犬が寝言をいう理由は?寝言からわかる犬の気持ちを紹介!
「愛犬が寝言をいっているけど、どのような意味があるの?」
「犬の睡眠に関して詳しく知りたい!」
このような疑問がある方はいらっしゃいませんか?
当記事では、犬の寝言に関して詳しく紹介します。
目次
犬が寝言をいう理由を紹介!
犬が寝ているときに「クンクン」「ワンワン」といった声を出しているのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
このような「寝言」は犬にとって自然な現象です。では、犬が寝言を言う理由とは何なのでしょうか?
以下では、具体的な理由を3つご紹介します。
1日の出来事を整理している
犬も私たち人間と同じように、1日の出来事を夢の中で整理している可能性があります。
日中に起きた楽しい経験や少し怖かった出来事が夢に反映され、それが寝言として表れることがあるのです。
例えば、新しいおもちゃで遊んだり、散歩で見知らぬ犬と出会ったりした記憶が、寝言を通じて再現されているのかもしれません。
寝言が活発なときは、犬がその日が刺激的な1日だったということです。
脳が疲れているから
犬が寝言を言うもう一つの理由は、脳が疲れているためだと考えられます。
特に知的刺激が多かった日や、新しい指示を覚える訓練をした日などは、脳が多くの情報を処理して疲労することがあります。
その結果、睡眠中に夢を通じて記憶を定着させようとするのです。この過程で寝言が出ることがあります。脳がリラックスしようとしているサインとも言えるでしょう。
レム睡眠中だから
犬の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つのサイクルがあります。
レム睡眠は浅い眠りで、脳が活発に動いている状態です。
この時期に夢を見ているとされ、寝言や体のピクピクとした動きが起こることが多いです。
特に子犬や高齢犬はレム睡眠の時間が長い傾向があり、寝言も比較的多くなることがあります
犬の睡眠には2種類ある
先程紹介した通り、人間と同じで犬にも「レム睡眠」があります。
もう一つ、犬にはノンレム睡眠があります。
下記では、2つの睡眠に関して詳しく紹介します。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は、いわゆる「深い眠り」の状態です。
このとき、犬の脳や体は日中の疲れを回復させるために、エネルギーを節約しながら休息をとっています。
脳の活動は非常に落ち着いており、犬の体もほとんど動きません。寝言やピクピクとした動きはほとんど見られず、静かに寝ている時はノンレム睡眠です。

レム睡眠
レム睡眠は、夢を見ているとされる「浅い眠り」の状態です。
この時期は脳の活動が活発で、寝言や体の軽いけいれん、足を動かすような仕草が見られる
ことがあります。
レム睡眠中の犬は、日中の出来事を脳内で整理したり、記憶を強化したりしていると考えられています。
吹き出し:睡眠時間でいうと、ノンレム睡眠の方がすくなくレム睡眠の方が長いからよく観察すると寝言やバタバタ走る寝相が見れるかも!
犬が寝言をいう時はどうすればいい?
愛犬が毎晩寝言を言うけど大丈夫なのかと心配する飼い主のために、犬が寝言を言う時に対処法を紹介します。
是非参考にしてください。
見守る
犬が寝言を言っている場合、多くのケースでは単に夢を見ているだけなので、そっと見守るのが最善の対応です。
犬が「クンクン」や「ワンワン」と声を出していても、特に苦しそうでなければそのままにしておきましょう。
無理に起こすと驚いてしまったり、睡眠の質を下げてしまったりすることもあります。寝言が聞こえるのは、愛犬がリラックスして眠れている証拠でもあります。
苦しそうな場合は動画を撮影して獣医師へ
もし寝言の最中に呼吸が荒くなったり、けいれんのような激しい動きが見られたりした場合は、単なる夢ではなく健康上の問題が隠れている可能性があります。
このような状況では、すぐに判断せずにスマートフォンなどで動画を撮影しておきましょう。
その映像を獣医師に見せることで、てんかんや心臓の問題などの診断につながることがあります。
犬を良く眠らせるためにはどうすればいい?
犬の睡眠の質は健康や日常の行動に大きく影響します。
愛犬に快適な睡眠をさせるためには、どうすればよいのでしょうか?
下記にて詳しく解説します。
散歩で疲れさせる
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十分な運動は犬の良質な睡眠に欠かせません。
散歩や遊びを通じて適度に体を動かすことで、心地よい疲労感を得られ、夜にぐっすりと眠れるようになります。
特にエネルギーが高い犬種や若い犬は、運動不足が原因で眠りが浅くなることがあります。
散歩の時間や強度は犬種や年齢に合わせて調整しましょう。
安心して寝れる場所を準備する
犬が安心して眠れる環境を整えることも重要です。
犬専用のベッドやクッションを用意し、静かで落ち着いた場所に設置してあげましょう。
寝床は通気性が良く、適度に柔らかいものがおすすめです。
また、外からの騒音や明るい光を遮るよう工夫することで、犬がリラックスしやすくなります。
匂いや音に敏感な犬の場合は、飼い主の匂いがついたタオルを置いてあげると安心感を与えられます。

犬が良く寝れてるサインは?
愛犬にがゆっくり眠れる環境を与えたつもりだけど、実際に寝れているか気になるという方はいらっしゃいませんか?
そんな飼い主のために、犬がどのくらいしっかり寝ることができているかの指標を紹介します。
寝言を言っている
犬が寝言を言うのは、質の良い睡眠を取れている証拠です。
質の良いレム睡眠がとれており、十分な休息がとれている証拠です。
夜中に愛犬が、「クンクン」や「ワンワン」と声を出してもまったく問題ないので静かに見守りましょう。
お腹を上にして寝ている
犬が仰向けでお腹を見せて寝ているのも、安心して熟睡できているサインです。
この姿勢は犬が周囲に対して警戒心を持っていない証拠であり、自分の環境に安全を感じている状態を示しています。
特に信頼している飼い主のそばでこの姿勢を取ることが多いです。お腹を上にして寝る姿はリラックスの極みとも言えます。
体がピクピクしている
睡眠中に犬の体がピクピク動いているのも、良く眠れているサインです。
これはレム睡眠中に起こる現象で、夢を見ている際に無意識のうちに筋肉が反応しているからです。
足を動かしている場合は、散歩や遊びを夢で追体験しているのかもしれません。
このピクピクは自然な現象であり、体の修復や脳の働きの一環として行われています。
犬の睡眠中の行動は解明されていない
犬が睡眠中に見せる行動には、まだ多くの謎が残されています。
例えば、寝言や体のピクピクとした動きが具体的にどのような意味を持つのか、完全には解明されていません。
したがって毎日愛犬の睡眠の様子をみて、健康状態の観察や普段と様子が異なっていないかなどを見ることが大切です。
睡眠の質は人間と似ている
犬の睡眠は人間と多くの共通点を持っています。
特にレム睡眠とノンレム睡眠という2種類のサイクルがある点は非常に似ています。
レム睡眠中には寝言や体の動きが見られる一方、ノンレム睡眠中は体が完全にリラックスして休息しています。
また、犬も日中の出来事や経験を夢の中で整理していると考えられており、学習や記憶の定着に役立っている可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
当記事で、犬に関する寝言事情を詳しく知ることができたと思います。
人間より寝る時間が多い犬にとって寝言は快眠の証拠でもあります。
普段から、愛犬がぐっすり眠れているか観察するようにしましょう。


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