肛門・排泄

犬のお尻が臭い…【臭う原因・対策・腸内環境について解説】

犬の健康状態が良好であれば、おしりの臭いはそれほど気になることはありません。しかし、通常とは明らかに異なるニオイがした場合は、その原因を知る必要があります。

犬は人間とは違い、自分の状態を伝えることができません。病気や体調不良がある場合は、早期に治療することが重要です。

そのため、飼い主である私たちは犬のおしりの臭いの原因を知ることが重要です。これにより、犬の健康を適切に管理し、早期発見や対処ができるようになります。

 おしりが臭い原因

お尻が臭い原因は様々で、原因によって問題ない場合はありますが、体調の変化や病気の前兆など注意しなければならないものもあるため、心当たりがないか一つ一つ確認をしていきましょう。

肛門嚢からの分泌物

犬の肛門の少し下あたりには、肛門嚢という袋が左右に2つあります。

ここから肛門腺が分泌されており、これがニオイの原因となります。この分泌物は、犬の体調に関係なく健康な犬でも分泌されるという特徴があります。

肛門腺は、通常は便と共に自然に排出されます。しかし、運動不足の子や肥満気味の子だと、便といっしょに排出できないまま、肛門嚢にたまってしまうことが少なくありません。分泌物がたまと、犬はお尻を床にこすりつけたり、お尻をなめる行動をすることが多くなります。

ドッグフード

ドッグフードを新しい種類に変えたばかりの時にお尻が臭くなりやすければ、もしかしたらドッグフードがあっていない可能性があります。

ドッグフードが体に合わない場合、体内で十分に消化できずに消化不良の状態が起こります。腸内にガスがたまって臭いおならが出るのです。

病気

お尻が臭くなるという症状を持つ病気には、肛門嚢炎肛門周辺の炎症などがあるほか、精巣脳腫や膣炎、コクシジウムなどの病気が考えられます。

このうち肛門嚢炎というのは、分泌液がたまりすぎた肛門嚢に細菌が感染して炎症を起こすというもので、ひどくなると肛門から出血することもあります。肛門周辺の炎症が起こっている場合には、肛門の部分が赤くはれたり悪臭を放つことがあります。犬は痛みを感じるので、少し肛門のエリアに触れただけでも泣くことがあるでしょう。

精巣脳腫というのは、睾丸に脳腫ができてしまう病気ですが、犬にとっては自覚症状が起こらないことが少なくありません。一方の膣炎は、ニオイが強い分泌液が膣から出るという病気で、尿の回数が増えたり、気になる部分をなめる回数が増えるなどの症状が起こります。

コクシジウムは、コクシジウムに感染したネズミを食べることで感染する病気で、発症すると血便や下痢、脱水症状が起こります。

飼い主が気づかないという事はなく、急性でこうした症状が起こるため、自宅で経過観察せずに速やかに獣医へ見せる必要があります。

おしりが臭いときの対策

犬のお尻が臭いなと感じたら、まずは分泌物の可能性を疑うことから始めましょう。

肛門腺のニオイは、例えるなら魚介類の匂いと類似しています。放置しても問題はありませんが、家具や寝具、飼い主の服などに匂いがついてしまうこともあり、気になるという人は多いでしょう。

その場合には、トリミングなどで肛門絞りというケアを受けると、一時的ではあるものの、ニオイを解消できます。家庭でお風呂に入れる時でも、肛門絞りの方法が分かればケアしてあげると良いでしょう。

肛門絞りしないとどうなる?自宅できる手順をご紹介>>

ドッグフード変更後に臭くなった場合

もしも新しいドッグフードに変えてからお尻が臭くなった場合には、フードが犬にあっていない可能性を考え、元のフードに戻してみる事をおすすめします。特に穀物類を原料としているものは、犬によっては体質に合わないことが少なくありません。合わないドッグフードを食べ続けていると、食物アレルギーやアトピーの原因となってしまうこともあります。

そうならないためには、犬が口にするフードの一つ一つにも気を配ることをおすすめします。

上記の方法でもお尻の匂いが解決できない場合には、獣医の診察を受けましょう。もしかしたら病気かもしれません。病気の場合には、適切な診察と治療を行うことで、犬にとっては快適な毎日を取り戻すことにつながります。

 腸内環境を整える

腸内環境を整えることは、人間にとってだけでなく犬にとっても健康管理の面でとても大切です。犬の腸内環境が劣悪になると、便秘や下痢が起こりやすくなりますし、食物アレルギーやアトピーが起こりやすくなってしまいます。

飼い主が良かれと思って与えているドッグフードでも、犬の体質とあっていなければ意味がありません。体内に吸収されるはずの栄養成分は消化不良な状態で便として排泄されてしまうでしょう。

そうした生活が続くことで、犬は少しずつ体内の栄養バランスが悪くなり、免疫機能が低下して病気にかかりやすくなることも考えられます。

腸内環境を整える際には、まず食生活を見直すことが大切です。

食生活では、できるだけ善玉菌を増やすことを考えて、ドライフードやウェットフードなど加熱調理されたものだけでなく、ヨーグルトなど善玉菌が多く含まれている食べ物や、善玉菌のサプリメントをおやつとして与えるという方法も効果的です。

その他にも、ニンニクやキャベツ、アスパラガスなどの野菜、バナナやリンゴなどのフルーツには、オリゴ糖と食物繊維が豊富に含まれており、犬が食べても安全です。

こうした食材を使って食事を手作りすることもまた、犬の腸内環境改善にはおすすめです。

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 まとめ

犬のお尻が臭い時には、いくつかの原因があります。

多くの場合には肛門絞りをすることで解消できますが、中には病気が潜んでいるケースもあります。もしもニオイが続く場合には、獣医を診察すると良いでしょう。

普段の生活では、できるだけ腸内環境を改善できる食べ物を積極的に与えることで、腸内の善玉菌を増やせます。

また、ドッグフーが犬の体質に合っていない可能性も考え、ドッグフードを変えた際にはおならが増えないかどうか慎重に観察することもおすすめです。

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