多頭飼いをしたいけど、どんな犬種が向いていないの?
先住犬との相性を知りたいけど、どうすればいいのかな?
そんな多頭飼いをするにあたって様々な疑問がありませんか?
当記事では、多頭飼いにむいていない犬の特徴を紹介します。
是非参考にしてください。
目次
多頭飼いに向かない犬の特徴を紹介
結論多頭飼いに向かない犬には、特徴があります。
犬の性格は、犬種関係なくバラバラです。
そこで、下記では犬種の枠を超えた多頭飼いに向いていない犬の特徴を紹介します。
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噛み癖(攻撃的)がある
噛み癖や攻撃性がある犬は、多頭飼いには向きません。
犬同士のコミュニケーションには、ある程度の距離感や譲り合いが必要ですが、攻撃的な性格の犬は他の犬に対して威圧的な態度を取ることがあります。
これは、トラブルやケガの原因となりかねません。
常に気が張っている犬や人・犬を見ると吠える犬は多頭飼いには向いていません。
甘えん坊・独占欲が強い
甘えん坊で飼い主への独占欲が強い犬も、多頭飼いには向いていないことがあります。
このタイプの犬は、飼い主の愛情を他の犬と分け合うことにストレスを感じやすく、他の犬に対して嫉妬や対抗心を抱くことがあります。
結果として、無理に多頭飼いをすることで、犬自身の精神的な健康を損なう可能性があります。
極端に臆病
極端に臆病な犬も、多頭飼いには不向きです。
他の犬の存在が不安や恐怖の原因となり、隠れて過ごすことが増えたり、体調を崩すこともあります。
また、臆病な犬は他の犬の行動に対して過剰に反応する場合があり、予期せぬ争いを招くこともあります。
このような性格の犬は、静かで落ち着いた環境で一頭飼いをする方が安心です。
年齢差が大きい
年齢差が大きい犬同士を飼うことも、多頭飼いのリスク要因となります。
若い犬はエネルギーに満ち溢れていますが、年上の犬は穏やかで静かな生活を好むことが多いため、生活リズムが合わずにストレスが溜まる可能性があります。
また、若い犬が年上の犬に対して過度に遊びを要求したり、逆に年上の犬が若い犬を支配しようとするなど、関係がうまくいかない場合が多々あります。
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多頭飼いに向かない犬種
多頭飼いに向かない犬種を紹介します。
どの犬種が多頭飼いに向いていないか知りたい方は是非参考にしてください。
和犬・闘犬
和犬や闘犬として改良された犬種は、独立心が強く、他の犬との社会性が乏しい場合があります。
特に柴犬や秋田犬のような和犬は、縄張り意識が強いため、他の犬と同居することでストレスを感じることが多いです。
また、闘犬の血統を持つ犬は、攻撃性が残っている場合があり、他の犬とのトラブルが起こりやすいです。
ミニチュア・ピンシャー
ミニチュア・ピンシャーは小型犬ながら活動的で自己主張が強い性格が特徴です。
このため、他の犬に対しても強気で接することがあり、争いの原因になることがあります。
また、繊細な一面も持ち合わせており、他の犬と競争する環境ではストレスを感じやすいです。
新たにお迎えする側・迎える側でも向いていないのでミニチュア・ピンシャーを飼育するときは1匹飼いをおすすめします。
ポメラニアン
ポメラニアンは小型犬ながら非常に気が強く、独占欲が強い性格のため、多頭飼いには不向きとされることがあります。
他の犬に対して嫉妬心を抱いたり、自分のテリトリーを守ろうとすることが多いため、ケンカになりやすい犬種です。
また、良く吠える犬種でもあるため近隣に迷惑をかけることもあるので多頭飼いには向いていません。
パピヨン
パピヨンは社交的な一面も持つ一方で、飼い主に対する依存心が強い犬種です。
他の犬と飼い主の愛情を分け合うことにストレスを感じやすく、他犬との同居がうまくいかない場合があります。
また、非常に感受性が強いため、環境の変化や他犬とのトラブルが心身に悪影響を及ぼすこともあります。
フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグは、人間に対しては穏やかな性格ですが、他の犬に対しては競争心を抱くことがあります。
また、暑さや寒さに弱い体質のため、他の犬と運動量や環境を合わせるのが難しい場合があります。
短頭種特有の呼吸の問題からも、ストレスを避けるために単独飼育が向いているとされています。
ペキニーズ
ペキニーズは自立心が強く、マイペースな性格が特徴です。
他の犬と一緒に暮らすことで、自分の時間やスペースを侵害されることに強いストレスを感じる場合があります。
また、短頭種であるため呼吸器系が弱く、運動量や環境管理が難しいことも多頭飼いのハードルが高い要因です。
ドーベルマン
ドーベルマンは非常に賢く、忠実な犬種ですが、独占欲や警戒心が強いため、多頭飼いでは他の犬とのトラブルが発生しやすいです。
特に、支配欲が強い性格の犬に対して攻撃的になる可能性があります。
体が大きくパワフルなため、万が一ケンカになるとケガを負わせてしまうことがあります。
ジャーマンシェパード
ジャーマンシェパードは知能が高く、訓練性に優れた犬種ですが、その賢さゆえに多頭飼いではリーダーシップを取ろうとする場合があります。
また、体力や活動量が多いため、他犬との運動量のバランスが合わないことも多々あります。
チワワ
チワワは小型で繊細な性格なので、他の犬との共存にストレスを感じやすい犬種です。
気の強い性格の個体も多く、自分より大きな犬に対して吠えたり威嚇したりすることが見られます。
また、小さな体はケガをしやすいため、大型犬との多頭飼いは特に危険です。
多頭飼いをする際は、先住犬との相性を考えよう!
現状1匹の犬を飼っているおり、新たに1匹をお迎えする場合は先住犬との相性を考えて選ぶようにしましょう。
犬にも性格があり、異なる犬種でも性格があえばトラブルなく生活することができます。
そこで、先住犬との相性を考えるうえで下記を参考にしましょう。
極端な年齢差がないか
多頭飼いをする際には、先住犬との年齢差を考慮することが重要です。
極端な年齢差があると、生活リズムや活動量に大きな差が生じるため、双方にストレスがかかる可能性があります。
特に若い犬はエネルギッシュで遊びたがりますが、高齢犬は静かな時間を好むことが多いため、無理に一緒に遊ぼうとしてトラブルになることも。
年齢が近い犬同士であれば共通のペースで生活しやすいため、負担が少なくなります。
性格があうか
犬同士の性格が合うかどうかは、多頭飼いを成功させる鍵となります。
先住犬が穏やかな性格の場合、攻撃的だったり自己主張が強い新しい犬はトラブルの原因となることがあります。
また、どちらか一方が臆病である場合も、もう一方の犬がストレスを与えることがあり、関係が悪化することがあります。
おとなしい犬ならお迎えする犬もおとなしい性格を選ぶようにしましょう。
性別
犬の性別も多頭飼いの相性に影響を与える要素です。
同じ性別同士の犬は競争心が強まりやすく、縄張り争いや支配関係のトラブルが起こることがあります。
特に未去勢や未避妊の犬同士の場合、性ホルモンの影響で衝突が生じやすくなるため注意が必要です。
一方で、異性の犬同士は比較的穏やかに共存できることが多いですが、繁殖を防ぐための対策も考える必要があります。
サイズ
犬同士のサイズの違いも、多頭飼いでは大きな課題となります。
サイズが極端に異なる場合、大きな犬が無意識に小さな犬を傷つけるリスクがあります。
特に遊びの際には、体重や力の差が原因でケガをするケースが多く報告されています。
また、生活環境や運動量も異なるため、両方の犬が快適に暮らせるように配慮する必要があります。
多頭飼いのメリット・デメリットは?
多頭飼いには、犬・飼い主それぞれメリット・デメリットがあります。
下記にて、それぞれ紹介します。
是非参考にしてください。
- 自然と犬慣れする
- 飼い主不在時に寂しくない
- 犬同士で遊んでくれる
- 社会性が育つ
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デメリット
下記がデメリットです。
- 費用が1頭より増える
- 犬同士のトラブルが起きる可能性
- それぞれのパーソナルスペースが必要
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多頭飼いをする前に!先住犬とお迎え犬の相性を確かめる方法
お迎えをしたい犬と今飼育している犬の相性を知りたい
こんな時にどうすればよいのでしょうか?
下記にて、解決方法を紹介します。
ドッグランで遊ばせてみる
多頭飼いを始める前に、先住犬とお迎え犬の相性を確認するために、ドッグランで一緒に遊ばせてみる方法があります。
ドッグランは犬同士が自由に遊びながら、自然な形でコミュニケーションを取ることができる場所です。
ここで、犬たちがどのように接するか、遊び方や距離感を観察できます。
特に先住犬が他の犬に対して攻撃的な性格や縄張り意識を持っている場合、ドッグランでその反応を見ることができます。
逆に、臆病な犬が他犬に圧倒されてしまう可能性もあるため、慎重に観察しましょう。
トライアル期間として数日生活を共にする
先住犬とお迎え犬の相性を確かめるために、数日間一緒に生活をさせてみる「トライアル期間」を設けることも効果的です。
この期間に犬同士の関係がどうなるか、実際に同じ家で過ごしながら観察できます。
特に食事や寝床、遊びの時間など、犬同士がどれだけお互いに配慮できるかが重要なポイントです。
トライアル期間中、飼い主は犬たちのコミュニケーションに注意を払い、ストレスのサインやトラブルの兆候を早期に察知して一緒に生活することが可能か確認しましょう。
多頭飼いをする際に、飼い主が注意すること
多頭飼いは、犬同士の相性も大切ですが飼い主の犬への対応も変化します。
下記にて、多頭飼いをするに当たり買主が注意することを紹介します。
是非参考にしてください。
金銭・時間的余裕はあるか
多頭飼いを考える際には、金銭的および時間的な余裕があるかをよく考慮する必要があります。
犬が一頭増えることで、食費、医療費、トリミング費用、さらには犬のためのスペースや生活環境を整える費用が増加します。
特に「多頭飼いに向かない犬」を迎える場合、個別のケアが必要になることが多く、より手間がかかるため、飼い主が忙しくてもきちんと対応できる環境が整っているかどうかが重要です
愛情はフェアに注ぐこと
多頭飼いを行う際は、愛情をすべての犬にフェアに注ぐことが大切です。
特に、嫉妬心や独占欲が強い犬は、新たに迎えた犬に対して攻撃的になる可能性があるため、先住犬にも新しい犬にも平等に接することが求められます。
犬それぞれに個別の関心を示し、特に「多頭飼いに向かない犬」を迎える場合は、その犬の性格に合わせた対応を心掛ける必要があります。
ルールをしっかりと決めること
多頭飼いをする場合、ルールをしっかりと決めることが非常に重要です。
犬同士の関係性や生活環境において、一貫したルールがないと混乱やトラブルが発生しやすくなります。
例えば、食事の時間や寝床の場所、おもちゃの使い方など、各犬が自分のスペースや権利を理解し、守ることができるように明確なルールを設けましょう。
あくまで秩序は、先住犬ではなく飼い主が作り守るものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
当記事にて、多頭飼いに向いていない犬の特徴・犬種を知ることができたと思います。
現状犬を飼っており、もう1匹お迎えをしたい方は当記事で紹介した内容を再度確認することをおすすめします。
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