してそれが何かを知ろうとしています。
例えば、飼い主さんが外出から帰ってきて自分ではない他の犬の匂いがしたりすると、ペロペロと舐めて熱心に確認しようとします。匂いや味は犬にとって情報の宝庫なのです。
飼い主さんの健康状態や性別まで確認できるなんて言われています。舐めることで何かを確認したりするなんて犬ってすごいですね!
犬が舐める場所によって、伝えたい内容が変わることはご存じですか?犬はその時の気持ちや伝えたい欲求によって舐める場所を変えています。
言葉を話せない犬だからこその伝達方法なんです。自分の気持ちを懸命に伝えようとする姿は可愛いですよね。一体、場所によってどう違うのか以下でご紹介していきます。
犬が飼い主さんを舐める行動には、いくつかの理由が考えられます。
まず、飼い主さんとのコミュニケーション手段として舐めることが多いと考えられています。
犬は自分の感情や要求を伝えるため、特に愛情を表現する一つの方法として舐めると言われています。
近くで感じ取ることができる飼い主さんの匂いや味を舐めることで、心地よさを得ることもありますよ。
また、飼い主の健康状態を感じ取るための行動でもあると言われており、犬は飼い主の身体や口からさまざまな情報を得ることができ、例えば病気の兆候やストレスを感じ取ることがあるそう。
ある研究によると、犬が飼い主さんの汗や唾液からストレスホルモンの濃度を検出する能力があることが示されています。
このような能力を持つ彼らは、飼い主さんの健康に敏感であり、異常を感じた際に舐めることで反応することがあります。
一方で、飼い主さんが体調不良の場合、犬はその変化に敏感に反応し、舐める動作を通じて飼い主に寄り添おうとすることもあるでしょう。
特に、飼い主さんが病気や気分の落ち込みを示しているときには犬はそのサインに気付き、じっとそれを見守ることもあれば、舐めることで慰めようとすることもあります。このような行動は、犬の忠実さや親密さを強く示しているとも言えますね。
犬が舐める行動は、単に愛情を示すだけでなく、飼い主さんの健康や感情を感じ取るための重要な手段であると言えます。
人の口元を舐める場合
経験されている方も多いと思いますが、犬が1番舐めることが多いのは人の口元です。
犬が口元を舐める行動は、特に愛情表現や甘えたい気持ちを嬉しそうに表現するなどコミュニケーションの一環として行っていることが多いです。
犬は嬉しい時や甘えたい時に、顔をペロペロと舐めることが多く、特に口元は好まれる部位です。この行為は単なる愛情表現だけでなく、たとえば飼い主さんが落ち込んでいる時には落ち着かせようとしたり、励ましたり慰めようとしていることも。
犬がこのような行動を示す理由の一つとして、意外かもしれませんが相手への敬意や食事の催促とも考えられています。オオカミと共通の祖先を持つ犬は、自分よりも上位に位置する相手に対して、口元を舐めることで敬意や服従を示すことがあります。
この行動は、犬が飼い主さんのことを尊敬し、また自分の意図を伝えたいという気持ちの表れとも言えますね。
また子犬の頃からの習慣も影響していると言われており、野生の環境では子犬はごはんやケアを母犬に求める際に口元を舐め、母犬の口元を舐めると母犬が吐き戻した食べ物を与えるそう。
吐き戻した食べ物は母犬の体内で消化されている部分もあり離乳食として最適なんだとか!この名残が現在も残っており、飼い主さんに対して食事を催促するために行われると考えられています。
このように、犬が口元を舐める行為は、愛情や欲求を表現する非常に重要なコミュニケーション手段であると言えるでしょう。
人の手を舐める場合
犬が人の手を舐める行動は、特に小型犬に多く見られるものですが主に愛情表現や情報収集だと考えられています。また飼い主との信頼関係を築くための重要なコミュニケーション手段とも言えます。
一つ目の理由は、愛情表現です。犬は大切に思っている気持ちを手を舐めることでその感情を示しています。例えば、飼い主さんが帰宅したとき、待ちわびていた犬が嬉しそうに手をペロペロと舐める姿は、まさにその愛情が具現化された瞬間と言えるでしょう。特に子犬は、自分が愛される存在であることを確認するために、この行動をよく見せます。
二つ目の理由は、犬は手を舐めることで相手の状態や感情を知ろうとしています。人間は日常的にさまざまなものに触れるため、手にはさまざまな香りや味が残っています。犬はこれを嗅いだり舐めたりすることで、お昼ご飯に何を食べたのか、どこに行っていたのかを把握しようとします。初めての人と会った際に、手を舐めることで相手の情報を収集しようとするのも自然な行動です。
また、遊びたいときや触れて欲しいという甘えたい要求を伝えるために舐めることもあります。犬は「舐めることで構ってもらえた」という経験を持っていると、その結果甘える仕草として舐める行動が定着することも少なくありません。これにより、飼い主さんとの絆を一層深めることができます。
このように、犬が人の手を舐める行動は、愛情表現、情報収集、要求のサインなど、多岐にわたる意味を持っていますよ。
犬自身の口元を舐める場合
犬が自分自身の口元を舐める行動は、犬自身がその口の周辺に何か気になるものを感じているサインかもしれません。主に食べ物の残りかすがついていることが多いです。またはその他の嗅覚や味覚に関連する刺激物が存在する場合、犬はその感触を確認するために舌を使って舐めることもあります。
また、犬自身の口元をペロペロする行動は、ストレスや緊張・不安を和らげる行為とも捉えられています。たとえば家族が喧嘩していたり飼い主さんのイライラが伝わったり。犬は人のしぐさや表情に敏感な動物なので、愛犬が不安になるような環境にしないことが大切です。
また、環境の変化や知らない場所に不安を感じているときにもこの行動を繰り返すことがあります。
口の中の違和感や異常によっても口元を舐める場合もあるので、あまりに舐めているときは口の中を確認してあげてくださいね。
犬自身の手を舐める場合
犬が自分の手を舐める理由は、さまざまですが主に以下のような時です。
・気持ちを落ち着かせるため
・暇つぶし、退屈しのぎ
・ストレスを感じている
・かゆみや痛みがある
気持ちを落ち着かせるためだったり、ストレスのサインであったり精神的なものが原因のものであったり、ただ単に暇つぶしをしている場合もあります。1番問題なのはかゆみや痛みがある場合です。
そういった場合は皮膚などの異常も同時に起こることが多いのであまりに舐めている場合は必ず確認をしてあげましょう。
犬自身の足を舐める場合
犬が自分自身の足を舐めるのは足の違和感や体調不良のサイン・不安やストレスが考えられます。
足に小さな傷やトゲ、異物が刺さっているなどの足の違和感があるとそれを取り除こうとしていたり、足で洗剤や化学物質を踏んだりしてアレルギーを起こしている、バクテリアや真菌、外傷による皮膚炎が原因で舐めている場合も。
皮膚炎の場合は赤みや腫れが伴うことが多いので、赤みや腫れがある場合は皮膚炎の可能性が高いと言えます。
また、ストレスや体調不良のサインということも。犬はストレスや不安を感じると、自分の足を舐めることでリラックスしようとする傾向があります。この行動が頻繁に見られる場合、環境の変化、孤独感、運動不足など何らかのストレスや体調不良を抱えている可能性があります。
子犬は特に新しい環境に慣れる過程でストレスを感じやすく、足を舐めることが多いです。
日常的に足を舐めることで足を清潔に保とうとする犬もいます。その場合は足を舐めることが癖や習慣になっている場合も。
犬が物や床を舐める行動は、特に子犬の場合は、周囲の物体や床を舐めることが多く見られます。これは、環境を探索する一環として非常に自然な行動です。
子犬は、舌を使って新しいものに触れることで、周囲の情報を分析し、学んでいきます。この探索行動は、成長過程の中で重要な役割を果たしています。
また、犬は嗅覚と味覚を駆使して、物や床に付着した匂いや味を確認することがあります。
たとえば、床に落ちている食べ物のカスやにおい、飼い主が落としたお菓子のかけら、以前食べ物があった場所などを舐めることがあります。
人間であれば気が付かないような匂いでも、犬にとっては興味深く、その場にある情報を探っているのです。
一方で、床や物を舐める行動が過度になる場合には、ストレスや不安・退屈や運動不足などといった心理的な問題が隠れていることもあります。
たとえば飼い主が不在の時間が長いと、孤独感から床を舐めたり、運動不足などで刺激が足りていない場合に暇つぶしに床や物を舐めたりなどが考えられます。
稀ですが、神経疾患や認知症が原因で、無意識に物や床を舐める行動が見られることもあります。
ずっとペロペロしている犬に舐めるのをやめさせるためには、愛犬のストレスを軽減できるように安心できる環境づくりに努めたり、散歩の時間や一緒に遊ぶ時間を増やして気分転換をしたりすることが大切になってきます。
病気が原因の場合は早急に動物病院を受診するのが1番の解決策ですが、それ以外で舐める行動が改善しない場合には、専門家である行動診療ができる獣医師に相談することをおすすめします。
行動診療科認定医であれば舐めるという行動が何が原因なのか、心因性のものか身体的なものか、身体的なものならどんな検査が必要かなど消去法で選択することができ、行動治療も身体治療もスムーズに進めることが可能です。
犬に口元などをペロペロされることもそうですが、愛犬とスキンシップでキスしたりしている方も少なくないかと思いますが、実は犬と人が共通して感染する感染症がありキスをすることでその感染症に感染する可能性が出てくるので要注意です。
主に注意が必要な感染症は以下の通りです。
・パスツレラ病
・イヌ・ネコ回虫症
・Q熱
特にパスツレラ病は、犬の口腔内常在細菌で、接触やキス・噛まれたりすることにより人に感染します。
発症する可能性は極めて低いものではありますが、感染すると早ければ数時間で発症し、発熱や関節の痛みを感じます。
時間が経ってしまうと骨髄炎などを引き起こす恐れがあるため、最悪の場合死に至る可能性もある怖い病気です。
今回は犬がペロペロと舐める理由について解説してきました。
普段の少しのペロペロであればさほど心配はいらないことが多いですが、いつもよりペロペロしている時間が長かったり回数が多い場合は、まずは散歩やスキンシップを増やして様子を見て、それでも変わらない場合は病気が隠れている場合もあるので、まずは病院受診をし、それでも異常が見られない場合は行動診療ができる獣医師を頼ってみるのも1つの方法です。
また人の口元を舐める行為は感染症に感染する恐れもあるのでなるべくしないようにしましょう。愛犬とのスキンシップは別の方法でとって愛犬に愛情をしっかり伝えてあげてくださいね。