出典 公式サイト
こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
ドッグフードを探される際に「国産」「国内製造」などを気にされる飼い主さんも多いと思います。
今回は国産無添加で知名度も高い「食糧ドッグフード」について調べて見ました。
原材料の安全度はどうでしょうか?
おすすめ度を判定します。
目次
食糧ドッグフードってどんなフード?
出典 公式サイト
簡単にポイントをまとめました
・国産原材料
・国内製造(埼玉の工場)
・人口添加物無添加
・パピー/成犬/シニアと3ステージ毎に別れており、それぞれ小粒・中粒・大粒と粒のサイズも分かれています。
食糧ドッグフードのなんとお試しは0円
出典 公式サイト
食糧ドッグフードにはお試しセットがあります。
そして値段は0円です。
楽天などのサイトでもお試しセットの販売がありますが、公式サイトであれば0円ですので公式サイトからの注文がおすすめです。
お試しセットの申し込みはこちら
国産原材料で、国内製造。
とっても安心なフードに思えますが、肝心の中身はどうでしょうか?
おすすめ度
おすすめ度は星3つ!
[star rating=”3″]
原産国
日本
対象は?
全年齢・全犬種
子犬用・成犬用・シニア用あり
食糧ドッグフード原材料
今回は成犬用のフードで中身を見ていきたいと思います。
※好ましくない部分は青文字で表しています。
豚肉、牛肉、馬肉、魚(カタクチイワシ・カツオ)、うるち米、オートミール、鰹節、大麦、ポテト、ライ麦、黒大豆、アルファルファミール、胡麻油、昆布、小麦、リノール酸、ビール酵母、果肉、天然消化酵素、ビタミンA・E・K・B1・B2・B6・B12・葉酸・ビオチン・コリン・C・D-パントテン酸カルシウム、ミネラル(Ca・リン・Mg・鉄・亜鉛・マンガン・銅・ヨウ素)、プロポリス
気になる原材料
・うるち米、大麦、ライ麦、小麦(穀物)
穀物
こちらのフードはお肉メインではありますが、よく見ると穀物もたくさん使用されています。
市販の安いフードでよく使用されている栄養価の少ない穀物ではないですが、やはり犬にとって穀物は苦手な原材料です。
その理由は2つあります。
(1)穀物は犬のアレルギーを起こしやすい
最近本当にこのアレルギーで悩むワンコは多いのです。。。
穀物(特に小麦やとうもろこし)はアレルゲンになりやすいとされています。
それにもかかわらず加工のしやすさ、またコスト削減のために「かさ増し」のために
多くのドッグフードではこの穀物が使用されています。
私の愛犬も謎のお腹の湿疹からの痒みの症状で悩んでおりましたが
グレインフリーに切り替えたことで症状が改善しました。
こちらのフードでは小麦がたっぷり使用されているため、アレルギーを引き起こす可能性があるフードです。
(2)犬は穀物を完全に消化できない
詳しく解説すると
- 犬の唾液には「アミラーゼ」と呼ばれる、でんぷん質の炭水化物を分解する酵素が含まません
- 消化器官が草食動物に比べ短いため穀物をうまく消化することができません
つまり完全に消化されず、うんちとして出てきます。=ウンチの量が増える!
この食糧の穀物は、安いフードに見られる粗悪なものではありません。
そのため穀物=絶対ダメという訳ではありませんが、この価格帯のフードをわざわざ選ぶのであれば穀物が使用されていないフードをおすすめします。
特にアレルゲンになりやすい小麦が入っているため避けられる方も多いのが事実です。
穀物不使用(グレインフリー)、小麦不使用(グルテンフリー)という種類のフードがあるということは、それだけ需要があるということです。
国産無添加のグレインフリーであれば「ナチュロル」をおすすめします。
このナチュロルはお肉メインで穀物は一切不使用、人口添加物の不使用です。
国産はどうしてもコストがかかるため、穀物を「カサ増し」として使用するケースが多いのですが
このナチュロルは通販限定にすることでお手頃価格でのグレインフリーを実現したフードです。
100円でお試しできるキャンペーンもありますので、是非試してみてください。
食糧ドッグフード栄養成分
栄養成分を見ると
・脂質が低め
・ミネラル成分が公表されていない
である点が気になります。
食糧のように穀物の割合が高いフードは、お肉の割合が少なくなりタンパク質量が低くなってしまいます。
タンパク質は犬にとって一番重要な栄養素。
全てのベースになるものです。
成犬期であれば25-30%程度が理想です。
また脂質も低めですね。
脂質と聞くと低いほうが良い!という気になりますが、実は犬にとって脂質も大事な栄養素の一つです。
低ければいいという訳ではありません。
低いと毛艶が悪くなったり、皮膚トラブルが起こりやすくなります。
ミネラル成分については公表義務がないため、公表しないメーカーも多いです。
しかしながら、カルシウムやマグネシウムなどの過剰摂取などは犬の病気を引き起こす原因にもなりますので
選ぶ際はミネラルがしっかり公表されているフードをおすすめします。
価格は?
1kg当たり⇒1,480円
成犬用S(スモール)で算出。
粒の大きさや内容量によって価格が違います。
公式サイトの価格表はこちら
食糧ドッグフードを採点評価
判定項目※ | 判定 | 判定内容 |
---|---|---|
高タンパク 原材料にタンパク質源である「肉」が1番目に表記されているか |
◎ | 豚肉、牛肉、馬肉、魚 |
肉副産物不使用 人間でも食べられる品質か(副産物✕/肉粉✕) |
◎ | 国産原材料で安心の原材料と言えます |
穀物不使用 低炭水化物/低アレルゲンか |
✕ | うるち米、大麦、ライ麦、小麦 |
無添加 有害な人工添加物が含まれていないか |
◎ | 無添加 |
価格 続けていける価格か |
◯ | 1kg:1,628円 |
採点 ◎=2,◯=1,△=0,✕=-1 |
6/10点中 | ↓最終判定↓ |
※ドッグフード選びに大切な5つのポイントを判定項目にしています
さらに、上の5項目に加えて気になる点をチェックします。
気になる点があれば減点方式として判定します。
判定項目※ | 判定 | 判定内容 |
---|---|---|
不安な原材料はないか | ×(-1点) | – |
その他 | – | – |
最終採点 ◎=2,◯=1,△=0,✕=-1 |
6/10点中 | 国産原材料で国内製造で安心度は高いですが、原材料を見ると穀物の割合が高いのが気になります。そのためタンパク質量や脂質も低いです。 |
食糧ドッグフードの口コミ・評判は?
楽天の口コミです
- ここ2~3年はこのフードを中心に与えています。ドッグフード特有の臭さは無く、クッキーのような甘い香りです。我が家のワンコ達は何でも食べるので食いつきは分りませんが、長いこと船に揺られて届く物より、保存料なしとの表示を信じこれからも続けるつもりです。
- 匂いもドックフードらしくない甘い香りです。良く食べてくれてます。
- 何を食べさせても食欲旺盛なワンコ達なので食いつきのほどは分りませんが、何よりドッグフード臭さがないので私が気に入っています。何か大きな支障が出ない限り続けるかもしれません。
- ドックフード臭さは無く、おやつのような甘い匂いです。我が家のワンコ3匹は、何を食べても食欲旺盛なので食いつきは分りませんが、国産で保存料なしとのことなので安心して与えられるかと思います。こちらのフードを少し、続けてみようと思います。
口コミを見ると「食いつきが良い」「フードが臭くない」といったものが多いですね。
確かに国産のフードは、さすが魚の出汁というか鰹節の良い香りがします。
吉岡油糧ドッグフードとの関係は?
数ある国産ドッグフードの中で「吉岡油糧」というドッグフードがあります。
もしかしたら名前を聞かれたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか?
この食糧と吉岡油糧は共通点が多く
・国産
・原材料
・アドバイザーが同じ人
系列なのかと確認したところ「全くの別会社です」との返答でした。
・吉岡油糧の方が高い
・吉岡油糧は一部外国産
・吉岡油糧は穀物&大豆ミールが入っている
という点で、フードの質としては食糧のほうがおすすめです。
吉岡油糧について詳しく評価した記事はこちら↓
吉岡油糧の実際の評価は?人気の国産ドッグフードを専門家が分析|原材料や栄養成分などは大丈夫?
食糧ドッグフード分析まとめ
以上、吉岡油糧ドッグフードの分析でした。
国内製造・国産原材料とパッと見ると良質なフードですが、
・穀物の割合が高い
・タンパク質量が低い
・脂質が低い
と気になる点も多いフードです。
同じ価格帯であれば、犬に負担のかからない穀物不使用のフードをおすすめします。
同じ国産無添加の穀物不使用のドッグフードであれば「ナチュロル」がおすすめです。
ナチュロルは国産原材料・国内製造で、国産では珍しい穀物不使用のフードです。
100円でお試しできるキャンペーンもありますので是非この機会にご利用ください。
穀物不使用でまず体感するのは「うんちの量が減ること」です!
当サイトでは無添加のグレインフリーフードをランキングでご紹介しています。是非ご参考にしてください。
↓おすすめランキングはこちら↓
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