歯・口

愛犬の歯が折れた要注意?肺炎になるリスクのある破折の治療法について解説

犬の中には何かしらの原因で歯が折れてしまう事があります。これを破折(はせつ)といいます。

折れたままにしておくと細菌感染を引き起こして膿を出したり、炎症を引き起こしてしまう事になります。今回はそんな破折の原因や対策をご紹介します。

犬の歯の役割とは?

前提として犬と人の歯は、役割が違います。人は雑食動物ですので、そのままでは消化するのに時間がかかってしまうため、すりつぶして消化しやすくする必要があります。それに対して犬の場合は、雑食性は強いですが肉食動物で基本的には他の動物の肉を食べて生活してきました。

その為、犬の歯はすりつぶすようになっておらず、肉を飲み込めるくらいに食いちぎるようになっています。

人と共存するようになり、野菜や果物を食べられるように体が適応していますが、基本的には肉を食べる事に特化した体の構造をしています。

破折の原因について

破折の原因

破折の原因としては、以下のものが主に挙げられます。

破折の原因

・ひづめのおもちゃや歯磨きガムなどの硬いおやつによる破折

・喧嘩や交通事故、落下事故による破折

特に上顎の奥歯にある一番大きな歯は最も口に入れた物にあたる面積が大きいのでは破折が起こりやすい部位でもあります。

破折の症状

破折は、すぐに発見する事は難しいのですが痛みを伴うため、口を触らせる事を嫌がるようになったり首を傾けたりします。

また、鼻や頬に通り道ができる瘻管(ろうかん)を発生させ、鼻汁や頬の腫脹、膿といった症状が確認される事もあります。

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犬の破折の対策

犬の破折の対策

歯が折れていても歯の内側まで浸食していない場合には、歯の表面部分の損傷部位を削ってセメントで埋める間接歯髄覆という治療法を施す事で元の状態に戻す事ができます。

歯髄まで病変が及んでいる場合には直接歯髄覆とう法という治療法が施される事もあります。

ただし、この治療法は歯髄まで病変が及んで1~3日以内には有効な治療法ですが、3日以上の時間が経過してしまった場合には抜歯や抜髄根管治療などの治療が施されています。

犬の破折の予防

破折の予防

破折の予防としては、あまり硬いものを噛ませないようにする事が大切です。おもちゃや歯磨きガムなどの硬いおやつを与える場合には常に破折が起こっていないかをチェックするようにしましょう。

また、歯みがきを定期的に行う事も大切です。理想的には毎日ですが、少なくても2・3日に1回は歯磨きを習慣化しておくようにしましょう。

その際には破折が起こっていないかをチェックするようにしましょう。歯磨きは初めから歯ブラシによる歯磨きをするのではなく、まずは口の周りや口の中を触らせるようにする事から始めます。大人しく触らせたら、褒めたり、ご褒美を上げて触らせるといい事があるという事を学習させていきます。

大人しく触らせてくれるようになったら、指にガーゼを撒いて歯を磨いてみます。その後、歯ブラシによる歯磨きをしていきます。

破折が確認された場合にはすぐに動物病院で診察と適切な治療を施すようにしましょう。

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まとめ

破折は痛みを伴ってしまい、犬が生活する上で大切な食べるという事に支障をきたしてしまう結果となってしまいます。

健康被害を及ぼしたり、食べなくなってしまうと免疫力が低下して他の疾患を引き起こす原因にもなってしまいます。

ただ、破折は原因がはっきりしているので予防する事は難しいわけではありません。

初期の状態であれば歯の保存が可能である可能性が高いので、日頃の歯磨きによって破折をしていないかをチェックを行うように心がけましょう。

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