その果物与えて大丈夫でしょうか?
ドライフードを食べている犬にとって豊富に水分がふくまれる果物は大好物です。
でも欲しがるからといって何でもOKではありません。中には中毒症状をおこし重篤な症状を引き起こすものもありますので注意が必要です。
- 健康に良いものでも少量ずつ与えて様子を見ましょう。(初めてだと下痢やアレルギーを起こす場合もあります)
- 葉・茎・皮・種・芯は危険!皮を向いて葉や茎、芯、種は取り除いて与えましょう。
- なんでも与え過ぎは要注意です。一口サイズ程度に抑えましょう。
犬に与えて良い果物
りんご◎
りんごに含まれるペクチンは腸内環境を整えてくれる効果があります。さらに体内の栄養バランスを整えるミネラルやカリウムも含むため疲労解消にも期待できます。
与え方のポイント
- 茎・葉・種は中毒性があるので必ず取り除く
- すりおろして水で薄めれば水分補給に!(←夏場水を飲んで欲しい時にいいですね)
いちご◎
ビタミンCを豊富に含んでおりストレス軽減効果が期待できます。果物の中ではカロリーが低めなので減量時のおやつにピッタリ。
与え方のポイント
- ヘタは取り除きよく水で洗う
- 表面の種は食べても大丈夫です
バナナ◎
整腸作用でお腹スッキリ!手軽なエネルギー補給に◎愛犬が疲れ気味の時やおなかの調子が悪い時にすこし与えてみては?
与え方のポイント
- 皮を向き、表面の筋を取り除きましょう
- 一口サイズに切って与えましょう
みかん◎
果実だけならOKです。柑橘系の果物は茎・葉・外皮に中毒性物質を含むものが有ります。また与え過ぎると嘔吐下痢などの原因にもなりますので一口だけにしましょう。
与え方のポイント
外皮をむき、房の薄皮や筋を取り除きましょう
すいか◎
90%が水分のため低カロリーで他の果物に比べても少し多めに与えてOKです。カリウム豊富で利尿作用もあるため夏バテ解消にも効果的です。
与え方のポイント
- 皮部分は与えず種は丁寧に取り除きましょう
- 少し凍らせてシャーベットにしても喜びます
梨◎
90%が水分のため、スイカ同様に水分補給が手軽にできます。体温を冷ます働きやカリウムによる利尿作用もあるため夏バテ解消にも効果的です。
与え方のポイント
- 皮をむき、種や芯は取り除きましょう
- 果実のみ一口サイズに切って与えましょう
柿◎
細胞の酸化を防ぐβ-カロテンやビタミンCを豊富に含みます。ただし干し柿は食物繊維を多く含むため与えないほうが良いでしょう。
与え方のポイント
- へたを取って皮をむき、種を取り除きましょう
- 一口サイズに切って与えましょう
メロン◎
水分が多く、吸収されるのが早い糖分を含むため、夏バテのときなどにおすすめ。特にβ-カロテンを含む赤肉がおすすめです。
与え方のポイント
- 皮をむき、種・ワタを取り除きましょう
- 一口サイズに切って与えましょう
与えてはいけない果物
ぶどう✕
腎不全や下痢などの中毒症状が多く報告されています。すでに腎臓に持病がある子は重篤症状を引き起こすことも有りますので絶対に与えてはいけません。
レーズンはもっと危険!
いちじく✕
中毒性のあるソラレンが嘔吐や過剰なよだれを引き起こします。摂取すると口の中で炎症を起こしますので絶対に与えてはいけません。
柑橘系の皮✕
外皮部分に中毒性分があります。これによって嘔吐や下痢を引き起こします。柑橘系を与えるときは必ず外皮を綺麗に取り除いて与えましょう。


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