犬が散歩で歩かない理由とは?対処法から原因まで詳しく紹介!

「愛犬がなかなか散歩で歩かないけどなぜ?」

「散歩中に急に立ち止まって歩かなくなるのはなぜ?」

このような散歩中のお悩みはありませんか?

当記事では、なぜ犬が散歩の時に歩かなくなるのか理由を紹介します。

是非参考にしてください。

犬が散歩の時に歩かない理由

過去に怖い思いをした

犬が散歩中に歩かなくなる理由の一つは、過去に怖い経験をしたことが原因かもしれません。

例えば、大きな音が突然聞こえたり、他の犬に吠えられたりした経験がトラウマとなり、同じ場所や状況を避けようとする行動を取ることがあります。

特に電車やバイクの騒音を怖いと感じ駅の近くや大きい道路を歩かないなど良くあるパターンです。

過去に怖い思いをしなかったか、普段の散歩で散歩中に愛犬を観察することが大切です。

そもそも散歩が好きではない

犬の性格や好みによっては、そもそも散歩があまり好きではない場合もあります。

特に、家の中で遊んで満足するタイプの犬や、あまり運動量を必要としない犬種の場合、散歩自体にあまり興味を示さないことがあります。

この場合、無理に外に連れ出すのではなく、家の中での運動や遊びでエネルギーを発散させる方法も一つの選択肢です。

散歩をしない=犬にとって悪影響とは限りません。

運動量が多くは必要ない犬
ペキニーズ
チワワ
マルチーズ
シーズー
ポメラニアン
パグ
ヨークシャーテリア
キャバリア
フレンチブルドッグ
トイマンチェスターテリア

外の気温

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外の気温が犬の散歩を嫌がる理由となることもあります。

暑すぎる夏の日や寒さの厳しい冬の日は、犬にとっても体調に負担がかかります。

アスファルトの温度が高いと肉球が火傷する危険もあるため、夏場は早朝や夕方など気温が低い時間帯に散歩を行いましょう

一方、寒さが苦手な犬種には、防寒対策を施すことが重要です。

たとえば、犬用の洋服などを着せて防寒対策を行いましょう。

年齢による体力の低下

年齢を重ねることで、体力が低下し散歩を嫌がる犬もいます。

特に高齢犬は関節や筋力の問題を抱えていることが多いため、長時間の散歩や無理な運動は避けるべきです。

年齢に応じた散歩プランを考え、短時間でも十分に楽しめるような工夫が必要です。

例えば、ペースをゆっくりとし、休憩を頻繁に取るなどおすすめです。

散歩コースが気に入らない

犬が散歩コースを嫌がる場合、新しい匂いや景色を楽しめないことが原因かもしれません。

同じ道を何度も歩くと飽きてしまう犬もいますので、散歩ルートを変えてみると良いでしょう。

また、犬にとって刺激の少ないルートや苦手な環境(大きな音がする道、他の犬が多い公園など)を避けることも重要です。

散歩の途中で立ち止まってしまう場合は、何が気に入らないのか観察し、改善できるポイントを見つけることが大切です。

甘え

散歩中に歩かない理由が「甘え」である場合、飼い主の注意を引きたいための行動である可能性があります。

特に飼い主が過剰に心配し、抱っこしたり特別な対応をしてしまうと、犬はそれを「成功体験」として覚え、同じ行動を繰り返すようになります。

この場合は、毅然とした態度で接し、犬が自分の足で歩くよう促すことが必要です。

まだ散歩を始めたばかりで疲れが無い状態で急に犬が止まったら甘えの可能性があります。

リード・ハーネスがあっていない

リードやハーネスが犬に合っていない場合、それが原因で散歩を嫌がることがあります。

サイズが合っていないものや、装着方法が不快なものは、犬にストレスや痛みを与えることがあります。

散歩用具を選ぶ際は、犬の体型や性格に合ったものを選ぶことが大切です。

また、定期的にリードやハーネスの状態をチェックし、壊れていないか、サイズが合わなくなっていないかを確認しましょう。

犬が散歩で歩かない時の対処法

次は、犬が散歩で歩かない時の対処法を紹介します。

結論、犬が歩かないのは必ず原因があります。

下記が主な犬が歩かない要因です。

愛犬に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

散歩ルート・時間帯を変えてみる

犬が散歩で歩かない場合、散歩ルートや時間帯を変えてみるのは効果的です。

いつも同じ道だと、犬が飽きてしまうことがあります。

違う景色や新しい匂いを楽しむことで、散歩に対する興味を引き出せます。

また、時間帯によって外の環境が変わることも重要です。

例えば、昼間は暑すぎる場合でも、早朝や夕方に涼しい時間を選べば快適に散歩を楽しめることがあります。

犬の好奇心を刺激するために、定期的にコースや時間帯を見直してみましょう。

散歩中にコミュニケーションをたくさんとる

散歩中に犬とのコミュニケーションを増やすことで、散歩を楽しいものに感じさせることができます。

歩いている間に声をかけたり、名前を呼んで注意を引いたりするだけでも、犬は飼い主との絆を深めることができます。

また、時折立ち止まって褒めたり、ご褒美を与えることで、犬が「散歩は楽しい時間」と認識するようになります。

さらに、犬が興味を示したものに一緒に反応してあげると、散歩そのものが犬にとっての探検となり、歩く意欲を高めることができます。

散歩の主導権は飼い主が握る

散歩中の主導権を飼い主が握ることは非常に重要です。

犬が自由に方向を決めて歩こうとすると、散歩のコントロールが難しくなり、歩かなくなる原因にもなります。

リードを短く持ち、犬が飼い主のペースに合わせるようトレーニングしましょう。

ただし、引っ張りすぎないよう注意し、自然なリズムで歩くことがポイントです。

また、犬が立ち止まったり座り込んだりした際には、冷静に指示を出し、歩き出すタイミングを飼い主が決めるようにします。

歩くのも止まるのも飼い主の指示で決めることができる散歩が理想です。

体調が悪くないか・ケガをしていないか確認する

犬が散歩で歩かないときは、まず体調やケガの有無を確認することが大切です。

特に、いつも元気に歩いていた犬が突然歩かなくなった場合、何らかの健康問題が隠れている可能性があります。

肉球に傷がないか、関節に腫れがないかをチェックし、異常がある場合は無理をせず、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

また、季節による体調不良や疲労が原因の場合もあります

その場合は、無理をせず普段よりも散歩の時間を短くするなど対応をしましょう。

歩くだけでなくボール遊びなどする

散歩中にただ歩くだけではなく、ボール遊びや簡単なトレーニングを取り入れると、犬の楽しみが増えます。

例えば、広い公園に行ってボールやフリスビーを使った遊びをすることで、運動量を確保しながら楽しい時間を過ごすことができます。

また、待てやおいでなどの基本トレーニングを組み合わせると、飼い主との信頼関係も深まります。

犬に散歩を歩くだけではない楽しいものを覚えさせることを意識しましょう。

リードは強く引ってはいけない

犬が歩かないときにリードを強く引っ張るのは避けるべきです。

リードを強く引くと、犬がストレスを感じたり、不信感を抱いたりする原因となります。

また、首や体に負担をかけてしまう恐れもあります。

代わりに、リードに軽いテンションをかけて注意を引いたり、おやつや優しい声掛けで歩き出すよう促す方法が効果的です。

犬と散歩する際のおすすめルート

愛犬が歩かない要因として、苦手な散歩コースなのかなと感じた飼い主はこれまでとは異なる散歩コースを作る必要があります。

では、犬が嫌にならないおすすめの散歩コースの探し方を紹介します。

化学物質・柑橘系のニオイがしない

犬は、化学物質や柑橘系のニオイを嫌がることがあります。

そのため、道路沿いや工場の近くなど、化学物質のニオイが強い場所は避けたほうが良いでしょう。

また、公園や庭園でも、除草剤や農薬が使われている箇所は嫌う傾向があります。

散歩コースを探す時は、化学物質・柑橘系のニオイがしない道を選びましょう。

人通りが少ない

人通りの多い場所は犬にとって刺激が強すぎる場合があり、散歩を嫌がる原因になることがあります。

特に臆病な性格の犬や社会化が十分でない犬にとっては、多くの人や自転車、車が行き交う道はストレスとなります。

そのため、散歩ルートとしては、人通りが少なく、静かな住宅街や公園の小道、自然豊かな川沿いなどがおすすめです。

こうした場所では、犬が安心して歩きやすくなり、飼い主もリラックスした時間を過ごせます。

犬が散歩をしないデメリット

次は犬が散歩しないデメリットに関して紹介します。

歩きたがらないから、散歩をしないという判断は少しリスクがあります。

歩かないからといって、散歩が不要なわけでないので注意しましょう。

下記では、犬が散歩をしないリスクを紹介します。

肥満

散歩をしない犬は運動不足に陥りやすく、結果として肥満になる可能性が高まります。

特に室内犬は活動範囲が限られており、消費カロリーが少なくなるため、食事で摂取したエネルギーを消費できません。

肥満は見た目だけの問題ではなく、関節への負担や心臓病、糖尿病などの深刻な健康問題を引き起こすリスクがあります。

社会性が育たない

散歩は、犬にとって社会性を育む重要な機会です。

散歩を通じて他の犬や人と出会い、挨拶やコミュニケーションを学ぶことで、犬は安心感を持ち、他者との関わりに慣れることができます。

しかし、散歩をしない場合、他の犬や人と接する機会が減り、警戒心や恐怖心が強くなりがちです。

結果として、吠えや攻撃的な行動など、社会性の欠如による問題行動が増えることもあります。

家の中で暴れる

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散歩不足は、犬のエネルギーが発散されず、ストレスを溜める原因となります。

その結果、家の中で暴れる、家具を壊す、無駄吠えをするなどの問題行動が見られることがあります。

特に運動量が多い犬種では、散歩や運動が十分でないとエネルギーの持て余しが顕著になります。

こうした行動は犬にとってもストレスが大きく、心身のバランスを崩す原因となります。

散歩はエネルギーを発散させるだけでなく、犬がリラックスして落ち着いた時間を過ごすために不可欠です。

犬の性格別|散歩で歩かせる方法

最後は、犬の性格別の散歩でしっかり歩かせる方法を紹介します。

犬種に限らず、犬には性格があります。

愛犬の性格に合わせた散歩をすることで、ストレスを溜めることなく健やかに愛犬と過ごすことができます。

神経質な犬

神経質な犬は、環境の変化や周囲の刺激に敏感で、すぐに立ち止まることが多いです。

このような場合、無理に歩かせようとするのは逆効果です。

なぜ愛犬が止まっているのかを観察し、対策を考えましょう。

神経質な犬は、車や人の声などが気になって散歩に集中できないこともあるので、散歩コースや時間帯を工夫するようにしましょう。

好奇心旺盛な犬

好奇心旺盛な犬は、散歩中にあちこちに興味を示し、リードを引っ張ったり立ち止まったりすることがよくあります。

このような場合、犬の注意を飼い主に向けるトレーニングが重要です。

名前を呼んでアイコンタクトを取る練習や、「ついて」の指示を教えることで、散歩中のコントロールがしやすくなります。

また、興味を引く匂いを嗅がせたり、好きなおもちゃを持参して遊びながら歩くことで、犬のエネルギーをうまく散歩に向けることができます。

消極的な犬

消極的な犬は、散歩に対して恐怖心や抵抗感を持つことが多いため、無理に引っ張らず、散歩自体を楽しいものと感じさせることが大切です。

まずは短い距離からスタートし、歩けたら褒めてご褒美を与えることで成功体験を積ませましょう。

リードを緩めて自由に動ける範囲を広げたり、犬が安心できる場所で散歩の練習をするのも効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

当記事で、犬が歩かない理由と対処法を理解することができたと思います。

犬が歩かないのには必ず理由があります。

しっかりと飼い主が観察して、対処してあげることでお互いにとって快適な散歩ができるようになります。

愛犬が散歩でなかなか歩かない飼い主は、じっくりと観察を行い適した対処法をお試しください。

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ドッグヘルスアドバイザー(認定番号H0533号)愛犬のアレルギーと涙やけに悩みドッグフードを調べるうちに危険な原材料が使用されていたことに気付きました。大切な愛犬にぴったりな安心安全なドッグフードを選びましょう。このサイトがドッグフード選びのお役に立てば嬉しいです。
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