犬の静電気を防止するには?アレルギー・毛玉の原因になる前に対策しよう!

ナチュナルドッグフートのひろば公式アンバサダー犬
■プロフィール
名前:ももた
犬種:ビーグル
年齢:9歳
食べているドッグフード:モグワン
好きなこと:ボール遊び
※ドッグフードの試食やサイト内で使用する写真のご協力をいただいております

愛犬の静電気ケアでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、本コラムでは静電気が犬に与える影響と対処法を解説します。

併せて今すぐ実践できる裏技も紹介しているので、静電気対策にお悩みの方は、是非最後までご覧ください。

犬に静電気が発生しやすい理由

犬には静電気が発生しやすい環境が整っています。

なぜなら、犬の被毛は絶縁体の役目を果たし、乾燥した環境では静電気が蓄積しやすくなるためです。

とくに冬場や湿度の低い季節では、空気中の水分が少ないため、静電気の放電が難しくなり、結果として被毛に静電気が溜まりやすくなります。

また、犬がカーペットや布製の家具の上を歩くと、摩擦が生じます。摩擦によって被毛に静電気が蓄積されるのです。

さらに、犬は頻繁に体を振ったり掻いたりするため、この動作でも静電気が発生しやすくなります。

実は危険?静電気が犬に与える影響

静電気が犬に与える影響を甘くみてはいけません。

そこで、飼い主に知っておいて欲しい静電気が愛犬に与える影響を紹介します。

痛みを感じる

まず前提として、犬にも痛覚があります。

怪我を負って辛そうにしている愛犬の姿を目の当たりにした経験がある方も少なくないでしょう。

つまり、人間が静電気に痛みを感じるように犬も同様に痛みを感じます。

また、静電気の音に驚いてしまう犬も少なくないようです。

痛みや不意の衝撃は、犬にストレスを与えます。

愛犬のストレスを緩和してあげるためにも、静電気対策を徹底しましょう。

アレルギー反応を誘発するおそれがある

静電気そのものがアレルギー反応を誘発することはありません。

ただ、犬の被毛は放電しにくい性質があるため、帯電しやすく室内に舞うほこりや花粉、ダニの死骸などのハウスダストといった原因物質を引き寄せるおそれがあります。

以上の要因により、静電気はアレルギー反応を誘発する可能性があると言われています。

毛玉ができやすくなる

まず静電気が発生すると犬の毛が立ち、絡み合いやすくなります。

絡み合った毛は、放置すると毛玉になってしまうので注意が必要です。

とくに毛の長い犬種は静電気により、毛玉ができやすいのでこまめにブラッシングしてあげてください。

皮膚疾患につながる

静電気によってできた毛玉を放置し続けると、皮膚疾患につながるおそれがあります。

なぜなら、毛玉が毛穴を詰まらせることで細菌や炎症が起こりやすくなるためです。

また病気のリスクだけでなく、犬は毛玉ができると皮膚が引っ張られ痛みを感じます。

愛犬のストレス・病気リスクを下げるためにも、静電気対策を徹底してあげるべきです。

静電気が発生しやすい犬の特徴

実は静電気が発生しやすい犬には3つの特徴があります。

下記にまとめたので、是非参考にしてください。

ロングコート犬

ロングコート犬は長くてふさふさした被毛が摩擦を生じやすいため静電気が発生しやすいと言われています。

代表的な犬種は下記の通りです。

  • ボーダーコリー
  • ゴールデン・レトリバー
  • シェットランド・シープドッグ

また、上記の犬種の毛は、冬の乾燥した季節や室内の暖房が効いている環境では、空気中の湿度が低下しやすく、静電気の発生がしやすくなります。

犬の中でも、ロングコート犬の場合、入念なブラッシングや湿度管理が求められます。

室内犬

室内犬は屋外犬と比べ、静電気が発生しやすいと言われています。

なぜなら、通気性の良い環境で暮らす屋外犬と比べ、毛が乾燥しやすいためです。とくに空気が乾燥しやすい冬は、影響を受けやすくなります。

シニア犬

シニア犬は腰や関節を痛めているケースが多いため、床材との間に摩擦が起きやすくなります。

摩擦によっても静電気は生じ、活発な犬と比べると、シニア犬の方が帯電しやすい傾向です。

また、外出の機会が減ってしまうのも静電気が発生しやすいひとつの原因であると言われています。

なぜなら、屋外で帯電した電気を放電できないためです。

年齢的な制限があるため、シニア犬に適した静電気対策を実践してあげましょう。

犬の静電気を防止する方法

犬の静電気対策を獣医師が紹介【モイスチャームース】

犬の静電気を防止する方法を紹介します。

簡単にできる予防法ばかりなので、是非参考にしてみてください。

犬専用の静電気防止スプレーを使用する

愛犬を静電気から守る便利グッズを活用してみるのもひとつの有効な手段です。

例えば、ブラッシング前に使用するブラッシングスプレーの利用を検討してみてください。

当製品に含まれたオイル成分により、犬の毛を乾燥から守ります。

適度に保湿できるため、乾燥により生じる静電気を抑制できるのがメリットです。

店頭やECサイトで簡単に購入できるため、一度、チェックしてみてください。

犬専用の服を活用する

犬専用の服を活用することで、静電気を防止できます。

なぜなら、服を着ることで、被毛同士や外部の物との摩擦を減少できるためです。

服が被毛をまとめることで、絡まりや毛玉の発生を防ぎます。

とくに小型犬の服のバリエーションは豊富です。

可愛い商品も多数揃っているので、犬専用の服の活用を検討してみてもいいかもしれません。

室内の湿度を調整する

室内の乾燥を防ぐために、湿度を40〜60%に保ちましょう。

室内の湿度を40〜60%に維持することで、犬の皮膚や毛の乾燥を防止できます。

そもそも夏場に静電気が発生しにくいのは、湿度が高いためです。

湿度を維持したいなら、加湿器などを積極的に活用しましょう。

静電気が発生しやすい布製品に気をつける

化学繊維が用いられている布製品は、摩擦で静電気が発生しやすいと言われています。

例えば、下記のようなものに化学繊維が用いられています。

  • ソファ
  • カーペット
  • ベッド

静電気を防止したいなら、コットンや麻、ウールなどの天然繊維が用いられている布製品を選びましょう。

愛犬の皮膚の乾燥を防ぐ

愛犬の皮膚の乾燥は、静電気を発生しやすくなります。

皮膚の乾燥を防止するために、下記の方法を試してみてください。

  • 室内の湿度を40〜60%に維持する
  • 保湿成分のあるシャンプーを使用する
  • 犬用の保湿スプレーやクリームを使用する

ただ、シャンプーの際には過度な洗浄は避けてください。

頻繁なシャンプーは皮膚の油分を奪い、乾燥を悪化させることがあります。

また、獣医師に相談して犬用の保湿スプレーやクリームを使用してみるのもひとつの有効な手段です。

愛犬にリンスをする

リンスには犬の毛を適度に滑らかにする保湿成分が含まれています。

そのため、毛の乾燥を防ぎ、静電気を抑制できるのです。

もし自分でリンスを使用するのが不安な場合は、最寄りのペットサロンに相談してみてください。

質の良いシャンプー&リンスとサービスの提供を期待できます。

今すぐに実践できる犬の静電気に対する対処法

「どうしても今、静電気に対処したい」という方向けに、今すぐ実践できる2つの対処法を紹介します。

とても簡単な対処法なので、今日から実践してみましょう!

ハンドクリームを使用する

愛犬だけでなく、飼い主の手が乾燥している場合でも静電気が発生します。

例えば、愛犬を撫でたり、抱き上げたりしたときなど「パチッときた」という経験がある方も少なくはないでしょう。

飼い主がハンドクリームを使用し、手を保湿することで、愛犬を静電気から守れます。

すでに自宅にハンドクリームがある方は、さっそく実践してみてください。

犬に触れる前に放電する

犬に触れる前に、壁や木の家具に触れておくと、体内に蓄積された静電気を放電できます。

とても簡単な対処法ですが、高い効果を期待できます。

ルーティン化さえしておけば、苦労を感じることなく取り組める対処法です。

本格的に寒くなる冬が到来する前に、ルーティン化しておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか?

本コラムを最後までご覧頂き、静電気が犬に与える影響を詳しく理解することができたのではないでしょうか。

結論として、静電気が犬に与える影響を甘くみてはいけません。

静電気によって毛玉が発生し、放置し続けると、皮膚疾患につながるおそれがあるためです。

本コラムで紹介した静電気対策は、どれも複雑な手順を要するものではありません。

専門知識やスキルがなくても実践できる対処法ばかりなので、愛犬に健康で長生きしてもらいたい方は、是非実践してみてくださいね!

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暁彦松井

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