犬のよだれは車酔いのサイン!?すぐに実践できる犬の車酔い対策を紹介!

ナチュナルドッグフートのひろば公式アンバサダー犬
■プロフィール
名前:ももた
犬種:ビーグル
年齢:9歳
食べているドッグフード:モグワン
好きなこと:ボール遊び
※ドッグフードの試食やサイト内で使用する写真のご協力をいただいております

外出するからには愛犬にもドライブを楽しんでもらいたいですよね。

ただ、人間と同様に犬も車酔いをするのはご存じでしょうか。

そこで、愛犬とドライブを楽しみたい方向けに、犬の車酔い対策を紹介します。併せて犬が車酔いしているサインなどもまとめたので、是非参考にしてみてください。

犬も車酔いするの?

犬が車酔いで吐くことを防ぐ方法を獣医師が解説!

結論、犬も人間と同じように車酔いします。

主な要因は、人間と同じく、三半規管のバランス感覚の乱れや視覚と内耳からの感覚の不一致です。

とくに、子犬や若い犬、初めて車に乗る犬は車酔いをしやすい傾向があります。

犬が車酔いする3つの理由

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犬が車酔いする3つの理由をまとめました。

理由がわからないと対策を立てられないため、愛犬とドライブを楽しみたい飼い主の方は、
参考にしてみてください。

車内の揺れ

犬が車内の揺れで車酔いするのは、内耳の平衡感覚が乱れるためです。

とくにの動きに伴う揺れや急な方向転換は、犬の内耳にある三半規管が敏感に反応し、バランス感覚を混乱させます。

この混乱が原因で、脳は吐き気や不快感を引き起こす信号を送信するのです。

また、視覚と体の感覚が一致しないため、犬はさらに不安を感じやすくなります。

これらの要因が組み合わさることで、犬は車酔いを起こしやすくなるのです。

ニオイ

犬が車内の匂いで車酔いする理由は、嗅覚が非常に敏感だからです。

とくに新しい車の匂いや化学物質、香水、たばこ、ペットの匂いなどが混ざり合うことで、不快感を引き起こす場合があります。

犬の嗅覚は人間よりも遥かに鋭いため、車内の匂いが強く感じられるのです。

犬の不快感を払拭してあげるためにも、芳香剤等の使用は避けましょう。

環境の変化

犬は慣れない環境に置かれると、強いストレスを感じます。

ストレスは犬の消化器官に影響を与え、吐き気や車酔いを引き起こすと言われています。

第一に重要なのは、車に慣れさせてあげることです。愛犬のためにも、まずは短いドライブから始めてあげましょう。

犬が車酔いしているサイン

愛犬が車酔いしているかどうかは案外、簡単に見極められます。

そこで、犬が車酔いしている6つのサインをまとめました。

急に鳴き出す

愛犬が「クォ~ン」と鳴き始めたら注意してあげてください。

急に鳴き出すのは、車酔いの初期症状であると言われています。

愛犬は気分が悪いことを、不安げに鳴いて伝えているのです。

症状が悪化すると、吠え始めるケースもあります。

症状の悪化を防ぐためにも、愛犬が鳴き始めたら休憩を挟んであげましょう。

息が荒い

車の揺れや動きによって内耳が影響を受けると、犬のバランス感覚が乱れ、吐き気や不快感を引き起こします。

また、息が荒くなるのは、体が酔いに対する反応を示しているサインと言われています。

比較的、呼吸の乱れはわかりやすい兆候なので、見逃さないようにしてあげてください。

よだれを垂らす

愛犬がよだれを垂らしているのは、車酔いのサインのひとつです。

普段より多くのよだれを分泌することで、犬は車酔いの症状を少しでも緩和させようとしています。同時に息が荒くなっているので、わかりやすいサインであると言えるでしょう。

愛犬のよだれが多くなってきたら、落ち着くまで休憩させてあげてください。

嘔吐する

犬も人間と同じく、車酔いが悪化すると嘔吐します。

嘔吐は犬がかなりの不快感を覚えている証拠です。

犬が嘔吐した際には、相当の苦痛を感じているので、迷わず車を停めて、外の空気に触れさせてあげてください。

ぐったりする

頭を低い位置でぐったりしているのも車酔いのサインです。

「普段より元気がない」「話しかけても反応を示さない」という場合は、すでに車酔いが悪化しています。さらに悪化すると、嘔吐するおそれがあります。

換気等の対処をして、車酔いの症状を和らげてあげましょう。

あくびをする

愛犬が頻繁にあくびをするようになったら、気にかけてあげましょう。

犬があくびをするのは、単に眠いからではなく、不安やストレスを感じている時にも見られる行動です。

車酔いは揺れや車内のニオイだけでなく、不安やストレスも原因のひとつであると考えられています。そのため、あくびの回数が増えた段階で、愛犬に休憩を与えましょう。

犬の車酔いを防ぐ対策

愛犬とドライブを楽しむためには、車酔い対策が必須と言っても過言ではないでしょう。

そこで、犬の車酔い対策を5つ紹介します。

こまめに休憩を取り入れる

最も簡単にできる車酔い対策が、こまめに休憩を取り入れることです。

理想としては、愛犬に休憩の都度、外気に触れさせてあげましょう。外に空気に触れることで、心身ともにリフレッシュでき、車酔いの症状が和らぎます。

犬をゲージに入れて固定する

ドライブの際には、犬をゲージに入れて固定するのも有効な手段です。

ゲージに入れて固定することで、犬が感じる車内の揺れを最小限にとどめられます。緩く固定するのではなく、しっかりとゲージを固定するのがコツです。

急ブレーキや急発進を減らす

車内の揺れが、車酔いの要因であると前述しました。

当然、急ブレーキ、急発進が多いと車内の揺れは増します。

急ブレーキ、急発進は愛犬にとって大きなストレスとなるでしょう。

また、荒っぽい運転は愛犬に「ドライブ=辛い」という印象を与えかねません。

飼い主、愛犬ともに気持ち良くドライブを楽しみたいなら、安全運転を心がけましょう。

犬用の酔い止めを活用する

犬用の酔い止めが販売されているのはご存じでしょうか。

犬の車酔いを防ぐために、市販の酔い止めを活用するのもひとつの手段です。

店頭やECサイトなどで購入できます。

犬用の酔い止めを試した経験がない方は、一度、利用してみてもいいかもしれません。

乗り物酔い軽減グッズを活用する

愛犬の車酔いを防止したいなら、乗り物酔い軽減グッズを使用してみてください。

例えば、犬が感じる車内の揺れを最小限にとどめるために、下記のようなグッズが販売されています。

  • ドライブボックス
  • ドライブキャリー
  • ハーネス/シートベルト

それぞれ高価な商品ではないため、試してみる価値はあるかと思います。店頭やECサイトなどで購入できるので、愛犬のためにも一度チェックしてみてください。

犬の車酔いに関するQ&A

犬の車酔いに関する質問をまとめました。

一番簡単にできる犬の車酔い対策は?

一番簡単にできる犬の車酔い対策は、こまめに休憩をとることです。

とくにドライブに慣れていない愛犬を車に乗せる場合、頻繁に休憩を取り入れてあげましょう。

車酔いしやすい犬の特徴は?

子犬や若い犬はまだ内耳のバランス機能が完全に発達していないため、車酔いしやすいです。

また、車に乗る機会が少ない犬は、揺れや動きに慣れておらず、車酔いをしやすくなります。

まとめ

いかがでしょうか。

本記事をご覧頂き、車酔いのサインや愛犬の車酔い対策を知ることができたかと思います。

最近では、犬用の酔い止めや酔い止め軽減グッズの活用が主流になってきています。

愛犬と気持ち良くドライブを楽しむためにも、本記事で紹介した対処法と併せて酔い止め軽減グッズを利用してみてはいかがでしょうか。

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暁彦松井

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