オーブンベークド(OVEN BAKED)グレインフリー ドッグフードの評価や原材料の安心度&口コミは?|ドッグヘルスアドバイザーが解説します

[出典:amazon.co.jp]
こちらのフードは名前の通り、「オーブン」でじっくり時間をかけて製造された低温調理のフードになります。

一般によくあるドライフードは製造コストを抑えるために高温で加工することが多く、その結果、栄養分は破壊されてしまうのですが、このフードは10倍の時間をかけてじっくり低温でオーブン調理されています。

バリエーションも豊富でスタンダードなもの、グレインフリーのもの、子犬用、シニア犬用と展開されています。

今回はスタンダードなアダルトチキンでみていきます。

ドッグヘルスアドバイザーとして評価します!ドッグフード選びのご参考にしてください。

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おすすめ度

おすすめ度は星3つ!

star3

こちらの採点内容はページ下部で詳しくご紹介します。

オーブンベークド アダルトチキン小粒商品情報

原産国

カナダ

対象は?

成犬用

原材料

好ましくない部分は青文字で表しています。

フレッシュ骨抜きチキン、ライ麦、チキンミール、キャノーラオイル(トコフェロールとクエン酸の混合物で保存)、フィッシュミール、玄米、オート麦、丸麦、大麦、亜麻仁、エンドウ豆繊維、リン酸ナトリウム、サーモンオイル、炭酸カルシウム、乾燥鶏卵製品、ナチュラルフレーバー、海塩、塩化カリウム、リン酸カルシウム、タウリン、塩化コリン、タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、イヌリン(プレバイオティクス)、グルコサミン塩酸塩、ユッカシジゲラエキス、コンドロイチン硫酸、ビタミンE、タンパク質キレート銅、ベータカロチン、タンパク質キレートマンガン、ホウレンソウ、ナイアシン、リンゴ、バナナ、ブルーベリー、ブロッコリー、クランベリー、ドライケルプ、サツマイモ、ビタミンA、D-パントテン酸カルシウム、リボフラビン、チアミン一硝酸塩、ビタミンD3、ビタミンB12、ピリドキシン塩酸塩、ヨウ素酸カルシウム、葉酸、亜セレン酸ナトリウム、ローズマリーエキス

気になる原材料

・穀物(オート麦ミール、ひき大麦、ひき玄米、ひき精白大麦、ひきライ麦)
・ミール系原材料(ニシンミール、チキンミール)
・海塩

穀物

オート麦ミール、ひき大麦、ひき玄米、ひき精白大麦、ひきライ麦

犬は穀物が苦手です。
なぜ苦手か?それには2つの理由があります。

(1)穀物は犬のアレルギーを起こしやすい

最近本当にこのアレルギーで悩むワンコは多いのです。。。

穀物(トウモロコシや小麦)はアレルゲンになりやすいとされています。
それにもかかわらず加工のしやすさ、またコスト削減のために「かさ増し」のために
多くのドッグフードではこの穀物が使用されています。

私の愛犬も謎のお腹の湿疹からの痒みの症状で悩んでおりましたが
グレインフリーに切り替えたことで症状が改善しました。

だたしこのフードには一番アレルゲンになりやすいとされる「小麦(グルテン)」は含みません。
=グルテンフリーです

(2)犬は穀物を完全に消化できない

詳しく解説すると

  • 犬の唾液には「アミラーゼ」と呼ばれる、でんぷん質の炭水化物を分解する酵素が含まません
  • 消化器官が草食動物に比べ短いため穀物をうまく消化することができません

つまり完全に消化されず、うんちとして出てきます。=ウンチの量が増える!

ずっと食べ続けることによって肥満や糖尿病、消化器官の異常や、アレルギーといった病気のリスクに繋がるため
ワンコの健康のためにグレインフリーを選びましょう。

ミール

ニシンミール、チキンミール

安価なフードで記載されている肉粉や〇〇ミールにあたる原材料はとても危険です。なんでも混ぜてしまえ!という具合で何が入っているかわかりません。肉以外の骨や爪、トサカや糞尿までもが粉々にされている実情があります。

しかしながら、このフードはミールとはありますがHACCP(ハサップ)認証ドッグフードになります。

HACCPとは
人間の食品衛生管理システムです。食品の原材料生産から加工・流通・販売・消費に至るまでのすべての過程について、工程ごとに分析を行い、危害を防止する管理基準を定めて継続監視することにより、危害の発生を未然に防ぎます。

つまり、主原料に使用されている原材料は人と同じ基準をクリアしているということですので、安価なフードでみられるような低品質なミールではありません◎

犬は人ほど汗を大量にかかないため、汗と一緒に流れてでしまう塩分が少なく、さほど多くの塩分摂取は必要としません
もともと獲物の体液を舐める程度で十分な塩分補給をしてきた動物なのです。

原材料に含まれている塩分以外にも、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となります。

これは「食いつき」をよくするために添加されている「塩」ですので、良質な肉を使用したフードであれば本来必要のないものです。

また塩分を摂りすぎると人間同様、高血圧や心臓病のリスクが高くなります

栄養成分

粗タンパク質 22%以上、粗脂肪 12%以上、粗繊維 3.5%以下、水分 10%以下

価格は?

1kg:3,300円(税込)

オーブンベークド アダルトチキン小粒を採点評価

判定項目※ 判定 判定内容
高タンパク
原材料にタンパク質源である「肉」が1番目に表記されているか
チキンが1番目にきています
肉副産物不使用
人間でも食べられる品質か(副産物✕/肉粉✕)
ミール系原材料がありますが、 HACCP(ハサップ)認証ドッグフード ということで〇
穀物不使用
低炭水化物/低アレルゲンか
オート麦ミール、ひき大麦、ひき玄米、ひき精白大麦、ひきライ麦
無添加
有害な人工添加物が含まれていないか
不使用  混合トコフェロール自然保存料
価格
続けていける価格か
1kg:2200円(税込)
採点
◎=2,◯=1,△=0,✕=-1
6/10点中 ↓最終判定↓

ドッグフード選びに大切な5つのポイントを判定項目にしています

↓↓↓
さらに、上の5項目に加えて気になる点をチェックします。
気になる点があれば減点方式として判定します。

↓↓↓

さらに気になる点をチェック(減点方式)
判定項目※ 判定 判定内容
不安な原材料はないか ×(-1点)
その他
最終採点
◎=2,◯=1,△=0,✕=-1
5/10点中

オーブンベークド アダルトチキン小粒の口コミ・評判は?

  • 最近アレルギーが出て、安心して与えられるフードを探してこれに変えました。
    よく食べますし、小さくて食べやすそうです。
  • 食べムラがありますが、こちらのフードは残すことなく食べてくれます。
    また小粒で食べやすそうなのも気に入ってます(^^)
  • 名前の通りベイクドしあげなので、食い付きが非常に良いです。
  • 好きキライの多い我が家のトイプーはオーブンベイクドのご飯しか食べません。
  • 1ヶ月半ほどたちましたが、フケがマシになり
    毛並みもパサパサだったのが柔らかくなったように思います。

オーブンベークド アダルトチキン小粒分析まとめ

以上、オーブンベークド アダルトチキン小粒の分析でした。

穀物の割合が多く、犬にとって不必要な「塩(海塩)」が入っているためマイナスです。

同じシリーズでグレインフリーの商品もありますが、2kg 5,292円(税込)と値段が跳ね上がります。またそちらにもやはり「塩」が入っていますので、特に小型犬にとっては塩分の過剰摂取による心臓病のリスクが心配です。

グレインフリーで無添加のものをお探しであれば

正直このフードの価格を出すのであれば、他にもグレインフリー&無添加&塩不使用のフードがありますので、そちらがおすすめです。

例えば当サイトでおすすめしているイギリスのカナガンドッグフードならチキン生肉メイン&穀物不使用・無添加で2kg3,980円と同価格帯です。不安な材料がない人気フードですので併せてご検討ください。
カナガンドッグフードの商品詳細&採点記事はこちら

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ドッグヘルスアドバイザー(認定番号H0533号)愛犬のアレルギーと涙やけに悩みドッグフードを調べるうちに危険な原材料が使用されていたことに気付きました。大切な愛犬にぴったりな安心安全なドッグフードを選びましょう。このサイトがドッグフード選びのお役に立てば嬉しいです。