成犬用フードはいつから与える?体の大きさ別の切り替えタイミング

成犬用フードはいつから与える?体の大きさ別の切り替えタイミング

成長期が終わる年齢になると、成犬用フードに切り替える必要があります。

ただし、「成犬用フードはいつから与えるべき?」と悩む飼い主の方も多いでしょう。

結論、成犬用フードに切り替えるタイミングは、身体の大きさによって大きく異なります

適切なタイミングで成犬用フードに切り替えないと、「食欲不振」「肥満」になる恐れも少なくありません。

そこで今回の記事では、「身体の大きさ別の成犬用フードに切り替えるタイミング」を紹介します。

最後まで見ることで、愛犬に最適な成犬用フードに切り替えるタイミングが理解できますよ。

【獣医師監修】ドッグフードのおすすめランキング人気30選!原材料の質が良いフードを紹介

成犬用フードに切り替えるのはいつから?

子犬用フードから成犬用フードに切り替えるタイミングは、1歳頃です。(下記参照)

分類 内容
妊娠期/授乳期用フード 生後4週齢前後まで。いわゆる代用乳。犬・猫の母乳の成分をもとにした粉ミルクや液状のミルク。
幼時期/成長期用フード 生後8週齢前後まで。いわゆる離乳食。離乳期にはいきなり粒状のペットフードを与えるのではなく、フレーク状や粉末状のものをペーストにしたものやウェットタイプにした食べやすく、消化吸収のよいものを与え慣らすことが必要です。1歳(大型犬までは1歳半、超小型犬では10ヶ月齢)まで。いわゆる幼犬・幼猫食成長期又はグロースと表示され、発育に必要とされるビタミン、ミネラルとアミノ酸などが強化され、十分なタンパクや脂質などが取れるように設計された栄養総合食となっています。
維持期フード 1歳から6~8歳前後まで(個体ごとで異なる)。成犬・成猫食。成犬・成猫用と表示され、様々なタイプのフードが存在しています。6~8歳以降から。高齢犬・高齢猫食。高齢犬や高齢猫が増加しており注目されている領域です。運動量や代謝が低下しますので低脂肪・低カロリーのもの、各機能の低下に配慮して配合比率を調整したもの、補完のために機能性原料を各種加えたものなど多種多様です。

引用元:一般社団法人ペットフード協会ペットフードの種類

ただし成犬用フードに切り替えるタイミングは全犬種が1歳〜ではなく、身体の大きさによって異なります

具体的なタイミングは、下記の通りです。

犬のサイズ 切り替え時期の目安
小型犬 (生後)6~9か月頃
中型犬 (生後)約12か月頃
大型犬 (生後)約18か月頃
超大型犬 (生後)約24か月頃

上記の表からもわかるように、身体が大きいほど成犬用フードに切り替えるタイミングは遅くなります。

ただし成犬用フードに替えるタイミングはあくまで目安なので、獣医師と相談しつつ、切り替えることもおすすめです。

成犬用フードに切り替えが必要な理由

子犬用フードから成犬用フードに切り替えが必要な主な理由は、「成犬に子犬用フードを与え続けると肥満になるから」です。

下記でも詳しく紹介しますが、成長期である子犬は成犬よりも多くのカロリーを消費します。

そのため子犬用フードは、成犬用フードよりも高カロリーで作られているのです。

つまり成犬が子犬用フードを食べ続けると太りやすくなってしまうことから、フードの切り替えが必要になります。

成犬用フードと子犬(パピー)用フードの違い

先述したように、成犬用フードと子犬(パピー)用フードの一番の違いは「カロリー」です。

また成長期である子犬は、成犬よりも多くの栄養成分が必要になります。

ここからは、成犬用フードと子犬(パピー)用フードの違いを紹介します。

成犬用フードと子犬(パピー)用フードの違い
  • 子犬用フードは高カロリー・高タンパク質
  • 成犬用は低カロリー・高タンパク質
下記で詳しく解説します。

子犬用フードは高カロリー・高タンパク質

成長期である子犬は、成犬よりも多くのカロリーとタンパク質を必要とします

具体的にはカロリー(エネルギー)は成犬の2倍、タンパク質は成犬の4倍必要です。

栄養素 子犬
カロリー(エネルギー) 成犬の2倍
タンパク質 成犬の4倍
健康的に成長するためにも子犬用フードは「高カロリー・高タンパク質」で作られているのです。

成犬用は低カロリー・高タンパク質

成長期が終わる成犬は、子犬ほどカロリーを必要としません

そのため、子犬用フードと比べると「低カロリー」で作られています

またタンパク質は健康寿命を伸ばすためにも必要不可欠な成分であるものの、子犬ほど必要にならないため、子犬用フードよりは少なめです。

他にも「目元トラブル」「骨・関節トラブル」など、成犬に多いトラブルや悩みを予防・改善できる成分が豊富に含まれている点も大きく異なります。

成犬用フードに切り替える際のポイント

ここまでで、成犬用フードに切り替えるタイミングと、それぞれのフードの違いを紹介しました。

ただし上記で紹介したタイミングを迎えたからといって、すぐに成犬用フードに切り替えるのはNGです。

ここからは、成犬用フードに切り替える際のポイントを紹介します。

成犬用フードに切り替える際のポイント
  • 1〜2週間ほどかけて成犬用に切り替える
  • 給餌回数を2回に減らす
  • 便の状態が悪ければ中止する
下記で詳しく紹介します。

1〜2週間ほどかけて成犬用に切り替える

成犬用フードに切り替える際は、1〜2週間ほどかけて徐々に行うのがポイントです。

急に変えると消化器官に負担がかかり、下痢や嘔吐の原因になることがあります。(下記引用参照)
ある年齢になったからといって、急にその年齢用のフードに切り替えるのはあまり良いことではありません。食べ慣れていないフードに切り替えると、吐いてしまったり、下痢をすることもあります。フードを変える時には、犬や猫の状態を見ながら、1~2週間かけて新しいフードの割合を徐々に増やしていきましょう。
引用元:環境省飼い主のためのペットフード・ガイドライン

まずは現在のフードに成犬用フードを少しずつ混ぜ、毎日少しずつ増やしていきましょう

たとえば下記の例のように、1日目は子犬用フードを90%・成犬用を10%、3日目は子犬用フードを70%・成犬用を30%と徐々に増やすことが重要です。

1週間で切り替えるモデルケース
日数 元のフードの割合 新しいフードの割合
1日目 90% 10%
2日目 80% 20%
3日目 70% 30%
4日目 60% 40%
5日目 50% 50%
6日目 30% 70%
7日目 0% 100%
少しずつ切り替えることで、身体が新しいフードに慣れやすくなります。

給餌回数を2回に減らす

成犬用フードに切り替える際には、給餌回数を2回(朝・夜)に減らすことも重要です。

成犬は子犬よりも消化能力が発達しているため、食事回数を減らしても問題ありません。

年齢 給餌回数
生後2〜3ヶ月 3〜5回
生後4〜6ヶ月 3〜4回
生後6ヶ月〜1才 3〜2回
1歳以降 2回

便の状態が悪ければ中止する

切り替え中に便の状態が悪くなった場合は、中止することが大切です。

便が柔らかすぎる、下痢をしているなどの症状が見られたら、新しいフードが合っていない可能性があります。

無理に続けることなく、一旦切り替えを止めて様子をみましょう。

成犬用フードおすすめ3選

ここからは、子犬用から成犬用フードに切り替えるワンちゃんにおすすめのドッグフードを紹介します。

成犬用フードおすすめ3選
  • わんこのヘルシー食卓
  • このこのごはん
  • モグワンドッグフード
下記で、それぞれの特徴を詳しく紹介します。

わんこのヘルシー食卓

わんこのヘルシー食卓

わんこのヘルシー食卓は、小型犬向けのダイエットドッグフードです。

「獣医師」と「犬の管理栄養士」が監修しており、肥満犬に最適な栄養成分で作られています

ダイエット向きではあるものの、低カロリーで作られているため、去勢・避妊後の太りやすいワンちゃんにもおすすめです。

またわんこのヘルシー食卓は「美味しさ」にもこだわって作られており、低カロリーフードにありがちな「食いつきが悪くなる」が少ない点が特徴的

わんこのヘルシー食卓は、全額返金保証付きのお試し商品(税込990円)もあるので、チェックしてみましょう。

価格(税込) 【初回】990円(100g×3袋のお試しセット)
【通常】7,909円
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※初回は全額返金保証付き
※2024年9月2日時点の価格情報
内容量 2kg(1kg×2袋)
対象 全犬種・全年齢
主原料 【さかな味】魚肉、大麦全粒粉
【ミックス味】牛肉、鶏肉
【さつまいも味】牛肉、鶏肉
原産国 日本

\初回購入時は、100g×3袋を990円でお試しできる!/

わんこのヘルシー食卓の口コミや評判は?原材料や成分から安全性を評価!

このこのごはん

このこのごはん

このこのごはんは、小型犬向けの国産総合栄養食ドッグフードです。

「高タンパク」「低脂質」レシピなうえに、ヒューマングレードの食材が使用されているため、安心して与えられます

また小型犬に多いトラブル(目元、骨・関節・ニオイ・被毛)の予防・改善効果が期待できる成分が豊富な点も特徴的です。

さらにこのこのごはんは鰹節の良い香りがするため、食いつきが悪いワンちゃんにも最適なドッグフードですよ。

価格(税込) 【通常】3,850円
【定期】3,278円
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※2024年9月2日時点の価格情報
内容量 1kg
対象 全犬種・全年齢
主原料 鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米
原産国 日本

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このこのごはんは子犬に与えてOK?何か月から与えられるのか解説

モグワンドッグフード

モグワンドッグフード

モグワンドッグフードは、全犬種・オールステージ対応のドッグフードです。

どんなワンちゃんにも与えられるので、多頭飼いのご家庭にも最適と言えます。

動物性タンパク源が50%以上使用されており、原材料はヒューマングレードのため、安全性が高いです。

また「ココナッツオイル」「オメガ3脂肪酸」「食物繊維」など、ワンちゃんの健康寿命を伸ばすうえで欠かせない成分が豊富に使用されている点も魅力的

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定期コースで初回1個半額
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内容量 1.8kg
対象 全犬種・全年齢
主原料 チキン&サーモン
原産国 イギリス

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モグワンドッグフードの販売店はどこ?半額で買える販売店を紹介

成犬用フードを食べない時の対処法

成犬用フードを食べない時の対処法は、下記の通りです。

・ドッグフードを変える
・ドライフードであれば、ぬるま湯でふやかす
・運動量を見直す
・食事環境を見直す
・食欲がなければ獣医師に相談するなど

フードの味や匂い、粒が合っていない場合、食欲不振になるケースがあります。

そのため成犬用フードを食べない場合、まずは「フードの種類を見直す」「フードをふやかす」を実践してみましょう。

また、運動量が少ないことから食欲が出ていないケースも多いため、散歩や遊ぶ時間を増やすことも効果的です。

さらに騒がしい環境や他のペットが近くにいると、食欲が減退することがあるため、食事環境を見直してみましょう。

ただし「食欲がない」「元気がない」場合は、ストレスや病気の可能性もあるため、獣医師に相談することも重要です。

成犬用フードの切り替えタイミングでよくある質問

ここからは、成犬用フードの切り替えタイミングでよくある質問を紹介します。

成犬用フードの切り替えタイミングでよくある質問
  • オールステージ対応フードって何?
  • 総合栄養食って何?
  • 子犬用ドッグフードを与え続けても良い?
  • 子犬が成犬用フードを食べたらどうなる?

オールステージ対応フードって何?

オールステージ対応フードとは、全年齢に対応したフードのことです。

つまり、子犬〜シニア犬まで与えられるドッグフードということです。

総合栄養食って何?

総合栄養食とは、そのフードと水だけで必要な栄養が摂取できるドッグフードのことです。(下記引用参照)

「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であって「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められています。ペットフードの目的として「総合栄養食」と表示をする場合は、そのペットフードが適用となる犬又は猫の成長段階が併記されています。「総合栄養食」と表示をするためには、各事業者が自らの責任において定められた試験を行わなければなりません。
引用元:一般社団法人ペットフード協会ペットフードの種類

子犬用ドッグフードを与え続けても良い?

成犬に子犬用フードを与え続けるのはNGです。

子犬用フードは、成犬用に比べてカロリーが高めに作られています。

成犬が子犬用フードを食べ続けると太ってしまうため、成犬用フードを与えましょう。

子犬が成犬用フードを食べたらどうなる?

子犬が成犬用フードを食べても問題ありません

ただし、継続して成犬用フードを与えるのはNGです。

成長期である子犬は成犬よりも多くのカロリーを必要とします。

成犬用フードは子犬用フードと比べるとカロリーが低いため、子犬用フードを与えましょう。

また「子犬に必要な栄養素が含まれていない」「粒が大きく食べにくい」こともあるため、継続的に子犬に成犬用フードを与えないよう注意しましょう。

成犬用フードの切り替えタイミングは体の大きさで違う!

子犬用フードの切り替えタイミングは、身体の大きさによって異なります

犬のサイズ 切り替え時期の目安
小型犬 (生後)6~9か月頃
中型犬 (生後)約12か月頃
大型犬 (生後)約18か月頃
超大型犬 (生後)約24か月頃

適切なタイミングで政権用に切りえないと、「肥満」「食欲不振」になる恐れもあるため、注意が必要です。

今回の記事を参考に、愛犬に適したタイミングで成犬用に切り替えてあげましょう。

ただし犬にも個体差があるため、判断に迷った際は獣医師に相談することもおすすめです。
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ナチュラルドッグフードのひろば編集部

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