こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
つい先日、ある飼い主様からの質問でこんなものがありました。
「着色料無添加(不使用)のおすすめのドッグフードを教えてください!」
質問をいただいた飼い主様にはもうすでに返答済ですが、改めて返答内容を記事にしたいと思います。
目次
ちょっと待って!着色料だけを気にすれば良いわけではない
この質問をいただいた時は
「着色料だけが気になるのかな??」と少し疑問に感じました。
確かに市販されているドッグフードを見ると、赤や緑、黄色など鮮やかな色合いの粒が目立ちます。
人間同様にこの着色料という人工添加物は体に良くないものです。
例えば下記のようなタール系(石油が原料)は発がん性や遺伝毒性、染色体異常、アレルギーなどが認められています。
【危険な着色料】
赤色2、3、40、102、104、105、106号
黄色 4号、5号
青色 1号、2号
緑色 3号
最近ではネットの普及で「着色料はだめ」という意識をしっかり持たれている飼い主様も多くなっていますね。
そのため無着色=無添加のようなイメージを持たれている方も多いのかもしれません。
着色料以外にも気をつけたいポイント
着色料だけでなく、市販されているドッグフードの中身を見ると「犬の健康にとって」負担になる原材料は他にも多くあるのです。
(1)危険な人工添加物が含まれていないか?
下記の人工添加物も発ガン性物質やレルギーなどの原因になる可能性があります。
愛犬の健康のためのフード選びであれば、必ずチェックしましょう。
【危険な人工添加物】
・BHA(酸化防止剤)
・BHT(酸化防止剤)
・ソルビン酸 、ソルビン酸カリウム(保存料)
・亜硝酸ナトリウム(発色剤)
・フレーバー(着香料)
など
(2)良質な原材料で作られているか?
言い換えると、「原材料はゴミ同然、廃棄直前の粗悪なものではないか?」ということです。
ペットショップに並ぶドッグフードの原材料欄をよく見てみてください。
- 原材料の一番最初が小麦やとうもろこしではなく「○○肉」といった良質なお肉や魚か?
- 肉「類」や○○ミールといった粗悪な肉原材料が使用されていないか?
- ビートパルプ、塩、動物性油脂、大豆ミールといった犬にとって負担の大きい原材料は入っていないか?
もし仮に上記であげたような原材料が含まれる場合、愛犬にとって栄養価が足りなかったり、別の病気のリスクを高めてしまう可能性があります。
ドッグフードに使用される小麦やトウモロコシは廃棄同然のもので栄養がありません。また消化吸収率が悪いためほぼ便として排出されます。犬にとって一番大事な栄養素は動物性タンパク質です。その栄養を摂取するためには良質なお肉や魚がメイン(第一原料)であることが重要です。
ドッグフードに使用される肉類(ミール)は肉以外の内臓や表皮、骨や毛皮なども含みます。それを粉砕(レンダリング)して粉状にしたものがミールと呼ばれます。肉としての栄養価は期待できません。それどころか人の食用には適さない病気でなくなった動物の死体や腐敗した動物なども平気で利用されています。
ここで挙げた危険な原材料については別の記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。
【関連記事】
こんなドッグフードは注意!ひと目で分かる危険な原材料や粒の見分け方【図解】|ドッグヘルスアドバイザーが解説します
ではどのようなドッグフードを選ぶべきなのか?
ここまで読んでいただいた飼い主さんであれば
「着色料が不使用ってだけじゃダメなんだ・・・」
と感じていただけたかと思います。
ではどのようなドッグフードを選べば良いのでしょうか?
◆良質なお肉や魚がメインのもの
◆粗悪な原材料を含まないもの
とはいえ、数百種類あるドッグフードの海の中から選ぶのは大変!だと思いますので
ドッグヘルスアドバイザーの立場からおすすめのドッグフードを紹介します。
継続することが一番大切なので「良質」&「お手頃価格」のフードを厳選しましたので参考にしてください。
着色料不使用!おすすめのお手頃ドッグフード3選!
モグワンドッグフード
「食いつき」と「健康」を兼ね備えた人気のドッグフード。手作り食がコンセプトで安心原材料のみ!
人工添加物不使用(着色料や保存料など) | ◎ | 保存料:ミックストコフェロール(ビタミンE)※天然 |
良質なお肉や魚がメインのもの | ◎ | チキン生肉・サーモン |
粗悪な原材料を含まないもの | ◎ | 人間でも食べられる原材料のみ |
価格 1.8kg 3,960円
※定期購入すれば最大20%割引制度あり
【原材料】
人気の穀物不使用(グレインフリー)です。
モグワンは我が家の愛犬もずっとお世話になっている良質なドッグフードです。
「手作り食」がコンセプトというだけあって、まるでスーパーで選んできたような安心材料ばかりです。
チキンの他にサーモンをメインに使用しているため低脂肪・低カロリーなのも人気の理由。
◆小型犬・シニア犬
◆手作り食のような安心材料のフードをあげたい方
◆低脂肪・低カロリー
▼最大20%オフ!公式通販サイト▼
カナガン
正真正銘のチキンの生肉たっぷりで食いつき抜群!
人工添加物不使用(着色料や保存料など) | ◎ | 保存料:ミックストコフェロール(ビタミンE)※天然 |
良質なお肉や魚がメインのもの | ◎ | チキン生肉 |
粗悪な原材料を含まないもの | ◎ | 人間でも食べられる原材料のみ |
価格 2kg 3,960円
※定期購入すれば最大20%割引制度あり
【原材料】
骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ
カナガンもモグワン同様に穀物不使用(グレインフリー)です。
カナガンはイギリスなど世界でも人気の高品質なドッグフードで、人気の理由は「食いつき」です。
使用しているのは犬が大好きな「チキン」!
原材料の半分以上をチキンで占めており正真正銘のお肉たっぷりのフードです。
今までドライフードは食べなかった偏食ワンコでもカナガンなら食べた!という報告が多いのが特徴的。
お肉が多い分、高タンパク(33%)です。
子犬や運動量が多いワンコにもおすすめです。
◆食いつきが良いフードを探している
◆子犬・運動量が多いワンコ
ナチュロル
珍しい国産の穀物不使用フード!100円から試せるコースあり。
人工添加物不使用(着色料や保存料など) | ◎ | 完全無添加(保存には注意が必要) |
良質なお肉や魚がメインのもの | ◎ | 新鮮牛生肉(北海道・兵庫県産)、新鮮鶏生肉(兵庫県産)、新鮮馬生肉(カナダ産)、新鮮魚生肉(兵庫県産) |
粗悪な原材料を含まないもの | ◎ | 人間でも食べられる原材料のみ |
定期コース(850×2袋)
1.7kg:4980円
※初回は100円(30g食いつきお試しサイズ)
【原材料】
新鮮牛生肉(北海道・兵庫県産)、新鮮鶏生肉(兵庫県産)、新鮮馬生肉(カナダ産)、新鮮魚生肉(兵庫県産)、タピオカ(タイ産)、魚粉(北海道・長崎産)、紫さつまいも(タイ産)、チーズ(国産)、ココナッツ(フィリピン)、りんご繊維、鶏粉末、胡麻、ひまわり油、乳清、安定持続型ビタミンC、天然バイオフラボノイド、海藻、脱脂粉乳、オリゴ糖、乳酸菌
(国産だとどうしてもコストがかかるため、カサ増しとして穀物がよく利用されてしまうのですが・・・)
ナチュロルは国産では珍しい穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードです。
また今注目の安定・持続型ビタミンCがたっぷり入っており老化防止、免疫力アップに期待できるフードです。
ナチュロルは初回は100円でお試しできるコースがあります◎
◆国産フードで探している
◆シニア犬
まとめ
以上、無着色のおすすめドッグフードをまとめました。
そうです。
着色料不使用と書かれていても中身を見ると、結局粗悪な原材料だらけのフードは沢山あります。
「着色料不使用」というだけで無添加のイメージを持ってもらえるという企業の戦略ですね。
大事なのはすべての原材料です。
毎日同じものを食べる犬にとってドッグフードは体のベースを作る全てです。
愛犬の健康や長生きを願うのであれば、一度ドッグフードを皆してあげてください。
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