「毎晩愛犬がベットに入ってくるのはなぜ?」
「愛犬が足元で寝る理由を知りたい」
愛犬に対してこのような疑問はありませんか?
当記事では、なぜ愛犬がひっついて寝るのはその理由を紹介します。
是非参考にしてください。
目次
犬がくっついて寝る理由は?
犬が飼い主にくっついて寝るのは、愛らしい行動ですが、そこにはさまざまな理由があります。
飼い主への忠誠心や本能的な要素、環境の快適さなど、犬の行動には深い意味が隠されています。
下記にて、主な理由を詳しく解説します。
飼い主への忠誠心
犬は飼い主に対して深い信頼と愛情を持つ動物です。
くっついて寝る行動は、その忠誠心の表れと言えます。犬にとって飼い主は「群れのリーダー」であり、安全と安心を象徴する存在です。
一緒にいることで飼い主との絆をさらに強めようとしているのです。
また、犬は飼い主の体温や心臓の鼓動を感じることで、安心感を得ています。
この行動は、犬がどれだけ飼い主を信頼しているかを示す証拠とも言えます。
一緒に寝た方が暖かいから
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犬は寒さに敏感な生き物です。
一緒に寝ることでお互いの体温を分け合い、暖かさを感じられるのは、犬にとってとても快適です。
特に冬場や夜間の冷え込む時間帯にこの行動が見られることが多いです。
もともと、野生の犬やオオカミは群れで体を寄せ合いながら眠る習性があり、これにより体温を保持していました。
その名残が、現代の犬にも受け継がれているからですね。

集団で寝るという本能があるから
犬は本来、群れで生活する動物です。
野生では仲間と寄り添って寝ることで外敵から身を守ると同時に、群れの一体感を保っていました。
この本能が現在でも残っており、飼い主との触れ合いを求める行動につながっています。
犬にとって「群れ」とは家族そのものであり、くっついて寝ることは「自分は群れの一員だ」という安心感を得ることができるからです。
また、集団で寝ることで危険の察知もしやすくなることからくっついて寝るという習慣があります。
飼い主のベッドが寝やすいから
単純に、飼い主のベッドが犬にとって快適だという理由も考えられます。
柔らかい布団や温かい毛布の感触は、犬にとって居心地の良い場所です。
また、飼い主のベッドには飼い主の匂いがしみついているため、安心感を覚えやすいのです。
さらに、高さや寝心地の良さが犬の好みに合っている場合、そこを特等席として選ぶことも珍しくありません。
結果的に毎日ベットの中に潜り込むという行動を起こします。
犬と寝る際にどの場所にいる?位置でわかる犬と飼い主の関係性
犬が飼い主と一緒に寝るとき、どの位置にいるかは、犬の性格や飼い主との関係性を映し出します。
愛犬がどこにいるかで、信頼感や安心感、時には甘えん坊度合いがわかるかもしれません。
それぞれの寝る場所とその意味を詳しく解説します。

足元やまたの間
犬が飼い主の足元やまたの間で寝る場合、適度な距離を保ちながらも「群れ」としてのつながりを感じている証拠です。
この位置は、犬にとって快適で安全なスペースでもあります。
足元は動きやすく、周囲を観察しやすいため、警戒心が強い犬が選ぶことが多いです。
また、またの間は暖かくて柔らかいため、特に小型犬にとって居心地が良い場所です。

背中
犬が飼い主に背中を向けて寝るのは、飼い主を信頼しているサインです。
背中を見せることは、外敵に背を向けるのと同じで、完全に安心していないとできない行動です。
このポジションを取る犬は、飼い主を頼れるリーダーとして認識している可能性が高いです。
また、自分が守られているという安心感を感じている場合もあります。
頭・枕の近く
頭や枕の近くで寝る犬は、飼い主への強い愛情を示しています。
この位置は飼い主に最も近く、顔の匂いや呼吸音を感じられるため、犬にとって特別な安心感を得られる場所です。
また、飼い主を「特別な存在」として感じている犬に多く見られる行動です。
もしくは単純に枕を使って寝たいだけの場合もあります。

飼い主の腕を腕枕にしている
飼い主の腕を枕にして寝る犬は、強い甘えと信頼を表しています。
犬にとって腕枕は、人間の腕にぴったり寄り添うことで安心感を得られる特別なポジションです。
特に、幼いころから甘やかされて育った犬や、非常に飼い主との絆が強い犬に多く見られます。
また、飼い主の心臓の鼓動や温もりを感じることで、安心感を得られるという特徴もあります。
膝のうえ
普段愛犬を膝の上で抱っこしている場合、寝る時に膝の上にのってくることがあります。
膝の上=自分の居場所だと認識しています。
また、飼い主が動いた時にすぐにわかるということから犬が安心感を得やすいという特徴もあります。
犬とくっついてねるメリット
犬と一緒に寝ることで、飼い主側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
普段、なんとなくかわいいからだけで寝ている飼い主さんはこの機会に知識として頭に入れておきましょう。
セラピー(癒し効果)がある
犬と一緒に寝ることには、飼い主にとって非常に高い癒し効果があります。
犬の体温や柔らかい毛並み、寝息を感じることで、ストレスや不安が軽減されると言われています。
このような癒し効果は、セラピー犬としての役割にも通じるものがあります。
また、飼い主だけでなく愛犬もストレスや不安が軽減の効果があります。
犬が落ち着いて寝る
犬にとっても、飼い主と一緒に寝ることで精神的な安定を得ることができます。
特に、夜間に不安を感じやすい犬や、孤独を苦手とする犬にとっては、飼い主とくっついて寝ることで安心して深い眠りにつくことができます。
また、飼い主の呼吸や心拍音が犬にとって心地よい子守唄のような役割を果たし、リラックスを促します。
特に分離不安症の犬は、夜寝るときも1人だと不安なので飼い主の布団に潜り込んできます。
犬の異変にすぐに気づくことができる
犬と一緒に寝ることで、健康や体調の異変にいち早く気づくことができます。
たとえば、夜中に犬が頻繁に動いたり、苦しそうな呼吸をしている場合、すぐにそれを察知することが可能です。
また、体温や皮膚の状態に異常がある場合も、くっついていることで気づきやすくなります。
早期に異常を発見することで、適切な対応が取りやすくなり、愛犬の健康を守ることができます。
犬とくっついてねるデメリット
犬と一緒に寝ることにはたくさんのメリットがありますが、デメリットも存在します。
飼い主と犬の関係性や健康に影響を及ぼす場合もあるため、両者が快適に過ごせる方法を考えることが大切です。
以下に、犬とくっついて寝ることで起こり得るデメリットを紹介します。
犬が分離不安症になる可能性がある
犬と常にくっついて寝る習慣がつくと、犬が飼い主から離れることに強い不安を感じる「分離不安症」を引き起こす可能性があります。
特に、飼い主と長時間一緒にいる犬や、依存心の強い犬にとっては、独立性が育たず、一人で留守番をする際にストレスを感じやすくなります。
分離不安症は吠えや破壊行動など問題行動の原因にもなり得るため、適度な距離感を保つことが重要です。
寝相で犬が十分な睡眠がとれない・けがをする
飼い主の寝相が悪い場合、犬が蹴られたり、押しつぶされたりする可能性があります。
特に、小型犬や子犬の場合、けがのリスクが高まります。
また、犬が飼い主の動きに合わせて頻繁に場所を移動するようになると、十分な睡眠が取れず、疲労や健康への悪影響が出る可能性があります。
抜け毛やよだれで布団が汚れる
犬と一緒に寝ると、どうしても布団が汚れやすくなります。
犬の抜け毛やよだれ、さらには足の汚れなどが布団に付着し、頻繁に洗濯や掃除が必要になる場合があります。
特に、アレルギーを持つ飼い主にとっては、衛生面での問題があります。
ダニやノミなどの寄生虫が布団に移るリスクもあるため、愛犬と一緒に寝る場合は常にシャンプーやブラッシングをしてきれいを保ちましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
当記事で、犬がくっついて寝る理由を知ることができたと思います。
また、犬が寝る場所によって飼い主のことをどう思っているかも意外だったと思います。
また、犬とは寝る場所を別々にしたいという飼い主はパピーのころから一人で寝る訓練をさせることをおすすめします。


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